2017-02-08

出社したら、会社倒産していた話

少し前の話になるが、出社したらサービスを停止して事業を清算すると言われた。

都内Webサービス受託をやっている。

少し前から社内はおかしかった。

社内のウォーターサーバーがなくなり、客用のお茶ペットボトルから水出し麦茶になった。

社内を潤していた観葉植物がなくなり、コピー機の使用ストップされた。

業績連動の賞与は、形ばかりは出ていたものの大幅な減額。

外部に受託していた業務が出せなくなった。

CreativeCloudのアカウントが減り、CRMを解約してエクセル管理になり、ヒートマップProttが使えなくなり、社内の検証機やmacを数台売却した。

リース会社銀行が度々取締役あてに訪問してきた。

顧客へのソリューション力強化と称して、本業ととてもシナジーがあると思えない外部製品保険通信ウォーターサーバーコピー機など)の提案目標が掲げられた。

役員陣の予定表か閲覧できなくなった。

顧客への前倒し入金を求める依頼をするようにお願いをしに行った。

社長はそれでも投資のためと強気に話をしていた。

少しずつ冷えていく社内の雰囲気


僕は、この春で社会人生活10年目を迎える。

倒産は、2回目だ。

1回目は新卒入社して半年した時。リーマンショックだった。

社会人になってから上昇気流会社組織所属をしたことがない。

今日よりも明日が良くなるって、どういう感覚かわからない。

今日より明日が悪くなるのが当たり前で、そのためスキルを磨き、度胸をつけ、リスクヘッジをしながら、自分役割内外でもがむしゃらにやって来たけど、なんだか今回ばかりは少し心折れてしまった。

若者の●●離れなんて言わないでくれよ。

まれた時から不景気で、仕事でもずっと不景気で、パーっとお金を使ったり、明るく投資をするなんて生活想像もつかない。

どんなに努力しても、どんなに無理をしてもいつも欲しいものは手に入らない。

自分の本当の幸せに直結する必要ものだけを厳選し、生き方コンパクトにしないと、生活すらできやしない。

欲しいもの、輝いてるものは、見ないようにしないとならない。

見たり欲してもそれは手に入らなくて辛いから。

輝いてる仕事人としての自分も、事業の成長も、クルマも、お酒も、マイホームも、豊かな資金も、何もかも手には入らなかったから。

  • 今都内のIT関連会社って、赤字になりようがないぐらいイケイケの雰囲気に見えるけど 見積大失敗の大炎上プロジェクトがあるとか、誰かが巨額横領とかなのかね

    • 両方でしょう。 なんとか新人に賞与を出してやりたくて取ってきた仕事で、最後のボーナス出させてやれたことはホッとしてます。 あと、受託は相手方が素人だと苦労します。自社内...

    • 増田です。 補足。 夢見がちで自分の企画が一番と思ってる企画とマーケの存在も。 あいつら夢ばっかり語って採算の取れないサービスに広告予算数億単位で溶かしてくからな。 いい...

  • 兆候を学んだし次は倒産前に脱出できるな。

  • 給与遅配はなかったのか。一応社員思いの会社だな。

    • そうですね。そこだけは。 あと6月に入社した最後の新人が雇用保険に入れるまで待ったといっていたのはちょっと尊敬しました。

  • たかだか2社目で悟ったようなことを

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん