イラストやらデザインやら、フリーランスの仕事で「作業が無駄になりました!」みたいなトラブル報告されているのをSNSで時折見かけるけど、自分は発注者側なんだけど特にトラブったことはないので(たぶんそれが普通)、初めての方へ依頼打診のメールする時に自分が気をつけていることを書いてみた。
署名も、会社名+苗字じゃなくて、部署名やら会社の住所やら一式あるのをつける。特にHPのない小さいプロダクションにいたときは気をつけていた。
イラスト5点。詳細は打ち合わせにて。じゃなくて、例えば月刊誌Aの企画Bに使用するモノクロの風景のイラスト5点、くらいは最低限書く。あとそれぞれのサイズなんかもできうる限り書く。
締切とか作業のスケジュールと、成果物の発表はいつごろ、販売はいつごろ、支払いはいつかも。
ちなみに、交渉されたこともないけど、自分は発注時点の金額アップ要請は受けないかな。初めは安く提示とかはしないのでアップする余地がない。場合と条件によっては一部先払いとか、支払い早めるとかは検討できる。
契約書必要な場合以外は発注書出す。ほとんどの人にいらないって言われるけど。別に欲しいって言っていいんやで?
最近はオンラインミーティングが楽にできていいよね。でもまあ今は、メールだけで平気ですって人も多い。
って感じかな。仕事経験浅い人に「これくらいは説明できるはずだから、詳細不明の依頼は気をつけようね」って参考にしてもらえればと思ったんだけど、書いてみたらマジで普通のことしかなかった。でも、知り合いに聞いてみるとこれらを満たさない打診メール、結構多いようだ。発注元の人、条件はなるたけ書いてあげた方がいいぞ…断られるなら早い方がお互い楽じゃないか。
口頭説明のが良いとか、実際に話しながら詳細を伝えたいとかいって、検討に必要な情報を最初に提示しきらなくていいとするのは発注元の怠慢だと自分は思っている。条件はメールで明確に提示できるはず。そもそも、数字や日付は文字の方がトラブルがない。ニュアンスや想いを伝えたい、相談したい。それはそのあとのお話。
ふわっとした話かけしてくる人は、一概に怪しいとは言わないけど、だいたいが時間を無駄にするだけで良い結果にならない。素敵なイラストですね!お仕事のご相談したいんですけどお電話できませんか?みたいなやつね。
あと、返信が極端に遅い人と、作業開始までに明確な金額とスケジュールを文字にしてこない案件は、信じられるところから以外は受けるかさらに慎重に判断した方がいい。(なお、この「信じる」は「この人なら絶対に大丈夫だよ!」という信頼ではなく「トラブっても仕方ないと受け入れられる」信仰である。)
発注元は確かに依頼先を選べるけれど、受注者だって発注元を選んでいい。どうしても発注元のが「偉い」という意識がある人がいるが、そこにあるのは偉い偉くないではなく、条件であって、折り合えるかどうかは双方に等しく決定権がある。はず。
発注元の人、受注者の人、これも最初に書くべきやろとかあったら補足おねがいします。
個人対個人ゆえにトラブってるのもよくみるけどね