はてなキーワード: 谷垣とは
http://anond.hatelabo.jp/20100224015254
竹島問題を解決するために、2010年代初頭、日韓両国政府は「竹島-任那交換条約」を締結した。
日本が竹島の主権を放棄するかわりに、韓国は任那(慶尚南道)と済州島を日本に譲渡するというものである。
こうして日本領となった任那であるが、当初は日本政府による直接統治が行なわれた。
しかし、増え続ける国家財政は、任那経営の全面的な国家管理を困難なものとした。
任那経営を民間主体の、財団法人「任那日本府」に委託することとした。
任那日本府は経団連が母体となってつくられた組織で、初代総督には、経団連名誉会長の奥田碩(元トヨタ自動車社長)が就任した。
そのために、任那での法定通貨は円ではなく、韓国統治時代のままウォンとした。
これは、ウォンの価値が恒常的に下落していることによる。
韓国では、2010年前後に一時的に景気が回復したものの、その後再び不況に陥っていた。
サムスンは日本製造業を追い落とす勢いであると喧伝されたが、それは背伸びであって、
バブルがはじけたサムスンは転落の一途をたどり、破産の噂が絶えなかった。
こうした状況で、ウォンは再び下落を始め、多くのエコノミストから「もう韓国の復活はない」と宣言されていた。
安いウォンを武器に、中国やインドなどの新興国へ輸出攻勢をかけるべきであると述べた。
トヨタを始めとした日本の大手製造業は、こぞって任那に工場を建設した。
トヨタにとっては、リコール問題で失われた収益を回復する重要な機会であった。
しかし、こうした政策は日本国内から多くの反発を生む結果となる。
しかしそのために、東北や九州の工場は閉鎖されることとなった。
他の大手製造業の動きも、同じ結果をもたらした。
また奥田総督は、より安い労働力を任那で獲得するために、任那で移民を受け入れる意向であった。
折から、外国人参政権問題で日本政界は揺れていて、こうした問題には敏感に成らざるを得なかった。
任那日本府の関係者に、日本の右翼から匿名で実弾が送られてくることもしばしばあった。
http://anond.hatelabo.jp/20100223021434
膠着状態に陥った竹島問題を解決するために、日本政府は韓国に対し、
竹島と任那(慶尚南道)および済州島を交換することを提案した。
こうして竹島問題は解決し、日本は新たな領土を獲得するに至った。
当初、日本政府は任那と済州島を特別行政地域として、国家による直接統治を行なった。
国土交通省に任那開発局と済州島振興局を設け、国家予算によってこれら二地域の開発に臨んだ。
やがて鳩山民主党政権が倒れると、自民党・新民主党(渡部恒三代表)・公明党による連立が成立し、
谷垣総理は自論である「効率的な政府」を実現すべく、すでに財政上の重荷になっている、
国土交通省と財界の共同出資による財団法人「任那日本府」が設立され、任那の経営は、この任那日本府が指揮することとなった。
国土交通省は出資のみで運営には関与せず、経団連を中心とした財界が運営の主体となった。
本部は、任那の金海市に置かれ、初代総督には、経団連名誉会長の奥田碩(元トヨタ自動車社長)が就任した。
一方、済州島は観光資源が豊富であり、任那と違って収益をもたらす構造になっていた。
そこで長崎県は、地理的な近接を理由に、済州島の長崎県への編入を申し出た。
長崎県はハウステンボスでの失敗を、済州島経営で取り返そうと目論んでいた。
しかし、長崎県の前に立ちはだかった自治体があった。東京都である。
東京都は、小笠原諸島経営の実績の掲げ、済州島の東京都への編入を主張した。
竹島の帰属問題は膠着状態に陥った。
竹島はすでに韓国民族主義の象徴の地となっていて、韓国側としては一歩も譲ることはできない。
日韓双方の痛み分けという形で事態の打開を図ろうというのである。
その内容は次の通り。
この条約案が示されたとき、韓国では一部知識人が締結に反対したものの、
ほとんどの韓国民は条約案の項目1をみた瞬間に熱狂し、締結を支持した。
こうして「竹島-任那交換条約」は成立し、長きに亘る竹島問題は、民主党政権の下で解決した。
3 日本が竹島の主権を放棄するにあたり、韓国は日本の主権放棄時まで、竹島は日本の主権下にあったものと認める
4 項目3により、韓国は竹島を不当占拠していたものと認め、日本政府に対し公式に謝罪する
5 任那は慶尚南道金海市を指すが、定説ではないので、慶尚南道全域を任那とする
7 項目6により韓国は任那の不当占拠を認め、日本政府に対し公式に謝罪する
慶尚南道の住人は退去を余儀なくされたが、韓国では竹島にしか関心はなく、
慶尚南道のことは忘れられていた。
ttp://www.taro.org/2010/02/post-713.php
予算委員会、なんせ当選以来初めてだから、いろいろと準備したり、なんやかんやと忙しくしていた。
へぇーっと思ったのは、質問は要旨対応です、ということ。
他の委員会は質問を通告し、答弁の準備をきちんとさせる。予算委員会は要旨だけ前日に通告し、数字等が必要なものは別途通告する。
さすが予算委員会、他の委員会とは違うなあ、大臣もこれだけで答弁しているんだと感心していた。
アメリカ出張前に質問を作って、とりあえず馬淵副大臣には手書きでゴメンネと渡しておいた。センターを指名停止にするのかとか、費用負担をセンターにさせるのかとか、事前に渡しておけば、委員会当日までに馬淵副大臣が指名停止やなんやかんやをやっておいてくれるだろうと。
案の定、指名停止になり費用負担についても動きが出てきた。(指名停止五ヶ月は短いだろという新たな質問が付け加わるが)
で、他の質問は、今日の昼過ぎに要旨にして渡した。
で、厚木の県央経営者会で六時半から講演。終わったところで古川元久副大臣から電話が入る。「おーい、明日答弁頼むね」と電話に出ると、「たろうちゃん、助けてよ」。
「どうしたの」とたずねると、「質問が要旨しか来なくて、霞ヶ関が大変だ」「あったりまえだろそんなの」どうも話がかみ合わない。
どうやら予算委員会は要旨対応というのは、自民党国対が勝手に決めたことで、そんなルールにはなっていないらしい!
「他の党はみんな質問通告してくるけれど、自民党だけは箇条書きで三行とか書いてあるだけで、みんな霞ヶ関がそれ見ながら想定問答を考えて...」「えっ、そうなんだ。今厚木だから、小田急ですぐ戻る」
結局、夜の九時に各省庁の担当者(二十五人ぐらいいた)に議員会館にご参集いただいて質問を一つずつ通告する。
僕は、外務委員長の時に、質問通告が遅い委員は与野党関係なく、部屋にまで文句を言いに行ったり、もう一度やったら本会議の委員長報告に名前出すぞと脅したり、通告を早くして霞ヶ関の残業を減らす努力を国会もしろと旗を振ってた。
自民党、他の議員はどうなっているのというと、みんな下向いて苦笑いする。
谷垣総裁、これはぜったいにおかしい。野党になったからといって、こんなくだらないことをしていたら、国民の支持を得ることはできない。
知らなかったとはいえ、申し訳ない。古川さん、ありがとう。
はじめは政治とカネの問題徹底追求すると息巻いておきながら、谷垣代表のあまりの超甘な追求にイライライライラしてしまった。
話し方もゆっくりで敬語なんか使って、それで鳩ポッポの詭弁を粉砕出来るわけもなく、ヌルくてマズい変なラーメンを喰わされたような変な気分におそわれた。
もともとグダグダになりそうなのは予想通りの結果ではあるけど、まさかここまで下手くそとは思わなかった。
鳩ポッポを相手に敬語を使う必要はないし、スマートさも要らないからもっと大きな声でテンポよくズバズバと切り刻んでグゥの音もでなくなるまで叩き潰せばよかったのに、やる気がないのと気が優しい過ぎるのと甘さとまだまだ気取りがあるんでしょうね。
小沢氏はサッサとお縄について島流しにでもしてしまえばいいのに。
中華人民共和国からの入国者が増え労働力として欠かせないものとなり、また貿易などによって経済的にも利益が上がり始めると、
より中華人民共和国寄りの政治を求める声が特に経済界から強くなりつつあった。
2009年、政権交代があり、総理大臣鳩山由紀夫率いる民主党は移民と国籍に関する改正法案を成立させた。
この移民法により、移民の制限および国籍取得は緩和され、日本国は中華人民共和国の属国化することを余儀なくされていった。
また文部科学省主導によるアジア諸国よりの留学生百万人計画もこの年より始まった。
日本国の滅亡はこれに始まる。
2012年1月16日、中華人民共和国と関連の深い貿易を扱う企業経営者らが、さらに中華人民共和国寄りの政権を打ち立てるため、国体の転覆を計画した。
この計画を察知した野党自民党により各地で大規模なデモが発生し、一部地域では警察、自衛隊との衝突も起こった。
この最中、小沢一郎は急死する。これらに危機感を覚えた与党民主党幹部は治安維持のため国連に対し派兵を要請する。
中華人民共和国海軍東海艦隊は、自国民を保護する名目で東京湾に到着。今上天皇は幽閉状態となった。
翌年1月17日、岡田克也は臨時政府を打ち立て、天皇制民主主義の廃止を宣言した。
翌2013年7月4日岡田克也は、「共和制日本国」の建国を宣言した。岡田克也は同国の初代の、そして最後の大統領となった。
2014年1月に尊皇攘夷派による最後の大規模な武力蜂起が起きたが鎮圧された。1月16日には野党第一党党首であった谷垣も私邸から大量の武器が発見されたという理由で逮捕拘束された。
岡田克也の主な業績は、日本国を中華人民共和国に併合する条約を作ったことだった。この条約が締結されたとき岡田克也は、「日本自治区」の初代書記に任命された。
2018年8月12日、時の中華人民共和国国家主席習近平は日本の中華人民共和国領への編入を宣言。
この日、皇居に掲げられていた日の丸が降ろされ、五星紅旗が揚げられた。
これにより中華人民共和国の自治区として編入され、2678年間の日本としての歴史は完全に幕を閉じた。
自治区となった後も、表向き日本は中華人民共和国の領土として扱われる事は無かった。しかし、名実ともに中華人民共和国領へと変貌していく。
これは党書記が設置されていながら、民族自治区という形がとられたためであった。2039年8月21日には完全な中華人民共和国領土として日本省が成立。
国会の現実をこのような形で報告しなくてはならないことを、ほんとうに残念に
思います。しかし事実を事実としてお伝えしなくてはなりません。
それは事実上の国会ボイコット、審議拒否を与党が、民主党、社民党、国民新党
が行っているということです。
本日11月30日、自民党はじめ野党が反対するなか、民主党はじめ与党は強引
に僅か4日間の国会延長を決めました。たった4日間で何をするというのでしょう
か。何が出来るのでしょうか。その説明も全くないままで国会が延長されてしまい
ました。全く遺憾千万です。
国民の皆さんの期待に応える国会にするために、国会の延長を野党から提案する
ことは誠に異例のことでしたが、私たちは12月18日までの延長を提案しており
ました。
それは郵政株式売却停止法案を丁寧に審議するために必要な時間の確保というこ
ともありますが、以下の3点についてはどうしてもしっかり国会で議論しなくては
ならないと判断しているからです。
(1) ドバイショックもあって一段と厳しさを増す景気経済そして雇用問題について
(2) 普天間基地移設をはじめとする外交安保政策のあり方について
そのためには衆院予算委員会を開いてNHK中継のもとでしっかり集中審議を行
そして何と言っても党首討論会が大切です。鳩山さんが総理になってから谷垣
自民党総裁との直接対決は一度も開かれていないのですから、是非討論会をやり
ましょう。こうした主張、呼びかけをずっとしてきたのですが、与党は全てこう
した提案を拒否してしまいました。
ほんとうに残念と言うよりも考えられないことです。例の事業仕分けの作業は
メディアや国民に会場を開放して大々的に行っておきながら、一番大切な国会は
国民誰もが、おかしいじゃないか、ちょっと待てと言っている鳩山総理の政治
資金疑惑についても口をつぐんだままで、やり過ごそうとしている。こんな事が
許されていいはずがありません。
国会では「鳩山家の子供手当て」というようになりました。民主党議員もそう
呼んでいると聞きました。民主党マニフェストによる子供手当ては毎月2万600
0円。それに対して鳩山家では総理に対して月々1500万円だったことが明らか
にされました。
鳩山家が大資産家であること、大金持ちであることが問題ではありません。政治
資金なら政治資金として法にのっとって適切に処理報告されなくてはいけない。贈
与なら贈与税が必要でしょう。貸し付け金なら貸し付け金としての契約や返済がど
うなっているのか。こうしたことがきちんと説明されなくてはならない。
とにかく国会に出たくない。逃げまくっています。そういう意味で審議拒否して
衆議院議員 逢沢 一郎
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逢沢一郎の国政ニュースは、ホームページのアドレスやご紹介により送信していま
す。皆様の様々なご意見やご要望を逢沢一郎までお寄せ下さい。また、ご不要の方は
下記までご連絡下さい。
e-mail: ask-aisawa@aisawa.net http://www.aisawa.net/
####################################################################
麻垣康三の最後の一人が総裁になったという結末である。このタイプの名前が挙げられた人がそろって総裁になることは滅多にないのだが、それだけ、人材が不足しているという事であろう。
自民党再生を唱えているが、どのように再生するつもりなのかによって、自民党が再び与党に返り咲けるか、このまま議席を失って泡沫になっていくかという末路が見えてくる。
多選規制を導入し、政権運営に貢献のあった官僚を新人議員として選挙区を与えて取り込むことで人材の確保と行政へのコントロールを手に入れる体制を整えるか、地盤の私物化を継続し、官僚は天下り先に行くしかなく、政治と行政が税金を無駄遣いし続けるという、これまでの体制を続けるかという選択である。
谷垣氏はお金が足りないなら増税すれば良いという考えの財政再建派であることから、どちらかというと、後者の選択をする可能性が高い。
そうなったらそうなったで、予想通りということで、自民党の泡沫政党化、地方政党化が進むだけであろうし、そうならなかったら、青天の霹靂とでも言って驚くしかない。
二大政党制は、選択肢が二つだけしかないという欠点の多い制度であり、どちらかというと、その選択肢は善と悪というわかり易い選択ではなく、最悪と論外といった、どちらを選んでも良い結果に繋がらない選択肢だけが出てくる事になりやすい。
この制度をまともに運用するには、党員の意見を吸い上げる党員集会によってマニフェストを作るという運用上の配慮だけではたりない。党員の知性や理性のレベルによっては、エゴイズムにあふれたどうしようもないマニフェストが出来上がってしまうという欠点が表面化しやすいのである。
民主制は、有権者の能力以上の代表者を得られないという特性がある事から、有権者の能力を高める手段が必要になる。能力は、それを問われる場所が存在する事によってのみ鍛えられることから、民主制の学校である株式会社において、株式会社の有権者である株主に定期的に選択を問い、鍛える事で、国民全体を鍛えるという手法が取られるのが望ましい。経営方針や設備投資方針、仕入れや在庫の量の決定といった細かな選択を株主に問うのは、いろいろと問題があるが、企業名.com以下に、娯楽情報サイトや政治家のサイトのミラーを宣伝目的で置くとし、どのサイトを置くかを問うのであれば、電子投票の練習にもなり、また、事業所や出張所が置かれている選挙区ごとに現職と元職や新人を並べて、どの候補のwebをミラーするかを問う事で支持率調査そのものとなり、有権者の直接の意見という錦の御旗を間接的にかざす事が可能となる。これは、議員にとっては、献金やパー券といった資金面での圧力以上に、高い圧力となる。
株主は、企業にとっての有権者であるだけでなく、政治家・政党に対してもおおむね有権者なのである。
http://www11.ocn.ne.jp/~ques/diary/diary.html
[2009.9.29]
仮に河野と2者での対決となったとして「地方票300対0」という結果になった場合、谷垣がこれを理由に暴走しないという担保がない。
神奈川は河野の地元だし参院神奈川の議員も推薦人になってるので取れるんじゃないかと。河野の推薦人には町村派の議員も何人もいるから中川(河野)と森元(西村)が町村派の主導権争いしてるという構図かと思う。
谷垣・河野両氏に続く第三の候補とされる西村氏出馬への指摘として、あまり見かけない部分を(半分思い付きだが)書いてみる。(以下敬称略)
いくつかのブログやBBSを見て回ったところ、彼は「河野票(若手への世代交代派)を削ぐための当て馬」という意見を見かける。まぁ普通に見ればそうなのだが、それだけだと思うとどうにも不思議な部分がある。
まず、彼の主張は河野とあまりに違いすぎ、それでいて谷垣の主張と被る部分が多い。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009091900223
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009092100296
これは「河野票を削ぐ」という目的のみを持っている場合、明らかに失策と言える。彼の主張に同意する存在が「ただ若手というだけ」で、西村がいない場合に河野を支持するか?という問題に行き着くからだ。
例えばこれが
「小泉改革路線支持」
「安保・外交課題など野党にとっては影響力の乏しい部分だけ河野との差異を強調(それが河野支持に回れなかった理由と説明)」
などの主張をしていれば、また話も違ってくる。
西村という人物の経歴的にはこういう主張も十分に可能な筈で、それ故の人選という見方もできるくらいだ。
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-998.html
このままでは、実際に彼が食う層は「若手にすべきだが河野では」という理由で「政策的に谷垣にしよう」と考えてた層も含まれてしまうだろう。むしろ「対河野専用当て馬」であれば、本来は最も取り込まなければいけない「谷垣(長老支配・派閥支配)でなければ誰でも良い」という層が逃げ出すような話が、公示直後にメディアを通じて流されてもいる。
http://ichita.blog.so-net.ne.jp/2009-09-19
事前運動があったなら兎も角、唐突な出馬表明であれば余計に下種の勘繰りのネタになる。まして今回投票権を持っているのはインサイダーである国会議員や党地方組織の人間だ、こういう話が早期から表沙汰になる以上、彼らの行動は当然こうした噂を踏まえたものとなるだろう。こういう状況下では「若手にすべきで河野は嫌だが仕方ない」となってたかもしれない人達が「一応若手だし西村にしとくか」と妥協する可能性は限りなく0になったと言えるのではないだろうか。
では彼の立候補はまるっきり無駄か?それとも別の思惑があるのだろうか?
私はひょとすると「谷垣の勝ち過ぎ警戒」のために引っ張り出されたのではないか?と考え始めている。
今回の選挙では地方票の割合が多く「彼に国会議員票で負けても地方票で逆転が可能」と言われているが、それ以上に党長老が心配しててもおかしくない事がある。それは「地方で圧倒的な得票」を得てしまうと「国会議員軽視の可能性」が出てくるのではないか?という事だ。
これはごく身近に小泉という先例があり、長老たちも散々手を焼いた記憶があるだろう。地方組織からは「小泉改革路線が地方組織をズタズタにした」という感覚があるとされ、河野が「小泉路線の継承」、谷垣が「小泉改革の否定」を旗頭にした場合、地方票が谷垣に殺到する可能性がある。仮に河野と2者での対決となったとして「地方票300対0」という結果になった場合、谷垣がこれを理由に暴走しないという担保がない。
一端総裁についてしまえば選挙での公認権などで強力な権限を持つ事ははっきりしている。反麻生の動きがいずれも腰砕けになった要因もこれだという主張も散見される。
http://www.news.janjan.jp/government/0907/0907187332/1.php
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20090722/168980/
森たち長老が野党にまで落ちた未だに総裁選に口を出すのも、次の選挙で差し替えられるのが怖いからかもしれない。
「私が総裁になれたのは議員票以上に地方組織からの支援があったからだ!」
谷垣がこう言い出して長老の言う事を聞かなくなったら?そうならないために、谷垣への支持は「地方中心」「地方票だけでも谷垣総裁」という状況になっては困る。
だからこそ、西村が狙っている(指示された)のは「河野に流れる地方票の削減」ではなく「谷垣に流れる地方票の削減」なのではないのだろうか?
まぁこれも下種の勘繰りではあるので、単に西村が自分の役割を理解してなくてアホな事言ってるだけかもしんないけど。
3人の候補が出てきた。宏池会のお家騒動に、町村派の新人が絡むという展開である。
ただ、麻生派の河野太郎氏を古賀派が担ぐという展開はありえず、町村派を始めとする諸派が、河野太郎氏を担ぐという展開も、ありえない。それは、宏池会を強化するだけでしかないからである。
したがって、河野太郎氏の出馬は、どちらかというと、総裁選を無投票にしない為という効果と、将来の総裁候補としての実績作りという意味しかない。河野派を作れるほどの器局かどうかがはっきりしないという点もある。麻生派を継承して、さらに派閥を大きくする事ができるかどうかという点を考えると、幹事長狙いの立候補と考えられる。
町村派の候補である西村康稔氏は、当選3回という若さであり、いきなり総裁は無理があるのだが、他に弾がいない。自民党が野党に転落した以上、ここで使うしかないというのが、つらい所である。
この3人のうち、誰が総裁になっても、残りの2人を、幹事長と国対委員長クラスの役職で取り込まないと、党が分裂するという事を考えると、ここで立候補しておくのは、仕方が無いであろう。野党に転落した以上、大臣ポストが無いんだから、党務を経験するには、議員をまとめられる立場にある事をアピールしないとポストが取れない。
谷垣氏が当選して、河野氏が幹事長、西村氏が国対委員長というのが、いかにもありそうな展開である。その他の場合、谷垣氏は若輩者の下につく事を拒絶するであろう。その場合、古賀氏を幹事長に据えて残りが国対委員長という展開がありえるし、道路族の利権を守る為に、古賀派が国対委員長を取るという展開も、無いとは言い切れない。次の選挙はどうせ参議院なんだから、道路工事をばら撒く為に与党と接触できる国対委員長ポストの方が、当面は価値が高いという判断である。
ただし、万が一であるが、古賀派が谷垣氏、麻生派が河野氏となって、その他の諸派がすべて西村氏に投票した場合、麻生派は残るだろうが、古賀派は自民党から離党するという展開もありえる。
民主党の実質的権力者である小沢氏は、元は田中派であり、道路族の利権とは相性が良い。古賀派を民主党が取り込むことで、自民党が空中分解したという印象を作り出すと同時に、道路族を取り込む事で資金を確保し、参議院、それに続く衆議院と、自民党に引導を渡すという展開を狙える。しかも、古賀派の衆議院議員24人が民主党の衆議院議員308人と合わされば、衆議院(定数480人)で3分の2を超え、参議院で過半数を取る為の連立を不要にできる。連立している党首達にいつでも切り捨てられると圧力をかけるのに、古賀派は丁度良い大きさの集団なのである。
http://www11.ocn.ne.jp/~ques/diary/diary.html [2009.9.20]
谷垣氏は増税によって財政を再建するという主張の、財政再建派である。揮発油税の新設によって道路利権を確立した田中角栄氏の直系とも言える。合理化や構造改革は一切行わず、銭が足りないならば増税すれば良いという主張であり、増税によって財源を確保し、族議員として君臨するという行動様式が刷り込まれている。
穴のあいたバケツに水が溜まらないならば、さらに水を注ぎ込めば良いということで、穴から漏れ出る水にたかっている天下りや公共事業は、今以上に勢い良くあふれ出る水で潤うという事である。道路族と相性が良く、谷垣派は古賀派と合同した。
与党であった頃ならば、公共事業を期待する地方の票を集められたのだが、今の自民党は野党である。あの選挙で自民党が勝っていたら、古賀派が第一派閥として自民党を牛耳り、谷垣氏が傀儡として総理大臣になっていたであろう。
ただし、今の自民党は野党であり、利権の分配にはありつけない。自民党の地方組織は、公共事業や補助金を分捕る為に集まった烏合の衆であり、野党に転落した以上、それらは民主党に乗り換えるだけである。金の切れ目が縁の切れ目である。
麻生氏は積極財政派で、ばら撒きで景気を回復させて税収を増やし、財政を再建するという主張であったが、幾らばら撒いても、波及効果は無く、税収は全然増えず、財政赤字だけが増えていくという小渕内閣の失敗を繰り返した。
増税による財政再建派もダメだし、ばら撒くだけの積極財政派もダメという事で、構造改革を主張する上げ潮派が政権についたのだが、後継に人を得ず、結果的に、財源を抱えていて復元力の強い財政再建派が盛り返してしまった。
麻生氏が引く事で積極財政派の目は無く、上げ潮派は元々後継者不足であり、出馬できるとは思えない。消去法では財政再建派の谷垣氏ということもありえるのだが、金権体質の象徴とも言える古賀派が自民党の総裁派閥になったら、ますます、自民党再生の目は無くなるであろう。
古賀派が総裁選に負けた場合には、それを理由に離党して民主に野合という展開もありえる。道路族の利権は与党にいてこそであり、野党では意味が無い。古賀派が離党となれば、自民党が空中分解したという印象を与え、これも、自民党再生の目を無くすという結果に繋がりかねないのであった。
それにしても、特別国会というのが残念である。特別国会では短い会期しか設定できないので、通常国会前日まで会期を設定できる臨時国会にし、いきなり審議を始めると予想していたのだが、大臣が状況を把握する為の時間が必要らしい。民主党はシャドーキャビネットを組んでいた筈なのだが、大臣人事の段階でこれだけ時間がかかっているということは、ごっこ遊びに過ぎなかったのであろう。
落選した有望な若手って誰なんだろうか?小泉チルドレンとかがそれに該当するんだろうか?個人的には面白い人がいるとは思うが政治家としてふさわしいとは思わない人ばかりだけど、ああいうのが好きな人もいるんだろう。むしろ当選した人のほうがマシでは?と思う。小泉チルドレンよりは谷垣石破福田伊吹町村中川(薬)とかのほうがいいだろ。
でも清和会を黙らせられないと麻生みたいに引きずり回されてチンプンカンプンになるし、党内コンセンサスが取れないうちは虎の子の谷垣は出せないだろう
麻生が清和会に引きずりまわされたことって具体的に何?給付金や厚労省分割は清和と言うより与謝野・財務省や・ナベツネに振り回されたようなもんだし、郵政とか簡保の奴は麻生鳩山が小泉や清和会にけんか売ったようなもんで自業自得じゃないのかと思う。そもそも郵政で取った議席でできた内閣なんだから反対派のほうが引きずりまわしたようなもの。
「次の総裁候補」ということなら石破をかつぐのが一番いいんだろうが、
「次期エース候補」のまま賞味期限を切らしてしまった額賀や、本人は大物のつもりでいる鳩山弟が石破を後見できるとは思えない。
青木の意向も無視はできないだろうし、ここまで小勢力になっても相変わらず派内統治が難しい。
清和会は「大物」の頭数は揃ってるのに、中堅陣笠はさっぱり人材不足の観があるな。
派内統治は容易なんだろうけど、これがいろいろ容喙すると滑稽観がある。
町村・中川女にはさっぱり落ちてもらって、安部晋三(笑)に禅譲したほうがまだよかったろうに。
http://anond.hatelabo.jp/20090831093726
実は俺の第一感も元増田と全く同じだった。そこでそれがどの程度正しいのか検証してみたい。
恐らく自民党復党が濃厚な平沼グループについてもまとめて検証する。
・思ったほど「老害」といえるような存在は多くない。当選5回前後の「働き盛り」が多数を占める。
・その一方で、それ以下の層の薄さはとんでもないことに。彼らが中堅になるころは大変そう。
・逆に言えば、今の若手は生き残りさえすれば党の要職につける。稲田朋美が出世するのか。28歳の小泉進次郎は前途洋々(笑)
・とりあえず第一派閥を守った町村派=清和会だが、彼らが第一派閥だったことは自民党にとって不幸だったなと思う。
・他人のギリギリの頑張りで6人を復活当選させているあたりはちゃっかりしてる。
・古賀派は衆院筆頭派閥に。東国原ではミソをつけたが、自派閥の手当てはそれなりにできたか。それなりの戦力も残せたし、谷垣次期総裁というのはわかる。
(追記:トラバで指摘のあるとおり、教育や国家観が入ってないのは問題。ただ、全候補者に対するアンケートが他にない)
えらぼーとの中から抽出するのは次の質問。選択肢の順番は一部変えて、小さいほど右、大きいほど左にしている。
上から下の順番に左から右へ一問ずつ答を表示する。(非該当、無回答と答えた議員もいる)
・憲法9条の改正に賛成ですか、反対ですか。
1.賛成 2.反対
・集団的自衛権の行使を禁じた政府の憲法解釈を見直すべきだと考えますか。
1.見直すべき 2.見直す必要なし
・日本の核武装について、あなたの考えに近いものを一つ選んでください。
1.保有すべき 2.検討を始めるべき 3.情勢により検討すべき 4.検討すべきでない
・アフガニスタン支援のため自衛隊を派遣すべきだと思いますか。
・北朝鮮が再び長距離弾道ミサイルを発射し、核実験を行いました。これまで政府がとってきた対北朝鮮政策について、あなたの考えに近いものを一つ選んでください。
1.圧力をより強めるべき 2.妥当 3.対話を進めるべき
各派閥ごとに当選回数順に並べてみる。本当にベテランばかりなのかを可視化する。
マスコミの世論調査、出口調査では落選確実と思われながら、ぎりぎりの競り合いを制して生き残った自民党議員が結構いる。
http://d.hatena.ne.jp/aya_momo/20090831/p4
ここでは「辛勝率ランキング」(惜敗率の逆数、(1位の得票数)/(2位の得票数))が示されている。
辛勝率をどこで切るかは完全に主観だけど、とりあえず辛勝率1.05を基準として、辛勝自民党議員がぎりぎりで負けていたら復活できなかった幸運な議員は幸運枠として扱う。
自民党支持者が最後の力を振り絞ったおかげで復活させることのできた議員が、右か左かを見ることも参考になるだろう。
あと、みんなの党と民主党の敵失で本来なら議席を持ち得なかった比例近畿の二人についてはさらに※印をつけておく。
森喜朗 14回目 72歳 無 無 無 無 無
衛藤征士郎9回目 68歳 1 1 4 1 2
細田博之 7回目 65歳 1 1 4 1 1
塩谷立 6回目 59歳 1 1 3 非 1
小池百合子6回目 57歳 1 1 3 1 1
安倍晋三 6回目 54歳 1 1 4 無 1
山本拓 5回目 57歳 無 無 無 無 無
下村博文 5回目 55歳 1 1 4 1 1
高市早苗 5回目 48歳 1 1 4 非 1
木村太郎 5回目 44歳 1 1 4 非 非
吉野正芳 4回目 61歳 2 2 4 1 1
高木毅 4回目 53歳 1 1 3 1 1
谷川弥一 3回目 68歳 1 1 4 1 1
西村康稔 3回目 46歳 1 1 4 1 1
柴山昌彦 3回目 43歳 1 1 4 1 1
北村茂男 2回目 63歳 1 1 無 1 1
稲田朋美 2回目 50歳 1 1 4 1 1
(幸運枠)
中川秀直 10回目 65歳 1 1 4 1 1
町村信孝 9回目 64歳 1 1 4 非 1
長勢甚遠 7回目 65歳 1 1 3 1 1
谷畑孝 5回目 62歳 1 2 4 2 1 ※
馳浩 4回目 48歳 1 1 4 1 2
松野博一 4回目 46歳 1 1 3 1 非
鳩山邦夫 11回目 60歳 1 1 4 1 1
額賀福志郎9回目 65歳 1 1 4 1 2
石破茂 8回目 52歳 1 1 3 1 非
佐田玄一郎7回目 56歳 2 1 4 無 1
鴨下一郎 6回目 60歳 1 1 4 1 2
茂木敏充 6回目 53歳 1 1 4 非 1
大村秀章 5回目 49歳 1 1 4 1 1
田村憲久 5回目 44歳 2 1 3 2 1
竹下亘 4回目 62歳 1 1 4 1 1
新藤義孝 4回目 51歳 1 1 4 2 1
小渕優子 4回目 35歳 2 2 4 非 2
加藤勝信 3回目 53歳 1 1 4 非 1
(幸運枠)
河合克行 4回目 46歳 1 1 4 1 1
古賀誠 10回目 69歳 2 1 4 1 3
谷垣禎一 10回目 64歳 1 1 4 非 2
園田博之 8回目 67歳 2 2 4 2 2
金子一義 8回目 66歳 1 1 4 1 1
逢沢一郎 8回目 55歳 1 1 4 無 1
村田吉隆 7回目 65歳 1 2 4 2 3
中谷元 7回目 51歳 1 2 4 非 2
山本公一 6回目 61歳 1 1 4 1 2
岸田文雄 6回目 52歳 2 2 4 1 1
西野陽 5回目 69歳 1 2 4 非 2
竹本直一 5回目 68歳 2 1 3 1 2
山本幸三 5回目 61歳 1 1 4 1 2
菅義偉 5回目 60歳 1 1 4 非 1
遠藤利明 5回目 59歳 1 1 4 2 2
宮腰光寛 5回目 58歳 1 1 3 2 1
塩崎恭久 5回目 58歳 1 1 4 2 1
佐藤勉 5回目 57歳 非 非 4 無 1
北村誠吾 4回目 62歳 1 1 4 2 2
福井照 4回目 55歳 1 1 3 1 2
小野寺五典4回目 49歳 2 1 4 2 1
三ツ矢憲生3回目 58歳 1 1 4 1 1
小里泰弘 2回目 50歳 1 1 4 1 1
徳田毅 2回目 38歳 2 2 4 1 1
(幸運枠)
川崎二郎 9回目 61歳 非 2 4 2 2
平井卓也 4回目 51歳 2 1 3 1 1
野田毅 13回目 67歳 1 1 3 2 2
甘利明 9回目 60歳 1 無 4 1 2
大野功統 8回目 73歳 1 1 4 1 1
武部勤 8回目 68歳 1 1 4 1 2
石原伸晃 7回目 52歳 2 1 無 1 1
田野瀬良太郎6回目 65歳 1 1 4 1 2
林幹雄 6回目 62歳 1 1 4 1 2
平沢勝栄 5回目 63歳 非 2 非 非 非
石田真敏 4回目 57歳 1 非 4 無 1
金子恭之 4回目 48歳 1 1 4 2 1
森山裕 3回目 64歳 1 1 4 非 2
坂本哲志 3回目 58歳 1 1 4 1 2
古川禎久 3回目 44歳 1 1 2 2 3
武田良太 3回目 41歳 1 1 4 2 1
平将明 2回目 42歳 1 1 4 2 1
(幸運枠)
田中和徳 5回目 60歳 1 1 4 1 1
河村建夫 7回目 66歳 1 1 3 1 2
古屋圭司 7回目 56歳 1 1 3 1 1
柳本卓治 6回目 64歳 1 1 4 1 2
江藤拓 3回目 49歳 1 1 4 2 1
松浪健太 3回目 38歳 1 1 3 1 1
長島忠美 2回目 58歳 1 1 無 無 無
(幸運枠)
伊吹文明 9回目 71歳 1 1 3 無 1
谷恒一 3回目 57歳 1 2 4 非 1 ※
麻生太郎 10回目 68歳 1 1 4 無 2
森英介 7回目 61歳 1 1 4 無 2
岩屋毅 5回目 52歳 1 1 4 1 2
河野太郎 5回目 46歳 非 非 4 2 非
松本純 4回目 59歳 1 1 4 非 2
井上信治 3回目 39歳 1 1 4 1 1
永岡桂子 2回目 55歳 1 1 3 1 1
(幸運枠)
山口俊一 7回目 59歳 1 1 4 1 2
高村正彦 10回目 67歳 1 無 無 無 2
大島理森 9回目 62歳 非 2 4 非 2
村上誠一郎8回目 57歳 非 非 非 非 2
山本有二 7回目 57歳 1 1 3 1 2
江渡聡徳 4回目 53歳 1 1 4 1 1
二階俊博 9回目 70歳 1 1 3 2 2
加藤紘一 13回目 70歳 1 2 4 2 2
保利耕輔 11回目 74歳 非 非 4 2 2
与謝野馨 10回目 71歳 無 無 無 無 無
福田康夫 7回目 73歳 1 非 4 1 2
浜田靖一 6回目 53歳 1 無 4 無 2
野田聖子 6回目 48歳 非 非 4 1 1
棚橋泰文 5回目 46歳 1 1 無 1 1
梶山弘志 4回目 53歳 1 1 4 2 1
後藤田正純4回目 40歳 2 2 4 非 3
秋葉賢也 3回目 47歳 1 1 4 2 1
阿部俊子 2回目 50歳 1 1 4 1 3
赤沢亮正 2回目 48歳 1 1 4 1 1
伊東好孝 1回目 60歳 1 1 4 非 1
斎藤健 1回目 50歳 1 1 4 1 1
橘慶一郎 1回目 48歳 無 無 4 1 1
小泉進次郎1回目 28歳 1 1 4 1 2
(幸運枠)
今村雅弘 5回目 62歳 1 1 3 1 3
菅原一秀 3回目 47歳 1 1 4 2 1
平沼赳夫 10回目 70歳 1 1 2 1 1
小泉龍司 3回目 56歳 2 2 4 2 1
城内実 2回目 44歳 1 1 4 2 1
今、自民党総裁選をめぐって経済政策の上で興味深い対立構図がある。
・上げ潮派=小泉改革の継承を謳い構造改革で日本経済の強化を図ることで経済成長を高める。小泉チルドレンなど改革派のグループ。
・財政バラマキ派=従来型の公共事業などケインズ型財政出動(マクロ政策)で景気回復を図ろうとする。麻生氏のグループがその代表。
・財政再建派=与謝野氏や谷垣氏らのグループで社会保障制度の維持のためには消費税増税などの国民負担の増大は避けられないとする。
さて上に上げた中で上げ潮派は小さな政府、他の二つの立場は大きな政府とおおざっぱに分けられるであろう。考え方としてはわかりやすい構図である。
ところがネット上の一部でおかしなグループが騒いでいることにお気づきだろうか。リフレ派と呼ばれる一群である。
彼らの主張をわかりやすく言うと、要するにお金を刷りまくってインフレを人為的に起こして景気を回復させようといったはなはだ危険なものであり、常識では到底考えられないものだ。ところが驚くことになんと彼らが支持しているのが改革派=上げ潮派だということなのだ!これは世界の新七不思議とでも言える不思議な現象ではないだろうか。
もちろん上げ潮派=改革派の人たちはそんな戯言に付き合っている暇はなく、当然スルーしているのだが、まるでネットストーカーであるリフレ派は迷惑も顧みず必死で持論を流布しようと躍起である。そもそもリフレ派が依拠しているのは「マクロ経済政策」の中の金融政策だそうだが、それだけ見ても改革派とは水と油の存在であることは明白なのに、だ。
リフレ派ははやくこのような迷惑行為はやめておとなしく「思想の近い」麻生氏のグループに仲間入りした方がよいのではないか。ところがなぜか彼らは麻生のグループとは違うと強弁する。彼らの中では違って見えるらしい。しかしどっこい世間やメディアの目から見れば明らかに無理があり、どう考えても政府や日銀のマクロ政策に頼ろうとする意味で上げ潮派=改革派とはまるで別種の生物であることは明らかである。