その場合、お金をもらってないので広告記事じゃないですが、念のため、その企業に公開前の事前確認をしてもらうことがあります。
その企業の広報担当者の中に、時々、非常識な修正依頼や要望をしてくる人がいます。
これは最も非常識。
そもそも、企業に確認をお願いすること自体、それが広告記事でない限り、あくまでサービスとして事前に見せています(企業に求められなければそもそも見せないことも多いです)。
事実に反することや誤った表現があれば指摘してほしい、くらいのことです。
企業に確認をお願いしているのは、あくまで企業に関わる箇所だけであり、それ以外に口出しする権利はありません。
これが一度あると、この企業には確認をさせないようにしよう、ひいては面倒だからそもそも取材を控えよう、となります。
業界は狭いので、その一つの媒体だけではなく、他媒体にも噂は広まっていきます。
もちろん、タイトルや見出し、インタビュアーの言葉であったとしても、ちゃんと経験のある広報担当者であれば、「ここは〇〇と変えるのもアリかと思いますが、あくまでご提案です」といった大人のやり取りをしてきます。
その企業に関わる箇所で修正したいところがあれば、どう修正したいかを明確に提示すべきです。
なぜなら、こちらは100%良いと判断した状態のものを見せており、企業によってその一部を変えるのであれば、どう変えるかをこちらが考えるのは本来不要だった仕事だからです。
もちろん、事実関係の誤りだったり、それが公表資料をあたればすぐ分かる情報だったりすれば、代替案を明示せず、「ちゃんと調べろ」でもいいと思います。
これは無料記事だけではなく、広告記事にも当てはまることです。
どこをどう直したか、それが全く分からない形で戻ってくることがあります。
もちろん、例えばWordなら、元ファイルと比較する機能があるのでこちらでやりますが、特に無料記事でこちらの仕事を無駄に増やすのはやめていただきたいです。
Googleドキュメントなら修正履歴は自動で全部残るからいいのですが、Wordを使う場合でもこちらから事前に、「修正履歴を残してください」と案内しています。
それでもやらない人がいる。よほど自分の修正に自信があられるのでしょうか。それとも、履歴残さなくても、こちらが全文を目で見て照らし合わせるとでも思っているのでしょうか。
一度戻ってきて、その修正を反映させてこれで完了、と思っていたら、次から次へと修正事項の連絡が来るやつです。
時には、そちらが修正した部分についてさらに修正すると言い出し、こちらの元原稿に戻ることさえあります。
いえ、その議論の過程はあってしかるべきですが、全ての関係者のチェックを、社内で全て終えてから戻してほしい。