2017-10-20

推しへの感謝ワガママ

若手俳優をやっている推し

慣れないイベントとかで頑張って笑顔でみんなに対応してくれてありがとう。人見知りだからファンはいえ全く知らない赤の他人には面白いことなんて何一つ言えないような不器用性格だけどそんなところも好きです。何百人も対応するのは本当に疲れることだろうに笑顔写真SNSにあげてくれてありがとう。またやりたいです、って嘘でも言ってくれてありがとう。接触では基本的に8割「ありがとうございます。」ばっかりだしそっちから話を振ってくれたりなんてもってのほかだけど一人一人目を合わせて丁寧に対応してくれようとするのが伝わりますありがとう舞台はどんなものでも真面目にやってくれてるよね。舞台によって多少やる気というか、熱量の差はやっぱ違うんだなってSNS見てると感じるけど、本番は全力でやってくれてるのがわかりますありがとうファンからプレゼント使ってくれてありがとう。よく同担たちも喜んでるよ。服が部屋に溢れかえっていないか少し心配だけど。自撮りは好きじゃないらしいのに謎自撮りをあげてくれたりすることろも推せるなって思うよ。

でもね、例えば「地方から来ました!」って言うとさ、みんな「わ、ありがとうございます〜」って言ってくれるじゃないですか。いや有難いよ、有難いしこっちが好きでやってることだからそんな言及することじゃないけどさ。そんな遠くから来てくれるファン自分にもいるんだなってホクホクしてくれてるかどうかは分からないけどさ。

君に一目会うためにさ、こっちは朝早く起きて、または深夜に夜行バス乗って、お尻や背中や腰をバキバキにしつつ東京に着いて、バスじゃよく眠れないか寝不足で頭グワングワンさせながら東京歩いて、早朝とかに着くと時間有り余るから体調不良状態漫喫やらマックやらでうずくまりながら時間潰して、知らない道を地図頼りに歩いて、イベント舞台が終わればまたすぐ長い時間公共交通機関に揺られて帰るんだ。腰背部はマジギレ寸前だしお尻は怒りを通り越して呆れてる。そんな感じ。家に着く頃には体はボロボロ。でも次の日は普通に仕事だったりして。

「遠くからありがとうございます」って言ってくれてありがとう。でも、本当にそう思ってる?私がお金魔法を使って楽にピョーイと東京に来たと思ってない?なんだかんだ地方から来てるんだって実感わいてないでしょ?いやそれはまあ仕方ないとこもあると思うんだけどさ。

私は君がイベントとか舞台とか、誠実に、真面目に、喜んでやってくれてると当たり前に思ってるし。推し私たちファンプレゼントとかチケット確保とか、好きでやってくれてるというだけでその裏苦労してお金注ぎ込んでるとまでは多分思ってない。

見てないだろうけど見てるか。推し。君に何千円も何万円も使うことが当たり前じゃねえからな。日々死にたい死にたいと思いながら働いたお金を君に投資しているんだ。時間を体力を、君に使ってるんだ。分かってるのか。意識してくれてるのか。君は人間だし、何なら私たち人間だ。君と同じようにバックグラウンドがあって今の生活がある。例え無意識だとしても、「自分お金をかけてくれる人たち」という認識で、括りで、見ないでくれ。それはそんな簡単なことじゃないんだ。大変で難しくて、でも君にその価値があると信じてるからやってるんだ。

けどこれが全てファンワガママだというのは重々理解している。

私たちからすれば推し1人へ向ける意識だけど、推しからすれば何百人のファンバックグラウンド理解しろだなんて酷な話だ。一体どれだけの人の生活を背負えばいいのって話になる。

そしてファン推しも出来るだけ綺麗な部分だけを見せ合いたいと思ってる。そんなデュエルの中で、裏の泥臭い部分も察して労われよ、なんて無理難題

推しを心労で潰したいわけでは毛頭ないのに、心のどこかで駄々をこねる自分がいてしまう。

推しよ、一つだけ、一つだけ忘れないでいてほしい。知ってほしい。

ファンをするっていうことは、楽しいことばかりじゃないんだよ。

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