とはいえ俺も元増田の言うように、大量の教材を持て余していた部類だ。小学生低学年の勉強なんて100点取るのが当たり前で、アスペ気味だが平均以上の学力があった俺は進研ゼミの教材なんてかったるくてやってられなかった。立派なゲーマーとなった今でこそ素振り1000回の重要性は心身共に理解できているが、8歳児の俺からすれば2回目の素振りですら苦行であり堪えられるはずがなかった。それでも高い金を払った親は少しでも元手を回収するべく半ば強制的に俺に教材を消化させようと奮闘していた。
https://www.catalina.ed.jp/wp-content/uploads/2018/04/EPSON0191.pdf
朧気な記憶から検索したが、今西祐行「一つの花」という作品だった。
問「そんなとき、お父さんは決まって、ゆみこをめちゃくちゃに高い高いするのでした。」このときのお父さんの気持ちを答えなさい。
今見ても割と難しい問題だと思う。当時の俺にとっては難しいを通り越して意味不明な問題だった。高い高いと空腹や貧困がどう結びつくのか?このお父さんは貧困に脳をやられてしまったのではないか?そもそもアスペ気味だという自覚すらない頃の俺に人の気持ちなどわかるはずもない。無理なものは無理だと見切りをつけた俺はさっさと解答を見た。
答「ゆみこに今自分が与えられるのは高い高いくらいしかないという気持ち」
その時俺に電流走る……!
当時の俺にとって正直こそが正義であり、ごまかしやはぐらかしをする大人はみんな悪だった。大人がはぐらかす時はだいたい自分のプライドを守る時か子供に余計なことを教えたくない時か単に知らない時だと、今でこそ言語化できるが、当時の俺はなんとなくそんな空気を嗅ぎ取って憎むべき悪だと思っていた。その憎むべき悪であるはずのはぐらかしが、教科書で肯定されているだと!?という衝撃がまずひとつ。
そして小学校低学年の国語教材なんて概ね素直なものだ。書いてあることを書いてある通りに理解すれば良い。言葉の裏を読む必要なんてない。ところがこの教材は高度な文脈の理解を必要としており、他の教材と比べても異質であった。小学校低学年にわかるわけがないと思った。これは俺だけじゃなくてみんな理解できないんじゃないかと思った。なんでいきなりこんなレベル差のある設問が?という衝撃。事実そのとおりで、後日学校でこの教材を扱う授業があり、先生が同じ質問をした時、それまで我先に手を上げて指名を欲していたはずの無邪気な同級生達は、しんと静まり返ってしまった。
その中で俺は恐る恐る挙手し、進研ゼミで得た通りの解を答え、先生から大いに褒められた。これが3つ目の衝撃だ。進研ゼミは悪魔の教材だと思った。「これ、進研ゼミでやった問題だ!」という言葉が恐怖とともにリフレインした。これは学習ではない。単なるカンニングだ。先生は俺がどうやってこの答えに辿り着いたと思っているんだろう?
今となってはこれも立派な学習だったと言えるようになった。小学生の勉強なんてコピペで良い。原理原則の理解も大事だが、守破離の守を徹底することもまた大事で、とにかく大量の型を身につけることが重要な時期でもある。あの衝撃があったからこそ俺は文学の楽しさを理解できるようになった。
だがその後しばらく進研ゼミの教材は俺のトラウマとなった。アレは禁断の果実だ。手を出してはいけない――。
今の俺は巨人の頭頂にのり引かれたレールを爆走し人類の集積知を貪り食う日々を送っている。それでも進研ゼミと聞くとあの日の衝撃を思い出す。
宗教勧誘まがいのマンガにあてられ、入会特典とシールためてもらえる景品目当てに入会するも、そもそも勉強する意思がないから毎月大量に送られてくる教材の処分に辟易して親から...
俺は進研ゼミで人生変わった。 とはいえ俺も元増田の言うように、大量の教材を持て余していた部類だ。小学生低学年の勉強なんて100点取るのが当たり前で、アスペ気味だが平均以上の...
正しい回答は、「その幼女に触りたかったから」
赤ペン先生に悪罵の限りを尽くした答案提出したところがハイライトだったな
「赤ペン先生が女の人なら質問です。どんな柄のパンツをはいて採点してますか?」って書いたら、もののみごとにスルーされたな。
「情熱の赤です♡」って回答もらって東大受かって人生変わったわ
ビッグ東大やぞ(大東文化大学)
学校の授業の先取りみたいなことをするから予習効果が出て、授業の時、ああこれ知ってるやつだってなるじゃん? そうするとクラスメイトに対してマウント取るような感じになるんだ...
やっぱ活用してた人いるんだな。
単に予習やテスト前の勉強をしているだけなのにしてない他の連中より成績がよくなるもんだから自分が賢いかのような錯覚をしてしまうのはマジ。 俺自身はこんなものはまやかしだと...
アホでも大学行けるからなぁ。勘違いするのも仕方ないよね。
単にテスト前勉強したり卒論書いたりすればよかったのでは?
プラスαで勉強するにも一日の大半を占める学校でついて行けてる自信って大きいもんなあ
子供に自信を点けさせるのが大事ってこういうことだからなあ 人間は卑しい存在だ
積読するタイプは駄目だよね…
毎月ちゃんと、教材やって赤ペンやっとるうちは、それなりに成績あったぞ。高校受験はほぼ何もしないで抜けた。 といっても、俺はそういうの気になるタイプなので、宿題とかも全...
小学生の頃は割とサボってたけど高校入試(公立)まではかなり役立った 理科の図や写真がシールになっててノート取るのが楽だった 高校講座になるとイラスト類がずいぶん減って市販教...
塾講バイトやってから気付いたけど、教科書ガイド活用してたら、受験以外のテストでは効率的に点が取れるよな。 受験になってくるとテスト自体のルールが変わると言うか、それに合...
「教科書ガイドを買う」はライフハックだよな これ知ってるのと知らないので内申点の差が出るよな 推薦で受験楽したければ内申点稼ぐ必要があるがそれを補助してくれる
教科書ガイドの内容を最初から教科書に入れておけば、教師いらなくね?
正解大卒
中学の時、夏休みとかの長期休暇の宿題のドリルの答えを保管してる場所から毎回解答を盗んでたけど、あれは捗ったよホント。
友人がそれで回答配ってたなw
ドリルせんのかい
偏差値低い学校しかない地域ってさ教科書ガイドを置いているような書店がないんだよな インターネットの普及で少しは格差が縮まったのだろうか
放っておいても新しい参考書と問題集が送られてくるのでとても重宝した 高校生だったけど だからやっぱり本人が勉強する気でないと駄目よね
というか、追加で勉強したいから入会するもんなんじゃないんか 元増田みたいな人はなんで進研ゼミとったんだ、ファッションかなにかか?
部長のカミナリ
「腕(グーこぶし)」だったっけか。懐かしい…
親がマルチ断れない性格
親が共働きで分からない所あってもタイミング合わないし学校の先生も捕まえられないこと多いしって感じだった あと近所に画材屋がなかったから漫画家セットが欲しくて…
だからシールだって書いてあるだろ 小学生低学年のときは赤ペンとか提出するとがんばりシールって金色のやつがもらえるんだよ https://static.mercdn.net/item/detail/orig/photos/m44310385329_2.jpg まあ...
成績悪いと、くすんだ青色のシールだったなあ
塾とかユーチューブとかが無いなら学校の成績に特化した教材として役立つんだろうか 能動的に小遣いで本を買って読むとかしてるのが大学で伸びそうではあるが
小学校6年間やってたけど俺は自学自習には向いてないというのが分かったのが大きな収穫
「進研(しんけん)」と書いて「本気(マジ)」と読む
うーん・・・。
東大に行った従兄が進研ゼミやってた。しかし、何もしなくても県内第二位の成績を余裕で取る人(国語が「大の苦手」で、いくらか間違うために一位にはなれないらしい。)だったか...
中学生から何かやったけど、半年でやめた。 小学生のうち(またはそれ以前から)に習慣化しないと無理だ。あれは。
俺は小中学生の頃ずいぶんお世話になったな ド田舎の育ちだったが都会の人間と同質の教育を得られたのは大きい
楽勝で解ける問題を着実にルーチンで反復練習するのは訓練としては悪くない Z会は、難しくて楽しいけど解けないのにぶち当たるとスタックしてしまって結局は時間の無駄 研究者にな...
小学生の頃は進研ゼミを始めてから国算理社がオール5になった それまではオール4だった
チャレンジやっとけば受験勉強しなくてもMARCHなら入れる ソースは自分とマヂカルラブリーの村上
少なくとも俺はあれのおかげで毎日勉強するっていう習慣が身についたから 送られてきた教材をほとんど消化したし、習慣のおかげで高校卒業まで勉強で悩むってことがなかった 「学校...
付録でついてきた足し算とか割り算とかテトリスのノリで遊べるゲームがよかった まあもともと勉強は好きだったが
進研ゼミは知らんが、学研は使えなかったな。オカルト好きになってしまった。
宿題は溜めるしチャレンジも溜め込むタイプの人間だったが、「ふんわりした期限がある、解説付きの問題集がわざわざ選ばなくても毎月送られてくる」というだけでだいぶメリットだ...