http://anond.hatelabo.jp/20160925060352
辻褄あってるというか「整合性の塊」なんてコメントもでるくらいだけど、やっぱ辻褄あってないんだよなー
映画の始まり、彗星が落ちてくる場面のあと、瀧と三葉がそれぞれ東京暮らししている家で目覚めて、
2人とも「何かが消えてしまったという感覚だけが、残る」という意味のことを言って、出勤。
電車に乗って、それぞれドアの近くに立って外を見ながら、
「ずっと誰かを探している、そんな気がする」「そんな気持ちになったのは、たぶんあの日から」となる、
そして、瀧は、自宅団地というかマンションの屋上っぽい場所で割れている彗星を見上げている場面の回想シーンになる。これはいい。
しかし、三葉のほうは、浴衣姿で、割れている彗星を眺めているシーンを回想する。これは明らかにおかしい。
彗星落下日に浴衣姿だったのは、【彗星が落ちて500人死んだ時】のものだ。
考えてみて欲しい、彗星落下日に避難訓練というテイで奇跡的に三葉も四葉もテッシーらも死なずに住んだあの日、
中身が瀧の三葉は、朝、制服姿で学校に行って、「このままじゃ全員死ぬ」とか言って作戦を練るも、
中身が瀧の三葉は、「俺じゃダメなのか」ってなって例の酒のある場所に行って三葉と会う。
あの日、中身が瀧の三葉も、中身が三葉に戻った真三葉も、一度も浴衣姿にはなってない。
制服姿で街中をあちこち走り回って、彗星落下のグラウンドゼロ周辺から住人を避難させたわけで。
だからこそみんな生き残って東京で電車に乗れて、そして最初の場面が最後の場面につながるわけで。
世界線が変わって2人が入れ変わって奔走したわけでない浴衣姿の時にも被害でなかったってなら、
東京の電車に乗ってる2人は入れ替わりもなく出会うこともないし。
浴衣姿で空を見上げていた世界線でさえ2人が出会うならそれはもう単なる運命でしかなくて、
辻褄合ってるとかじゃなく、辻褄合わせようとして設定とかあれこれこねくり回しているレベルにすぎない。
「運命だとか未来とかって言葉がどれだけ手を伸ばそうと届かない場所で僕ら恋をする」ってことと真逆のことにもなるしね。
落ちてくる彗星、死んだはずの人々、そういう運命を、互いを好きだという2人の行動で変えたからこそ、その2人がラストで出会うことに意味があるわけだし。
個人的にこの作品大好きでだから何度も劇場に行ってるわけだけど、辻褄合っている、整合性の塊みたいなのは言いすぎかな。
自分の大好きで最高だと思う作品が、完璧で誤謬も矛盾もない素晴らしい作品だ、
あるいはほとんど矛盾もなくほぼすべてのことに説明がつくんだ、と思い込みたい気持ちや、
自分の大好きな作品へのツッコみや批評を、まるで自分が否定されたかのような気になってイラついてしまう気持ちはわかるけどね。
設定ゆるゆるだしツッコミどころやおかしなとこともあるけれど、俺は好きだよ、おもしろかったよって言ってる人たちはずっと真摯だよね。
バイトや学校行ってるのにまったく時間のズレに気づかないとか、都合のいい部分だけ忘れる、とか、
そういうあれやこれやのご都合主義解釈や、スピンオフ小説や、監督の後説でツッコみどころもなんとか説明できないことはない、
くらいのレベルのお話って、少なくとも「辻褄合ってる!すごい!」って言えるレベルのものではないと思うよ。
盛り上がる印象的なシチュがまず第一で、それらのつながりの辻褄はこの映画はお世辞にも上手いものじゃない。
でも俺はおもしろかった。俺はあわなかった、そういうことでいいじゃない。
物語的に辻褄合ってない(理解不能)っていう批判が多いが、 これとか https://note.mu/akiko_saito/n/n3c3d6b264f7e まじで?そんなわかんないもんなの? 俺はリアルタイムで見ながら普通に解消して...
http://anond.hatelabo.jp/20160925060352 辻褄あってるというか「整合性の塊」なんてコメントもでるくらいだけど、やっぱ辻褄あってないんだよなー わかり易い例は、一番最初の場面と最後の...
彗星の軌道がおかしい、とかあからさまな手抜きには萎えるけど、むしろ「記憶がおかしい」くらいのことなら「異なる次元の自分の記憶であっても深い部分でなんとなく共有している...
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引き戸の開閉はお互いの世界との接続・断絶のメタファーでしょ? 電車のドアとかもそうじゃん。電車が編み紐だっけ?作中で言ってた時間軸・世界のメタファーだし
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