2021-01-31

“まともな”仕事に就いているけど老後が心配

老後が心配だ。

金銭的な意味で。

老後2000万円必要になるとの話が世間を騒がせた。

金融庁レポートを見てみると、夫65、妻60の世帯で、年金収入に対し月5.5万円不足するらしい。

月5.5万が30年続くと1980万、なので2000万円というわけだ。

先日結婚したので将来必要になるお金を考えてみた。

現在夫婦共に30歳、共働き世帯年収900万(税金社会保険料控除前)。

俺は“まともな”仕事筆頭の公務員だ。

からどのくらいの貯蓄ができるのか。

俺が今の職場で働き続けた場合退職金はおよそ1800万くらい。

妻は俺の転勤について回ったり、出産等で退職金は多く望めないだろう。

iDeCo夫婦で年28.8万で、運用益抜きだと30年で864万になる。

積立NISA夫婦で年80万、20年で1600万だ。

所得税住民税抜きにすると、ここまでで4264万の財産になる。

十分なように思えるが、支出も考えないといけない。

理想人生を考えよう。

まず、老後のための2000万。

子供は今いないが、妻は3人欲しいらしい。

生活費昇給した分で補うとしよう。

3人全員私立中学へ行った場合、400万×3で1200万。

全員私立高校場合、300万×3で900万。

全員私立大学場合、400万×3で1200万。

車もいつか買い換えるだろう。250万くらいにしとくか。

家も建てたい。頭金はいくらだ。適当に300万。

ここまでを合計すると、5850万。

明らかに足りない。

しかiDeCo、積立NISAを引き出せるタイミングを考えると、早い段階でキャッシュフローマイナスになるだろう。

育休を取るとしたら妻だ。その間収入は無くなる。

雇用保険育児休業給付金は、一人の子供につき、少なくとも一年給与の50%以上を支給してくれるが、

同じところに1年間勤めていないといけないという謎の縛りがあるため、転勤につきあわされる妻は利用できない可能性もあるだろう。

仮に受給できたとして、育休の間、一馬力で上記の貯蓄を達成するのはかなり大変と思われる。

子供が増えていけば尚更だ。

しかも、社会保険料じわじわと高くなっていき、手取りも思ったように増えないかもしれない。

家を買ったら住宅ローンも増える(アパートでないと住居手当が無くなる)。

親の介護費用必要になるだろう。いや自分介護費用無視するな。

子に相続する財産は?相場なんてあるのか?

自分たちの親からは多くは望めないだろう。

上に書いた「理想人生」は身の丈に合っていないことは認めざるを得ない。

子供3人が中高大と全員私立に行かせられるのは、裕福な家庭でないと難しいのだ。

では、私立学校を全て諦めたらどうだろうか。

仮に公立学校が市立の半額として、「理想人生から1650万浮いたとする。

定年までがんばった貯蓄が4264万で、「理想人生」5850万との差が1586万。

たったの1650万円では、ほとんどこれを埋め合わせるくらいの意味しか持たないのだ。

うだうだと上に書いた懸念は手つかずのまま。

「考えが保守的すぎる」かもしれないが、多少楽観的に考えたところで、お金心配が消えることはない。

子供3人に家も、なんて望み過ぎ」なのか。

これだけコツコツやっても、お金をずっと憂い続けていく人生

うちより収入が少ない世帯なんて山ほどあるだろう。

みんな大丈夫なのか?俺だけ心配しすぎなのか?

目先の利益を考える時、お金のやりくりは楽しいが、人生の終わりを考える時、暗鬱な気持ちになる。

まあ、平和に暮らせてる時点で恵まれてるよな。

子供ができなければどうでもいいしな。

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