2021-07-25

ピザ概念について、引っかかってる人よ…

anond:20210725024221

この場合概念と呼ばれるのは「ピザいいなぁ」じゃなくて「休日」だし

ピザいいなぁ」というのを概念にすると「ピザいいなぁ」で終わりでシチュエーションの言い換えにはならない。

概念本質的特徴に基づく分類だが、何を本質と捉えるかは実は、人によって異なる。これが理解のカギだ。

あなたにとっては休日概念ピザいいなぁを内包するようだけど、たとえば洋食と無縁の和食マニアにとってはそうじゃないだろう。ツイートの彼にとってはピザ概念の中に、「ただピザを食べること」が含まれない。ひょっとすると連休前に映画を見ながら食べるのは出前の寿司でもいいのかもしれない。

常にシチュエーション役割代替できるとは限らない。プリン概念プッチンプリンを含み、何を合わせて飲むのかなど問わない、規格品みたいに大人しい概念である可能性はありうる。

ツイートが人気なのは、人とは違った見方世界をとらえられる感性が人々の目に魅力的に映ったからだろう。近年うなぎ生産量が減るにつれ、ナス蒲焼き丼を、うな丼と称する向きも現れてきた。なすのうな丼が普及し、うなぎが希少になった未来で、うなぎ丼をみて首を傾げる消費者も出てくるかもしれない。そうなればもはや、うなぎ丼はうな丼概念に含まれない。時代が変われば言葉意味は変わる。概念は移ろいゆく。

正しい用語が使えないのに「本来的な思考」とか「外部出力された言葉」とか小難しく言ってるけど、

本来的な思考」=「概念」じゃないんだよね。言葉言語に関わるものに関して特に概念と言うのであって、

言語関係しない本来思考とは言っていない。

こういうのは「コンテクスト(文脈・その言葉が包括して持つ情報)」という言葉を使ったほうがいい。

コンテクスト言葉意味を共有するための背景情報だが、ツイートは誰もが疑いなく何を本質とするかを共有できている、という固定観念を揺さぶり、コミュニケーションの中で相互理解を探っていくことの面白さを表したもの

「俺が言ってるのは、食べものピザではなく、連休前の夜に映画でも見ながらピザを注文するという、ピザコンテクストのこと」

これでは、誰もが自分ピザの捉え方が他人と同じだと思っている、そんな固定観念性にダメージを与えられない。置き換えられたバージョンツイートは目を惹かず、リツイートもされないだろう。異化効果を失ったからだ。

無知なのにそれっぽく適当言葉を使ってるのが子供で愚かに見えてしまうし、そういう文章が何万リツイートされてるのが理解できない

そのギャップが「気持ち悪い」という感想をもたらしてしま

斜に構えて解らなさの根源を人の言葉かいの雑さ、ノイズとしてみると、世界は間違いだらけにみえる。その視点には当然、気持ち悪さがつきまとう。

だけど一見理解し難いが何らかの意味シグナルが込められているのでは? と思って探っていくと、学びは多いし、なにより楽しい

大人子どもを分類する冷たい檻の外に、思考自由がある。留まり続けるか、外に出るか。愚かなのはどちらかな?

記事への反応 -
  • これ言うのも野暮だろうけど、「概念」ってシチュエーションの事じゃなくて言葉の持つ抽象的な意味の事だから この場合概念と呼ばれるのは「ピザいいなぁ」じゃなくて「休日」だし ...

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