http://anond.hatelabo.jp/20130329203456
自分はラノベとか隣接ラノベ本(ちょっと大きいヤツとか)を出してる増田です。
かれこれ20冊くらい出せていますし、目下専業ですので食えてる方に分類されると思います。
ただ、大前提として、健康で社会常識がある人向けのサイトだな、とは感じました。
というのは作家志望さんは不健康で社会的常識がない人もいたりするからです。
健康だの社会常識だの、そんなの誰でもあるだろ? そんな事今更いってどうすんだよ……と思われる向きも多いかと思いますが、このふたつ、大事です。加えるなら、コミュ能力で3つですね。
肉体精神がタフであるって言うのは、これはもう、武器です。手入れの必要がある能力だって認識して、自覚的に管理すべきです。
フットワークを軽くして、病気しない程度に身体を鍛えた方が絶対によいです。
本が出れば嬉しいことも沢山ありますけれどへこむことだってやっぱり沢山あります。
ぐっとこらえなければならないことだって沢山あります。心を固くして無感動になればそういった雑音はスルーで来ますが、あんまり無感動だとそもそもエモーショナルな物語が書けなくなります。ラノベ周辺のキャラクター小説は間違いなくエモーショナルな物語の一派なので、困ります。
普段肉体を健康に保つことと、一緒に騒げる友人がいるってのは、大事です。
社会的常識に関していうと、出版業界自体が一般社会に比べれば、格段に緩いトコなんで、付け届けだ歳暮だ時候の挨拶だなんてあたりまでしゃちほこばってやる必要はありません。(そこまで気の行き届いた人もいますが、周囲にもプレッシャーを与えるので、善し悪しはケースバイケースです)。
しかしその一方、Twitterで他の作家さんともめ事起こすとか、絵描きさんDisりはじめるとか、洒落にならないです。ずばっと言ってやった俺格好良いぜ! とか、面倒くさいことにしかなりません。あと同人書いてくれてるクラスタの飲み会に突入して酔ってセクハラとか。まじ勘弁して下さい。近くで見てると寿命縮みます。わたしのHPはもうゼロなのよ。
学校で学んだこと、バイト先で、就職先で学んだこと「普通であること」は、作家にとっても変わらずに重要です。奇矯であったり奇人変人である作家さんはいますが、あれはごく一部の大成功をした作家さんが、結果論的に「そう」なだけであって、普通のラノベ作家がそういう「俺は変わってるんだぜアピール」をしたところで、なんの益もないばかりかデメリット満載です。
コミュニケーション能力も重要です。編集さんは通常、その業務にコミュニケーションが含まれていますが、コミュ能力が高いとは限りません。
また作家側の業務にコミュニケーションが含まれていないという事実はありません。
打ち合わせを高密度で行ったり、相手のいっている意向を受け入れて試行錯誤の精度を上げるためには、コミュ能力が高いにこしたことはありません。
そもそも書いた文章というのは「読者の人との遠隔コミュニケーション」なので、気持ちを届けようとするならば、コミュ能力は編集さん云々以前に最初から必須です。
(打ち切りだとか、返事が来ないとか)担当編集さんを信じられなくなって疑心暗鬼になるくらいなら、はじめの頃から呑みに行ける程度の関係を成立させておくべきです。そのためには担当の人に「こいつは、ある程度売り上げやレーベルの希望、読者の反応などを、ぶっちゃけても平気だな」という程度の信頼をしてもらわないとなりませんし、それは最初に述べた「精神的タフさ」も必要になります。
まとめるのならば。元増田氏が書いた「文章力いらないよね」とか「絵が描けないんでラノベ書くわ」なんてのは、(努力すれば)なんとかOKですが、一方で「他人と一緒に働くのがいやだから」「俺は社会に縛られたくないからラノベ書きになるわ」というのは、かなりNGです。
俺、ラノベ作家になって印税で生活するわ的なノリ 匿名で失礼します。 突然ですけど、俺はラノベ作家です。 学生時代にデビューして、兼業を経て専業作家になりました。 といって...
http://anond.hatelabo.jp/20130329203456 自分はラノベとか隣接ラノベ本(ちょっと大きいヤツとか)を出してる増田です。 かれこれ20冊くらい出せていますし、目下専業ですので食えてる方に...
http://anond.hatelabo.jp/20130330004252 森田季節さんですか?
クラッシャージョウにキマイラ、あるいは魔界都市〈新宿〉なんかがそんなにホイホイ書けるんだったら苦労しない罠。 なんて言ってた時代はもう戻ってこないのだから、簡単に書ける...
あのへんて「ラノベ」ではないんじゃないの? 2ちゃんでも板別れてるし ジュブナイルとでも言ったらいいんだろうか
ラノベを馬鹿にできるとは思えぬテンプレ台詞だな、懐古厨さん
OKOK、例えが古くてスマンね。 だったら、「十二国記」や「デルフィニア戦記」と言い換えてあげても良いよ。 あの辺りにすら余裕で負けてる作品が殆どなんだよ(苦笑)
はいはい、オッサンはもう帰りましょうね。
あのへんて「ラノベ」ではないんじゃないの? 2ちゃんでも板別れてるし ジュブナイルとでも言ったらいいんだろうか
朝日ソノラマ文庫や集英社コバルト文庫って言ったら、ラノベの源流みたいなものでしょ。 そりゃまぁ、現代のラノベから見たら、出来が段違いだから、ラノベに見えないかもしれんけ...
2流(3流?)な奴ほど偉そうに講釈をたれたがるのはどこの業界も同じだな(棒読)。 零細シナリオライターにごちゃごちゃ独り言より、ラノベだけでがんがん稼げてる人の話が聞きた...
未だに「とある」を使っている奴は雑魚
基本的な数字を出しとく。 初版は基本1万部前半。 最近は初版1万部以下のレーベルもある。 印税率は基本10%だけど、基本9%のところとか、一部の文庫は新人8%とかある。 ノベライズだと1...