2012-10-03

金を払わない会社の、売掛金を回収するなら社長電突

売掛金回収!少額訴訟してみたよ。」を読んで、売り掛け回収をした日のことを思い出しました。

わたしはウェブ制作屋です。そして個人経営に近い零細会社の代表ですね。

会社デザイナー → フリーランスデザイナー → デザイン会社代表という、この業界ではよくあるパターン

まだ右も左もよくわからん年齢の時ってのは、方々で可愛がられる反面、舐められもします。

その極北が「振り込みが無い!」てヤツ。

「いやいや、きっと何かで遅れてるだけだろう」と一週間。

「おや?なんか様子がおかしいぞ…でもどうしよう」と二週間。

そうこうするうちに1ヶ月が経ち、あるべき振り込み額はナシ。

世の中のことが、まだよくわからん若造が、独立したのはいいけど金が取れない。

普通はちゃんと振り込んでくれます。というか、そういう会社の方が圧倒的に多い。

でもやっぱりたま〜にいるんです。スットコドッコイが。

金が無いなら発注するなよ!と言いたいけど、ポイントはそこじゃない。

そういう会社っていうのは、ハナからこっちを舐めてかかっているだけです。

「どうせ、デザインなんか遊びの延長みたいな仕事だろ?おめーら、偉そうなこと言ってるけど、実質世の中に必須職業じゃねーじゃん、あーん?それでン十万の仕事?笑わせるよね〜へへーん」

まあ、そういう輩の前提は大体そんなところです。(間違ってるかも知れないけど)



少額訴訟」読んだら分かりますよね。実はハードルは高い。

むしろ、その会社不正を高らかに叫んで、ネットに書きたくもなります

でも、ここは日本

日本は商売をしていてもマンション自治体でも、集団原理の基礎が「共同体意識」で出来ています

から、そういう風に正論をワーワー言うヤツを正義とは見ない。むしろ「排除」する動きに出る。

これは正論を言った側が損をするという、かなりヤバイ構造ですが、無くならないのは、この構造を利用すれば得になると知っている人たちが大勢いるからですね。

簡単に言えば、ワーワー言う正義の方が最終的に損をする構造です。



そんでもって当時は泣き寝入りするか、どうするか迷いました。

だけど、発注しておいて成果物も受け取って「金ないから」は異常です。

そして覚悟します。「この会社とは2度とつきあわない。これを最後にするが金は貰う」

どうしたかと言えば、ここから私はしつこくそ会社社長電話をかけました。

社員10人程度の会社でしたから、社長へのアクセスも楽です。

当然、支払いするしない決定はこのその社長です。

さて、こういう社長の特徴ですが、借金を逃げる人というのでしょうか、同じですね。のらりくらりとかわす。

相手は私よりもずっと年上です。

そして舐めきっている。甘いヤツだと思っている。

から、何度も何度もしつこく電話をかけます。すると、だんだん電話にも出なくなる。

そしたら一時的に中断します。3,4日放置してまたかける。

こっちも、胃が痛くなるし、極度のストレス状態になります。そんな借金の取り立ての真似事なんか初めてだったから。

闇金ウシジマくんみたいに根性がすわってればいいんだけど、そうじゃない。

もうなんだか悔しいんだか、辛いんだか分からない精神状態にもなってくるわけです。

10日経ち、20日経ち、一ヶ月経ち、50回目くらいの電話でその社長は折れました。

最終的には二回に分けて全額払ってもらった。(当たり前だけど)

まあ本当に金には困っていたみたい。でも、だったら発注するなよ、でしょ?見積もりだって了承してるんだし。


逃げるヤツはとことん逃げます

で、そういう人は例外なく相手を舐めている。

からいかけると腹を決めたら、とことん追いかけるしかない。

泣き寝入りしたら、絶対同じ目に遭うヤツが出るんです。

フリーとか零細企業ってのは、何も言わなければ舐められちゃいます


もし同じことが起きれば、少額訴訟よりも、私は相手会社社長、代表者、つまりお金の決裁権を握っている人に直談判します。それでダメであればダメです。

下っ端に何を言っても通用しません。大声で正論を言っても、排除される社会です。であれば、決裁権を持つ人間と直接交渉あるのみ。

もし自分仕事が遊びなんかじゃないんだという気持ちがあるのなら、不払いを平気でしてくる会社や相手を許してはいけません。

そういう連中は完全にこちらを「弱者」として舐めきっています。そして何もしなければ、同じ事を繰り返します。

こういう世の中ですから売掛金回収は必ずやって、生き残りましょう。

フリーの人、そして零細会社万歳

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん