女子高生という子どもが、電車内という社会で、痴漢という性被害に遭うことについて https://note.mu/ogawatamaka/n/n209d5eb2807f
反応ブコメ http://b.hatena.ne.jp/entry/s/note.mu/ogawatamaka/n/n209d5eb2807f
痴漢の話題だとだいたいそうなんだが、それでもぼくはやってないシンドロームというか、冤罪被害だってあると水かけ論を仕掛けてくる男性が一部に発生する
なぜか被害者の告白に同情をよせることも忘れて「俺たちだって被害者予備軍である」と主張する一群がいるのだ。
冤罪被害の話なら、別の場所で増田やnoteにでも書いて、そちらでまた議論したきゃすればいいと思うのだが、
なぜか、現実の被害者の前で、実際に冤罪に巻き込まれたわけでもない人が被害者ぶっているわけだ。
この痴漢問題に関して、男女両者の間で齟齬が起こるのはなぜなんだろうと考えると、
男性から見た場合、自分の性衝動にある種の後ろめたさを持つ男性が、彼らの性衝動の存在を非難されてるように感じているという側面があるのではと思う。
一方で女性の多くは、ごく子供のころからライトな性被害にあっていて、さらにその被害をライトに扱われてきたという側面がある。スカートめくりやらブラ紐引っ張りとか、そういうやつ。
スカートめくりの犯人の児童は、もちろん先生から怒られたりかコワモテのクラスメイトに追いかけられたりする。
そしてなぜか、被害者であるはずの私たちまで、隙がある方も悪いとかスカートめくられたぐらいでいつまでも泣かないの、とか、まぁそういった感じの割とひどい扱いをうける。
個人経験で一番ひどかったのは、スカートめくりの執拗なターゲットにされて泣いて担任教師に訴えたが「○○くんはあなたのことが好きなんだから」とか言われたことだ。
このごろは、先生によってはかなりきちんと対応する場合もあるようだが、加害者へ罰と被害者へという注意喚起のバランスがものすごく悪いと大人になった今では思う。
反応ブコメにも同性の女性から心ない言葉を投げかけられるという報告があったが、小学生には性被害のセカンドレイプなんて概念があるわけもなく、
そういう被害にあうのは私が悪いからだ、と、思ってしまうのだ。
子供のころから男からの性被害体験を積み重ねてきた側と、痴漢冤罪におびえる人が話をしていたら、そりゃかみ合わない。
冤罪をことさらに言う人は、女性のほとんどが実際に何らかの性被害に会ったことがあるということを頭に置いておいてほしい。
数で比べても不毛極まりないけど、実際に痴漢冤罪で捕まったことがある男性の数と、痴漢されて泣いたことがある女性の数の差を考えてみろ。
noteは、男性にも痴漢被害者がいるという話で締めくくっているが、やはり少数派なんだろうとは思う。だからこそ想像しろよ。頭の上に乗っかってんのはカボチャか何かか?
最後に。
痴漢の話のときに決まって出てくる、満員電車が悪いと思い、口に出す人たちに
あんたらが満員電車に乗らなきゃ、少なくとも冤罪被害者にはならねーよ、という言葉を送る。
痴漢が電車の中でしか起こらない犯罪だと思っている、想像力ミニマムのおめでたいカボチャ頭に幸あれ。
結局、性犯罪をどう減らすかなんてことには興味がまったくなくて、「自分が冤罪被害者になる可能性」からしか物事が考えれられないから、そういう些末な想像しかできないんだ。