2017-12-23

まだうまく言えないのだけど、WIRED休刊に寄せる編集長自作自演インタビューについて、やはりどうしても我慢ならないというか、こういう口ぶりがジャーナリズムとか言論世界をここ30年間停滞させ、オーディエンスうんざりさせてきたとしか思えず、2017年も末になりまだこんな口調を読まされるなんてとモヤモヤしている。

機能するということは時代遅れであるということ」とインタビュー中にあるが、本人は雑誌という旧来の言論メディアを重視してた人。だからいきなり紙面だけなくなる訳で。

まり随分前から自分自身時代遅れになっていたのでは?それに気づいてないのによくこんな長い捨て台詞を吐いて自分未来志向!とか言外にも思ってられるよなあ。

ここは80年代か?と。溢れるホモソーシャリズム感やポストモダン感に吐きそう。

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結局こういう社会学ぽい未来の話は最後はいつも「マクルーハンのいい言葉いくつ知ってるかな大会」みたいになる。それが本当嫌だ。

毎回飽きもせずこの現象マクルーハンのアレだよね、あの現象マクルーハンのアレだよねに集約されて終わるし、その言葉知ってる人たちしか巻き込めないというか、結局狭い小部屋のやりとりでしかないというのが伝わるというか。

一度でいいか偉人言葉を引き合いに出さずに話終わらせてみてほしい。自分言葉で話してないし、自分の癇癪で定期購読していた読者をいきなり切るみたいになってるのもわけわからない。わかりやすい話し口だと思うしその方が仕事にしやすい(何故なら前にも誰かが考えたことあるから。本当の本当に考え方が新しかったらそもそも旧来メディアでは予算がつかない。)考え方だから口調が古臭いのは仕方ないと思うけど、こういう人って仁義の薄さだけはいまふうなんだよな…。執筆陣にちゃんと仁義切ってるの?大丈夫

あと編集長としてキャリア区切りにこの文章が残っていくのって、アリなんですかね?

(↑いま「アリだ、むしろカッコイイ」って思えちゃうセンスのない人達支配している社会だってわかってて言ったけど…)

そう思うと、結局毎回、言葉オタクおもちゃにしてるのが腹立ってる。これは活字ではない。言葉が死んでるよ。

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でもいま恐る恐るネットでの反応を調べたら、ネットではこういう言い方に「キモっ!」て言ってる人も多くてほんとホッとした。

そのことが、まさにこの文中にあるように「読者を侮ってはいけない」ということを皮肉にも証明してると思う。その微妙差異マクルーハンソクラテスカントスティーブ・ジョブズ孔子様の言葉なんかでは捉え切れない。でもそれでいいんだ。

いつも未来に驚かされていたい:『WIRED日本版プリント刊行休止に関するお知らせ|WIRED.jp

https://wired.jp/2017/12/22/oshirase/

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