2021-08-25

HIKAKIN氏の1000万寄付に対してイベント現場クリエイターが思うこと

自身の思いとは裏腹に、

確実に医療現場を圧迫し苦しめる(しめている)であろうイベントに加担してることに少なからず後ろめたさを感じてしまっていて、

コロナ禍の有象無象に限らず”会社員であるからには仕方のないことである”と自分に言いきかせてきたけれど、

自己嫌悪は日に日に増す一方で結構きつい。

同じ境遇で似たような思いを持っている人がいるのではないかと周りを見渡すも、

それぞれの利益ポジションからなのか、はたまた現場の高揚感や集団心理からなのか、

一様にその開催に対して驚くほど前向きかつ貪欲気持ちが悪い。

各々ネガティブ感情を表に出さないようにしているだけかもしれないが、それはそれでグロテスクな体質だ。

(とはいえ自分も決して表には出さぬようにしている。バレてるかもしれないけど。)

確実に医療崩壊している中で、

“Covid-19の陽性反応が出たが病院に受け入れてもらえず自宅療養中に亡くなってしまった”という痛ましいニュースコメント欄には、

医者病院を叩くもの散見された。

未曾有の事態最前線で1年半以上戦ってきてくれている方々にそりゃねぇだろ。

ただこの事態を作り出した一端を(無論僅かではあろうが)自分が担っているという事実に対し、

自身良心正義と、保身や承認欲求とが綯い交ぜになって本当に心がどうにかなってしまいそうだった。

そんなモヤモヤを抱えながらTwitterを眺めていた折、

HIKAKIN氏が動画制作のための1000万円を医療支援のために寄付したとのニュースが目に入った。

本当にかっこいいなこのお方は。

自分は曲がりなりにもクリエイターという立場仕事をしていて、周りには”クリエイティブ社会を良くするんだ”と息巻いているクリエイターが沢山いる。

それが商業クリエイターの在り方であり、正しいと思う。自分もそう本気で思って、モノを作っている。

一方で、”こんなモノつくるより何千万、何億とかけるより、その予算を丸ごと寄付した方が社会は良くなるだろ”という思うこともしばしばだ。

ただ雇われクリエイターという立場でそんなことを口に出すことはご法度だし、自身やその仕事存在意義否定することにもなる。

そのような考えを持つ自分にとって、

HIKAKIN氏の件のニュースは鮮烈だった。

彼も動画クリエイターとして、動画を作って世に出すことがその存在価値であって、

その予算を全額を寄付するということはその金額以上に大きな決断であると思う。

すぐさま自分もその動画概要リンクに飛んで、1万円寄付をさせていただいた。(氏に比べればかなり少額ではあるが。)

医療従事者の方々への感謝応援というよりは贖罪気持ちだった。

要は自分自身がなんとかスッキリしたくて行ったと言っても過言ではない。

またイベントネガティブな影響のことを考えると、

たかが1万円ではどうあがいても天秤が釣り合わない。

しかしこの気持ちにどうにか折り合いをつけたかった。

これだけ文章気持ちをぶつけても、自分はきっとこれからも具体的な行動は何も起こせないと思う。つくづく弱い人間です。

からせめて医療従事者の方々に感謝言葉を伝えていきたい。

医療従事者の方々、申し訳ありません。

そして本当にありがとうございます。頭が上がりません。

もう正直ツッコミどころ満載だとは思うのですが、名もなき人間立場の一考え、懺悔、書き殴りであることご了承の上、共感アドバイス批判などなど受け付けています

長文・乱文、失礼いたしました。

  • ヒカキン、許して…

  • 聖域ンTVも見習えよ!

  • 中心にあるのは、自分の仕事が世の中に貢献しているのだろうか、なんなら世の中のマイナスになっていないか?っていう後ろめたさだよね。 並のクリエイティブでは人を救うことなん...

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