2020-05-31

TBSラジオ山里亮太の不毛な議論 2020年05月27日放送分について

TBSラジオ山里亮太の不毛な議論2020年05月27日放送分の冒頭15分で

木村花さんの死とSNS攻撃された自分体験について語り

「今回のことは、僕は一生思っていきますし、考え続けます」と締めた。

ただ、この放送自体賛否両論で、

番組山里自身木村さんを揶揄するコメントをしていた加害性やその謝罪については一切触れず、

同じSNS攻撃被害を受けた立場として第三者的に話したのが悪い印象を与えたようだ。

自分感想としても、この放送は失敗だったと思う。

まずは放送時間全部使って木村さんのことや自分のことについて語るべきだった。

テレビ放送に乗らなかった木村さんの印象や思い出をスタジオメンバーからこそ知る話として

たくさん語ってほしかった。

山里言葉センスは、悪口自己卑下で笑いを取るときだけじゃなく、悲しんだり、悔やんだり、

思い出を語ったりするするときにも発揮されることを示してほしかった。

山里自身も多くのスタッフ家族を支えている立場上、自分責任と言い切って謝罪するのが難しいのはわかる。

からもっと主観的自分の中の喪失感、罪悪感や、今の芸風についてこの機会に素の状態で話してほしかった。

絶対に素を見せない山里からこそ、今回一度だけ素顔を出してほしかった。

弱者クズキャラで巧みに悪口を言う芸風を確立したのは確かにすごい。

それを若林には「マウントをとらせて下から関節を決める」なんて言われていたが

その若林がうまく弱者キャラを脱していったのを見ていてどう思ったのか。

山里が次第に人気者になり後輩も出てきて結婚もしてどんどん強者になっていくうちに

悪口芸がパワハラに見えて通用しなくなってきた実感は、空気に敏感な山里本人も絶対感じていたと思う。

ましてやプロタレントでもない出演者に、反論されない場所から悪口を言うテラスハウスで、

バランス役の徳井がいなくなった空気の悪さは絶対に誰よりも感じていたはず。

そういう葛藤ラジオ吐露することはできなかったのか。

またNSC時代から今の芸風を確立する間には、様々な試行錯誤があったはずで

そういう今の山里ができあがる過程を振り返る良い機会だったかと思う。

悪口芸にしても先輩に怒られたり、素人をいじりすぎたりした失敗が多数あったはずで

ずっとやってきた中で自分なりの踏み越えてはいけない一線があったはず。

それを今回踏み越えてしまったのではないかという自問自答を言葉にできたのでは。

そして今後誰かの悪口陰湿に言う芸ではもう笑いはとれなくなってしまったと思う。

それもわかっているなら、自分から今日限りでクズキャラ悪口芸はやめると言っても良かったと思う。

いままでこれ一本でやってきたしすぐには切り替えられないかもしれないが

これから誰かを傷つけるような悪口で笑いを取ることをやめるよう努力し続けると宣言すれば

みんな山里応援していこうという空気になったはず。

それが今回の件を一生考え続けるということだと思う。

※このエントリーは他の場所に書いた内容に加筆したものです

  • 松本とかも一緒なんだけどさ、毒舌や悪口が通用するのは弱者だからなんだよ 山里が結婚して稼げるようになって、ベテランの域に達してしまうと、もう悪口や毒舌に笑えなくなるんだ...

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