そのジャンルは大衆参加型創作のような形で、ファンが各々自由にやっている。その敷居の低さから言語国籍問わずに多種多様なファンがいる。そのため素晴らしい絵を描く人がたくさんいる。
相互の挨拶は穏やかなもので、お互いに「貴方の絵はとても素敵です!」と拙い英語で褒め合った。実際、彼女のイラストは大変綺麗で可愛くて素晴らしい。フォロワーは納得の桁。
私たちは互いの国籍を把握している。そしてそれは他の相互も然りである。日本人も隣国人も大勢いて、互いに繋がっている。
そんな中、隣国の腐女子は政治的な話をする。具体的には、日本と隣国の問題に関して。
彼女は日本政府にかなり御立腹のようで、腹を立てるのにも疲れるほど腹を立てていて、ただ謝ってほしいだけなのだそうだ。
日本人と多くつながっている彼女がそういう発言を堂々とすることに、自分は少しギョッとしたが、人の考えは尊重すべきだ。隣国フォロワーの切なる訴えを受けて謝る日本人もいた。私は自分の言動に気をつけなければと密かに襟を正した。
彼女は多くのアニメオタクの例に漏れず日本のアニメが好きなようで、日本人とも多く繋がっているので、きっと冷静なものの見方をする人なのだろうと思った。私も冷静でいられた。
けれどダメだった。
最近起きた「キャンセルコリア」をご存知だろうか。詳しくは話さないが、とにかくあれにより自ジャンルの隣国ファンは荒れた。私の見てる限りでは、隣国フォロワーは相手方に平謝りしていた。怒り狂う相手方の一部の暴言に苦言を呈す人もいたが、基本的には平謝りだった。
その一方で、キャンセルコリアに便乗する日本の嫌韓右翼に対して怒っていた。まあそれはそうである。ただ、反発する発言の内容がかなり引っかかった。
「加害者であるお前たちが被害者の我々に口を出すな!身の程を知れ!」
要約するとそんな感じである。彼女本人が言ったわけではないが、そういったツイートを多くリツイートしていた。
彼女にとって結局、現代日本人との関係の根底は過去から地続きの被害者と加害者なのだなあと感じた。
それから、彼女の政治的なツイートを見るのがキツくなってしまってミュートした。
k-popにほとんど興味ないし、今まで隣国に対して無の感情しかなかったが、それ以来嫌韓気味になってしまっている。
嫌韓自体、人を煽り盲目にする毒のようなエンタメ性を感じていて距離を置いていたのに、いつのまにか隣国との関係で目についたニュースをタップし、隣国に顔を顰める日が続いている。
そしてそんなニュースのコメ欄に必ず沸く一部のネトウヨの発狂を眺めてさらに暗い気分になる。
こういったネトウヨの発狂を見て隣国の人はまた日本を嫌いになり、そんな隣国の人をみて日本人はまた隣国を嫌いになり、、、悪循環である。
女子大生の設定では
あっちのフェミってBLもご法度らしいね どっちか選ばなきゃいけない時が来ている
きついよね、そういうの。 どうしたらいいんだろうね。
この書き込みはフェミニズムと腐女子と韓流左派の仲を引き裂こうとするネトウヨ合作