めっちゃカロリー高いもの食べさせてくる。ただでさえ日々食欲との戦いなのに、この上彼女のハイカロリー攻勢にまで耐えなければならない。理不尽極まる。
去年からダイエットを初めて、今やっと15kg減らした。あともう少しで目標体重になるから、それから筋量増やして安定させようと思っていたのに。
ちなみにダイエットメニューはこんな感じだ。地味すぎてなんの目新しさもないが。
朝5時半起床、ストレッチをして散歩。公園で太極拳。朝食はご飯とみそ汁。白湯。
出勤。10時にプロテイン。これで昼食の量を劇的に減らすことができる。お昼はおにぎり一個分の炭水化物と野菜しっかり。お肉も食べたい時は昼に食べる。がっつり食べるときも多い。
仕事では1日1万3千歩は歩く。隙を見て倉庫の隅で太極拳。見つかっても太極拳なら「おっ、かっけーな」で済んでいる。ゆったりやるとジジくさいが、それなりの速さでやるとかっこいい。
夕食前にプロテイン。飲んだらお風呂。軽く家事。プロテインのおかげでほとんどお腹はすかない。野菜中心に食べる。
これで最初の2週間で5kg減った。バッキバキに効果を感じたが、当然リバウンドもあるので1年で15kg減にとどまっている。どうでもいいけど太極拳はいいぞ。個人的には、八卦掌のほうがかっこいいからやりたいんだけど、教えてくれるところがない。
それまでは、俺が痩せて行くのをみて「わたしもやらなきゃー」といっているだけだったが(彼女はそんなに太ってない)、4月以降は積極的に攻撃を仕掛けてきた。
「太っちゃうよ!」と拒んでも「太りなさい!」とぐいぐいとお菓子を詰め込んでくる。ブラウニーはうまい。まるで麻薬だ。
で、今日、なんでそんなに太らせようとするのか聞いてみた。場合によっては最悪別れを切り出す覚悟だ。俺が憎いのか。太って死ねということなのか。正直恐ろしかったが、俺も将来の健康には代えられない。今までは「早く元に戻りなさい」みたいにはぐらかされていたが、今度という今度はそれはなしだ。
それで。
彼女が言うには、「最近冷静になって考えると、ぷよぷよしてる男性のほうが好みだとわかった」「太ってるといってもデブっていう感じではないし、なんかクマっぽくてかわいいので、それを維持してほしかった」「痩せるとかっこよくなっちゃうから、それは阻止したかった」
かっこよくなることを阻止したかった!
「4月に女性の多い部署に移動したと聞いたので、かっこよくなってしまってはいけない、と思い、お菓子を詰め込んだ。今もあまり反省していない。もっと太るべき」
ということだった。
ははははは。
すまんこれ自慢だわ。
体重75になったらプロポーズしようとしてたけど(あと5)、やっぱやめた。来週申し込んで来るわ。そうすりゃもう太らされないからな。