現状は悲惨だ。
仕事上でも気兼ねなくやれる間柄だった。
立ち上げた目的は、自分たちの実力がついたことやお客さんがついてきた事から
多くの金を、楽しく稼げそうだ。という単純なものだった。
立ち上げる前は30万の給料に
福利厚生はなにもなくなった。
案件数も多いとは言えず
業務の範囲も拡大した。
なにもだせない時もあった。
経費を自分で持つことが多く
激務の結果、赤字の月もあった。
でも楽しかった。
状況が厳しい時は互いに励ましあい
飛躍しそうと感じる案件もあり
見えない人参を目の前にぶら下げて
走り続けるのは無理だった。
見通しの立たない資金繰りや
黒字化しないプロジェクトが多くでてきた。
大なり小なりお互い身銭を削る日々が続いた。
うまくいかない原因を探る話し合いは
言い争いになり互いに確執を生んでいった。
感情的になる話し合いでは何も解決できず
相手の意見を否定する間になっていった。
そんな関係が続いてる中、ある事が頭に浮かぶようになった。
向こうが、「金を出しているのは俺だ」と頻繁に言うようになった時だ。
向こうに公平感がなくなったのではないかと思った。
というところが根底にあるのではないだろうかと思った。
さっそく腹を割ってストレートに切り出した。
あたっていた。
どうすれば公平感を取り除けるか提案した。
単純にこちらが出資することを提案した。
すると、相手は少し黙り、話をかえた。
当月のこちらの業務範囲の入金がどれだけあるのかと聞いてきた。
厳しい入金額だと伝えた。
ちょうど新しくプロジェクトを走らせたでこなせなかったのだ。
すると、このプロジェクトが金にならないのかと聞かれた。
まだそのようなタイミングではないと回答した。
向こうはやれやれ、といった態度したことが、こちらの鼻につき
そのプロジェクトでやった内容と、これからやる内容を説明した。
付け加え、いくらにいつなるのかの見通しを説明すると、
それに対しての粗さがしのサイクルがはじまった。
出資する会話には戻らなかった。
頭にはよぎっていたがこちらの気持ちが死んでいた。
今思えば、彼が話を変えた理由としてそ
月の足らない金額を知りたかったのかもしれない。
今思えば、こちらが出資することで
上下関係が崩れるのを恐れたのかもしれない。
どちらにせよ彼の公平感を、
俺が金で解決することはなくなった。
ともに解決する策を探していけないのであれば組んでる必要がなくなる。
この会社はなくなった。
誰かの役にたてばいいなあと思い
・クライアントはパートナーになりやすい。ビジネスを持ちかけたり、相談をしておけばよかった。
・よくわからない大きい事を「とりあえずやってみる」事は絶対にやるんじゃなかった。小さく小さく小さく「とりあえずやってた」結果、大きくやってみるべきか決めるべきだった。確証が得られない物に手を出すタイミングを考えるべきだった。
・数字は嘘をつかないが、集計の仕方が検討違いだと虚無な数字になる。中間目標を数値化するさいの根拠はしっかり考えておくべきだった。
・リーダーは箇所箇所で入れ替わるべきだった。
二人以上の他人で立ち上げると だいたいこういう結果になるね 自分も似たような経験をしたので。 でも20代ならまだやりなおせるよ
自分も20代で起業して色々有りました。 同じように役員間での確執が生まれたこともあった。 シリコンバレーのベンチャーキャピタルは、 出資時に「共同創業者が複数人いること」を...
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一人でやったけど全然手が回らずに何もできてねーわ パートナーか仲間が欲しい
自分も独立する際、同業他社の友人と共同でやることを考えた。 けれど、事前の話し合いで感じた溝を埋めることができなかったから1人でフリーランスとして始めた。 感じた溝を曖昧...