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はてなキーワード: 靖国とは

2009-08-14

http://anond.hatelabo.jp/20090814135733

時事である候補や党の応援や非難をしてるならともかく、

マニアック靖国反対アジビラなんかここで撒くなって言いたくなる程度にはアホな左翼が嫌いなんですよ。

だいたい元増田とか何なんだ

あんたが仕込んだかお仲間が仕込んだかしらねえが自演の仕込が下手糞すぎんだよ

http://anond.hatelabo.jp/20090814063033

靖国明治国家要請でつくられた官製の神社で、たとえば西南戦争の朝敵側など、国家に敵対した側は祀っていない、その意味で、非政治的な鎮魂の社という主張は欺瞞的。

ただし、国家に身を捧げた人々を追悼し、称揚する施設は、近代ナショナリズム論理からいうと、まあ、あっておかしくないし、当然という意見もある。普通の話。このへんで、その形式が特定宗教だから揉める、というのは、ほかの国でも最近になってのことだから、そこに無神経でも、それほど「遅れてる」ともいえない。ただし、改善した方がよい、のは当然。

ポイントとしては戦犯問題については、極東軍事裁判日本国家として受け入れた、それが前提になって国際社会に復帰した、という事実があるので、それを覆すような政治メッセージを送ることは、サンフランシスコ平和条約にもとづく政治的枠組みを壊すものだと見られても仕方がない、ということ。つまり、戦犯戦犯視し、政治的に称揚せず、戦争犯罪者とみなす、というのは、国内問題ではなく、国際的な約束という側面もある。だから、そこを変えたいのであれば、国内世論だけでなく、当時の戦争の関係国にも納得してもらう必要がある。これは、東アジア諸国が干渉的であるとかそういう問題ではない。たとえば、オーストリアは終戦時に国際的な約束としてドイツとの合邦を禁止された。これも、これを変えようと思ったら、国内世論だけの問題ではない。そういう、これを条件に戦争を終わらせますよ、という条件のひとつであった、ということを意識する必要がある。

国内問題としての政教分離としては、靖国国家によって、特権的地位や恩恵を与えられているか、という問題が一つ。国家の公的な追悼施設として位置づけられているとすればそういえる。現状は微妙な位置づけなんだよね、これ。事実上はそう見られているけど、制度的にはそうではない。このへんのねじれを解消するのはよいことだろう。

もうひとつこれと関連する話だけど、人権問題というか信教の自由との絡み。非神道者を祀ることの意味、もちろん、オバマの背後霊に悪口を言わせるのも合法ではある以上、靖国に少しも公的な性格がないのなら、問題はない。ここで、事実上、というのが、判断の微妙な、というかめんどくさいことになっている。キリスト教徒神社にかってに祀られた場合、普通は、まあ、微妙にありではあるんだろうけど、でも、よく考えれば、いやがらせ的ではあるよな。ほめられた行為ではない。

http://anond.hatelabo.jp/20090814091707

あれ、この問題って「戦犯を祀っているから」という理由で文句を言ってる一部の国じゃないの?

今まで参拝を自粛してきた歴代閣僚の大半がそういう口実だったじゃん。

それに、死者を弔うという行為そのものが「宗教」なんだから、それをやってる時点で「無宗教」って建前がしっくり来ない。

むしろ古くから続く既存の宗教よりも、「靖国」というそれ専用の宗教を設定しておいた方が都合が良い気がする。

これがたとえば仏教のどこぞの宗派とかに任されたりすると「どうして彼らは良くてうちの宗派はダメなんだ」と角が立つだろ。

そういう権威付けに利用されるのを回避するための「新宗教」設定だったんじゃないか?

http://anond.hatelabo.jp/20090814091707

しかし民主党(おそらく次政権党)は「外国に配慮して」参拝しないと明言しちゃってるからね。

国内問題というのも、国外で騒いでる国に便乗している手合いが国内に居るという一面もあるし。

つまり「配慮が必要な外国」がどこかに存在し続ける限り、靖国だろうが「追悼施設」だろうがいつまで経っても閣僚は参拝できないって事にならないか?

この問題、まずは文句付けてきてる国に「別の追悼施設を造りますんで、文句はもうありませんよね?」と言質を取ってから始める事のように思う。

つか、その方が「追悼施設」造りたがってる奴らも錦の御旗を手に入れられて上手く運ぶような気がするんだけど、どうして誰も言い出さないんだろう?

http://anond.hatelabo.jp/20090814063033

まるで「追悼施設」が世界的に希に見る日本だけの発想のように読めるが、世界中に似たような施設は一杯あるぞ。


それにしても疑問なのは、そんな物を造ろうとしている動機が「文句を言ってくる国があるから」だとすると、

この辺が曖昧模糊としているんだよな。造りさえすれば万事解決みたいな事言ってるけど、それも結局は文句言ってる国の胸先三寸次第だろ?

なぜ「追悼施設」というものが必要なのか?

靖国に代わる国立追悼施設建設へ 民主政権発足後に有識者懇を設置

http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090813/elc0908132359017-n1.htm

なぜ「追悼施設」というものが必要なのか?

と感じる私は別に「靖国神社があるからそこに参拝するべき」だなんてことをいいたいわけではない。どうして追悼するために新しい「追悼施設」というものが必要なのか、ということに疑問を感じるのだ。

そもそも「追悼施設」とはなんのための施設なのか。

国家として死者の霊を祭祀する」ための施設だとすれば、そのような「国家的祭祀」が現代において必要だとは思われない。「死者の祭祀」ではなくて「追悼のための儀式祭典」を行なうためならば、千鳥が淵だっていいし、あるいは武道館みたいな別の広い施設でもいい。既存の施設を儀式祭典ごとに使えばいい話で、専用の施設を作る必要性はあまりない。

靖国神社のように個人が集って参拝するような施設を作るのならば、そのような施設を国家が用意する意味が分らない。個人としての「追悼」をするのならば、神社でも教会でも心の中ででも、個々人の好きなところで好きな形で追悼すればいいわけだから。

そうだとすれば、どうして特別な「追悼施設」というものが必要なのだろう。

新しい追悼施設の話がいつも出てくるけれども、私にはどうしてそれが必要なのかよく分らない。

靖国神社だっていまでは国営でもない一宗教法人にすぎない。どうして国家がいまさら国立の特別の追悼施設を作る必要があるのだろう?

2009-08-13

http://anond.hatelabo.jp/20090813130935

靖国に限らず私的な参拝は信教の自由としてOKだが公的には政教分離違反NGでしょ。私的に崇拝するならヒトラーでも麻原でも自由にすればいい。それを当選させるかどうかは有権者の判断。所詮軍人人殺しだしBC級戦犯だって犯罪者普通感覚を持ってればA級戦犯いなくても参拝するようなもんじゃない靖国にかわる国立追悼施設とか言うばかげた提案もあるけど、慰霊とか追悼って明らかに宗教行為なわけで個人や政党宗教法人とか民間会社がやるのはいいとして、政府がやっちゃだめだろうと思う。いくら人殺しとはいえ子孫にとっては先祖だし、墓参りみたいなのをしたくなる気持ちはわかるが、あくまで個人としてやってほしいもんだなと思う。こんなことに税金使わないでほしいよ。募金でも集めて私的追悼施設にしたらいいのに。公式参拝違憲といってた人ですら賛成しちゃったりしてるし。結局彼らにとっては政教分離というのは靖国とか公明とか敵対政治勢力を叩くための手段であって、自分価値観を公的に権威付けるのはOKなんだろう。靖国神社みたいな偏った施設だから、おおっぴらに戦没者賛美ができなかった利点というのもあるわけで左翼国立追悼施設に賛成したがるのが理解できない。

2009-03-14

憲法改正を叫ぶ愚か者達へ

憲法改正を叫ぶ輩は、なぜ今の政治家官僚を信用できるのだ

憲法改正するには、政治家官僚が原案を作成するが、

彼奴等が自分利益しか頭にない事は明白であろう

先の大戦に於いても戦争指導者であった軍人官僚敗戦時に腹を切るどころか、

敵国に命乞いをし、東京裁判などという茶番の成立を手助けをした

彼奴等が敗戦時、靖国に詫びに行くと揃って腹を切っていれば、

亜細亜諸国は人々は、真に亜細亜の将来を憂う日本国の志を再認識し、

命を懸けて戦った国民も納得し、敵国も精神的に平伏したであろうし、

重要証人が軒並み世を去れば、東京裁判も開かれなかったであろう

それが揃いも揃って命乞いとは何事か 腹を切ったのは阿南陸軍大臣くらいではないか

国民爆弾を抱えて敵陣に飛び込んで戦ったにも関わらず、戦争指導者は敵国に命乞いとは

現在政治家官僚有事の際に命を懸ける志の高い者は一人もいないであろう

自分達の地位を利益を守る為に汲々とし、有事になれば愛国心を叫んで国民を戦地に送るが

敗戦となれば、前の大戦のように敵国に命乞いをするであろう

そのような彼奴等に何故、憲法改正を任せられるのか

勝っても負けても腹を切る覚悟の無い者に何故、憲法改正を任せられるのか

憲法改正を叫ぶ前に、勝っても負けても腹を切る覚悟で我等が国を変えるしかないであろう

2009-03-13

ギュンター・グラス青年時代はナチ太鼓持ちだった。

書評川口マーン惠美 著『日本はもうドイツに学ばない?』(徳間書店

小生のようにドイツを知らず、漠然とした技術大国=ドイツの印象を身勝手に抱いてきた者にとって、この評論集は新鮮な驚きのパケッジであり、あのメルセデス・ベンツをつくる器用なドイツ人が、他方では奇妙な思考体系をもつことなど想定外のこと。またドイツおよびドイツ人の意外な側面を知り、本書はとても有益である。

一般的に日本人ドイツの印象は良い。いや、良かった、と過去形で書くべきだろう。

森鴎外留学し、伊藤博文プロシア帝国憲法を範にとって明治欽定憲法を起草、制定した。ゲーテトーマスマン、ヘルマンヘッセ、ワグナー。

手塚富雄高橋義考という人たちの名訳でドイツ文学にしたしみ、西尾幹二の新訳でニーチェに親しむことができだ。三島由紀夫第二外国語ドイツ語だった。

ところが現代日本ではドイツがまるで語られなくなった。

大学ではドイツ語第二外国語に選択する学生は稀となり、中国語語学ブームは移った。

ドイツ政治を分析する論客も目立って減少した。

日本戦後政治混沌としてきたが、ドイツもご多分に漏れ混沌そのもの、いや東西ドイツ統一以後は、旧東ドイツの貧困を旧西ドイツが吸収し、そのためドイツ経済優等生の質が劣化した。さらには欧州通貨統一によって、ドイツ経済中国に抜かれるほどに疲弊した。米国日本に次ぐGDP世界三位は北京が獲得した。

ドイツにも政治家の右往左往、右顧左眄、売国奴の跳梁跋扈があり、構図的にいえば、ちょうど日本売国媚中派保守派とに二分され、さらにその保守が真性保守、体制保守、偽装保守などに細分化されるように、ドイツ政治は、ロシア利益と通底する二流の政治家がいる。

言うまでもなく売国奴政治家とは、シュレーダー首相である。

川口さんは舌鋒鋭くこう批判する。

シュレーダー首相在任中、毎年中国を訪れたが、当地では、徹頭徹尾相手の嫌がることには口を噤み、大型商談をまとめることだけに心を尽くし、中国人のやんやの喝采を浴びて満面の笑みを浮かべているのが常だった。そして、このシュレーダー外交を、官邸で、裏からしっかり支えていた」男が、後述するシュタインマイヤーというニヒルな政治家だった。

戦後、アデナゥワーは米国協調したが、ブラント政権東方外交へ急傾斜をはじめた。そしてブラントの個人秘書東ドイツスパイだった。

後継シュミット時代に「ドイツ経済は完全な停滞状態にはいったしまった。それを引き継いだのがCDUのコール首相。行き過ぎた福祉にブレーキをかけ、19990年には華々しく東西ドイツを統一下」(本書140p)

だが、いまやドイツ統一の偉業をなしとげたコール首相は顧みられず、現首相メルケルへの罵詈雑言左派からなされる。仕掛け人は現連立政権にありながら次期首相の座を虎視眈々と狙うシュタインマイヤーSPDの面々である。

ドイツ政権は左右大連立で「十五の大臣のうち8つがSPD」。外交を取り仕切るのは左派なのである。

ナチス靖国は、これほど違う!

日本との比較で二点、異なるポイントがあると川口さんは指摘する。

ドイツには日本とは決定的に違う二つの負い目がある」、それは「ホロコーストと戦時賠償未払い」

東方外交をすすめたブラント首相ユダヤ人慰霊塔に跪き、ヒトラーを擁したドイツ軍がなした狼藉を謝罪したが、「ヒットラーの率いたドイツ自分とを同一視していない」。

いや一般的にも「ドイツ人政治家の謝罪はヒットラーが起したことに対する謝罪であり、自分国民の罪に対するものではない」。

つまり「親族人非人がいたことに対する悲しみの表現のようなものであり、つまり『あいつのしたことは本当に悪いことだった。恥ずかしい、許してくれ』と誤っているのだ。日本は幸いなことに、あとにも先にも身内にこのたぐいの人非人を持たなかった」(本書73p)。

 

本書にはホーネッカー(旧東ドイツ独裁者)が、旧東ドイツ市民秘密警察に監視されつつ、生活がうまく行かずモノもなく、途端の苦しみを味わっていても、一人だけ核戦争にも生き残り、モスクワへ逃げる場合に備えた豪華な核シェルターを築いた事実が暴かれる。その妄想ともいえる塹壕が、ドイツ統一後、埋められる前の見学ツアーが行われ、川口女史はでかけて、壮大な無駄独裁の虚無を見いだす。

それにしても直撃取材のフットワークの良いこと!

また“ドイツ良心”などと左翼ジャーナリズムに持て囃された“ドイツ大江健三郎的な作家ギュンター・グラス青年時代はナチの「太鼓持ち」だったこと、シュレーダー首相プーチンの代理人のごとき政治屋ロビィストであること、ダライラマとの関係ベルリン北京へ頭を下げるのも、日本と同様であり、北京とはビジネスさえ旨くいけば中国に叩頭しても構わないと考えているのがドイツ人の大半であること等々。

次々と暴かれるドイツの真相を知れば知るほどに、表題のようにドイツに学ぶことなんぞ、もはや無いという結論が出てくるのだった。

2009-03-09

memo

妥協して落しどころを探ると・・・・・・・・・・・・・・・・・・・法案は骨抜きだ

政治民意を反映させ法案を押し通すと・・・・・・・・一方的だ、独裁

部下に大きな権限を与えて任せると・・・・・・・・・・・・丸投げで無責任

官邸主導で進めると・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・独裁政治は許せない

決断を下すと・・・・・・・・・・・・・・なぜ急ぐのか、慎重に議論すべき

保留すると・・・・・・・・・・・・・・・・また先送りか

支持率上がると・・・・・・・・・・・人気取りの政策

  〃 下がると・・・・・・・・・・・もっと国民の声に耳を傾けよ

靖国に行くと・・・・・・・・・・・・・・近隣諸国の許可を得たのか?軍歌の足音が聞こえる

 〃 行かないと・・・・・・・・・・・国民との公約を破った

閣僚人事の予想があたると・・・新鮮味がない、地味

 〃  〃はずれると・・・・・・・・・またサプライズの手法、実務派を使え

拉致問題に取り組む前・・・・・・北朝鮮との友好を壊すな、拉致政治捏造

 〃  〃  取り組み後・・・・・なぜもっと早くやらなかったのだ

北朝鮮に強い態度取ると・・・・・なぜ話し合いで解決しようと努力しないのだ

  〃  と協調すると・・・・・・・・弱腰外交はやめろ

規制緩和すると・・・・・・・・・・・・・競争が激しくなり格差社会を助長する

 〃 〃 しないと・・・・・・・・・・・既得権益にメス入れろ

株価下がると・・・・・・・・・・・・・・・景気悪くなった、なんとかしろ

 〃 上がると・・・・・・・・・・・・・・格差広がった、すぐに是正しろ

景気が良くなると・・・・・・・・・・・・企業優遇税制をやめろ、格差社会を是正しろ

  〃 悪くなると・・・・・・・・・・・・景気対策なおざりだ、社会保障を充実しろ

景気対策をすると・・・・・・・・・・・・バラまきだ

  〃  しないと・・・・・・・・・・・・政府日本の景気を底上げするつもりがあるのか

増税を唱えると・・・・・・・・・・・・国民をさらに苦しめるつもりか

 〃 行わないと・・・・・・・・・・・・逼迫した財政をどうするのか

2009-03-03

http://anond.hatelabo.jp/20090303071812

気に入らない奴には自分先祖を祀られたくない、という気持はわかる。

だからといって誰にでも(宗教法人靖国神社にも)宗教の自由はあるわけで。

お互いの自由と権利を認め合うのが平和への道。

誰がどういう資格ムハンマドの教えを受け継いでいくのか、

アリーの子孫じゃないとダメだ、いやそうじゃない、という争いがシーア派スンニ派の対立のもとになってる。

「多数派のスンニ派(国によってはシーア派)が嫌がってるんだから反対派は禁止」

なんて簡単に決めたら血の雨が降るw

いや笑い事じゃなくて。

金持ちの旦那が死んだ後でお妾さんが勝手に位牌を作って祀ったら

本妻はそりゃ気分がよくないだろうけど、「妾から位牌を取り上げてくれ」

なんて裁判を起こしても勝てないだろう。

よほどのことがなければ本妻のほうがひどい、心が狭いと言われるはず。

靖国訴訟の場合も「よほどのこと」がなければ勝てないよ。

靖国反社会的カルトじゃないし(左翼以外にとっては)、単に名簿に名前が載ってるだけだもの。

靖国宣伝で大々的に名前を使われた、ということなら何とかなるかもしれないが。

2009-02-21

http://anond.hatelabo.jp/20090221125104

真紀子外相をやめさせて叩かれて支持率急落とか30兆円枠や靖国でも公約違反は叩かれてたし、イラク派兵とか外交アメリカ追従という批判もあったし、改革も骨抜きだとか言われてたように思うが。

2009-02-04

http://anond.hatelabo.jp/20090204205103

つまり小沢にとって外交の基本方針は靖国に行く行かないレベルの問題、と。

んなわきゃねえな(笑)。

2009-01-03

その対策

さの対策。

平穏なブログ運営。だから増田で。気づかれても目をそらさず否定できる。

<中立ごっこ、未熟者と失笑されようが、物言えば唇寒しの状況は気持ちが悪い>意欲は買うが、長年の南京論争を眺めてきた増田には、新参者が手首足首を縛り氷河に飛び込む軽業師に見える。酷な言い方だが、あがいて浮上を繰り返しても、ガスが腹の中で膨らんでいるとしか思えない。如才ない奇術師パンツに剃刀を縫いこんでいる。南京論争には初心者が陥りやすいトラップがあり、反論もルーチンワークの仕掛けになっている。情熱も知識もない増田だから助言。長文も対応策のひとつ。ひるまないでいただきたい。

三項目の問題点、最後に可能性を探る。

(1)数字

<それでおたくは何人と考えてる訳?>南京事件に触れ、まず数を考える者は多いらしく、頭に浮かんだ疑問をそのまま論争に持ち込む初学が後を絶たない。四万に留意する事。四万以下の数字を主張するのは、はてサに<虐殺三十万人説を証明しろ>と迫るのと変わらない。一蹴されるのが落ちだ。数字は慰安婦強制性では虚偽説の代表的論客である秦郁彦が、廃棄処分を免れた現存する日本側文書を軸にし、明らかに不当な、不法なケースを取り上げて最低限の数を順次加算したもの。覆すには秦の著書を購入し、関連書を参照しなければならない。本末転倒で、不本意な作業を強いられる。四万以上の数を扱う場合は当然資料も増え、最終的に中国側の農村部での人口推移の調査報告まで視野に入れなければならなくなる。

<証明できるのか? 二十、二百かも知れないではないか>見出しの百の文字に惑わされてはならない。元中尉の名誉回復裁判は人数が焦点ではない(数にこだわるなら政治屋弁護士心中する覚悟がいる)。増田の知る中ではてサに「百人も殺したのだから処刑されて当然」と主張する論者はなかった。「国を挙げての士気高揚、その象徴的人物が戦後に個人の責任を問われた」事件と認識され、同情的な見方もある。産経の「捏造」、「真っ赤な嘘」が指すのは、言論統制検閲を断行した政府、それに唯々諾々と従った当時の報道人と国民に対する侮蔑だと把握しておけば足元をすくわれない。

(2)検証

テンプレネット上に大量に転がり、手軽さも手伝うのか、初心者がもっともはまりやすく、もっとも論立てが煩雑なのが細部の検証だ。手軽な詰問に対しては反論も数通りのテンプレが用意されている事に気づかないといけない。相手は気分に応じて資料を選ぶ。複数あるのは遺物の集積と相互依存で史実が成り立っているからだ。独自の疑問点を設定するには書籍の購入が必要であり、新書一冊ではまかなえない。たとえば(1)の不当、不法に言及する場合は法学踏み込むことになる。質問者をよそおって相手の出方を研究する手口も使えない。また万一資料に不信を植えつける事に成功しても、一人の証言者、一枚の写真疑問符を付けただけで終わってしまう。労多く功無し。

(ただし「功無し」は学術上に限って。目ざましい功労者ポストを提示する教育機関が現れても増田は驚かない)

(3)政治

<謝罪を繰り返させられ、外交で押し切られる隙を残すのは国益を損なう。否定派には存在意義があるのではないか>メタ視線は悪くないが、楽な筋道ではないのは胆に銘じる。最初に日中間に「南京問題」は存在しない事を確認してほしい。政府は「肯定派」であり、中国は賠償も新たな謝罪も要求していない(調査のために遺骨を発掘しろと主張する者がいたが、ビルや田畑を取り壊す政治力や膨大な費用を日本政府が負う事はない。有志による個人負担となる訳だ)。決議に反した閣僚の発言が、政治問題化しないための「強い遺憾」と「村山談話」の応酬が謝罪の内実。また外交問題ではなく国内問題とする誘導に抵抗するのは並大抵でない。はてサに<中国が怒ってる、問題だ>と、一時期の朝日の影を思い描くのは悪手だ。富田メモによって、靖国親拝中断が中国の干渉によるものとしてきた右派は、靖国国内問題に渡らせないために「天皇」と靖国の距離を広げざるをえなくなった。辞任問題に踏み込めば、閣僚らの特権的地位について逆に問い返される覚悟が必要。初歩の問答を想定しよう。

 「旧軍バターン半島捕虜らに最大限配慮した。非難は不当」が持論の司令が、「A区調整、全住民を安全に配慮しつつ速やかにB区へ避難させよ」と命じられたら?

 「日本資産を持ち出してまで朝鮮に富をもたらした。利他的で手本となる施策であった」と講演する政治家が、経済相か雇用対策の特命相に任命されたら?

 不用意に無償の政治カード世界に乱発する人物が、通商代表として使節団を率いるとしたら?

バターンに関してはネット情報カバーできる。植民地事情に関しては英国植民地印度の貿易収支が英側の赤字であった事、双子の赤字を抱えた米国が二つの戦争を始めるほど好景気だった事、当時の日本政府国民が、兵士の生命財産を供出しても特アの隆盛を切望したと夢想するだけで間に合うだろう)

(4)トウハセイ

<嘲笑と罵倒では相手は聞く耳を持たない。壁に大声でがなりたて、言い返してこないとふんぞり返るようなものだ>読者を無視さえすれば、論争で宗旨替えした否定派が皆無という事実がこの主張の説得力を後押しする。ここで唯一のトラップは、はてサの多くが自身の党派性を否定していない現実だ。質問に質問を重ねるのを逃亡とみては失敗する。彼らは論争に通じ、経験から言質を取られ議論が拡散する事を嫌う(「黙らせるための問答で満足している」と左派から非難された左の論客もいたが)。<イデオロギーで記事を選る、コメ欄同調者が群れる>といった非難は想定内なので、泥仕合に持ち込むつもりがなければ控える(泥試合が有効な左派存在するが、医療疑似科学テーマ)。党派性で彼らの選択ではなく論理が歪んでいると考えるならば、事の検証が欠かせず、(2)へと戻る。膨大な過去ログを読む必要も。しかし、増田が提案できるのはこの(4)だけ。遠回りで時間は取られるが、非専門家でも順次対応可能で、一点突破も目指せる。

  1. 知識不足から生じる間違いに寛容な態度を貫く。ギークでは不用意な発言、勘違いが長々と槍玉にあげられる。また造語を連発する社会学者とくらべると哲学日常言語を当てるケースがあり、定義の混乱も多い。モヒカン問題とも呼ばれるが、コメントを控え、周辺に近づかなければダブスタを指摘される心配は消える。
  2. はてサを巡回し、論争に参加する。ハンドルは名無しがよい(理由は色々あるが、名無しで)。対話により未熟な否定派に(1)か(2)を認めさせる、または論理破綻を自省させる事に成功したら、巣窟と呼ばれる右派サイトに出向き実績を積み上げてゆく。

成果を胸元に突きつけられるのははてサだけではない。それは東浩紀宮台真司藤原帰一への揺るがない反証となる。

2008-11-02

http://anond.hatelabo.jp/20081102131845

俺と近いな。俺は自分のこと右だと思っているが、たぶんいわゆる右の先生とかと違って、ちんこが曲がっている程度の右よりだ。

  • 靖国首相の参拝は問題ない。大体本当に太平洋戦争肯定なら、対中開戦日とか、対米開戦日に参拝するだろう。が、私人ってのは強弁だと思う。「今まで参拝していませんでしたが、首相になりましたので、終戦のこの日に、再び侵略戦争を繰り返さないよう誓いを改めてまいりました」でかまわない。あと、キリスト教と仏様もお参りしとけ。宗教的に偏りすぎ。
  • 北方領土国際法的にソ連/ロシアに帰属する理由が皆無なんだわ。早く返せ。つーか、授業でちゃんと教えろ。ただ、返還後根室漁協に進出を許したら、漁業資源は短期壊滅だろうな。

2008-10-05

http://anond.hatelabo.jp/20081005043311

映画靖国」への批判に通じるものがあるな。あれを擁護していた連中言葉を借りるなら「とりあえず上映して、見てから判断しましょう」といったところか。

あの時は、上映することで損なわれる誰かの名誉や、あれをドキュメンタリー映画勘違いして流布してしまう誤った情報といったリスクは一切お構いなしだったが、今回はさてどうなることやら。

2008-09-02

http://anond.hatelabo.jp/20080824072729 とか書いた人ですよ。

http://anond.hatelabo.jp/20080902135236

まあ俺がキモオタなのは仕様だけど、それはいいとして(マテ

公明党は今何やりたいかって言うと単純に勝ちたい、じゃないかな?

目的=勝つ だと思うんだ。まぁそのあたりは創価学会からの仕様だけど。

そういや俺の実家の地方でやる会合ではではおもいっきり公明党disってたな、まあ建設的な議論だったけど。

政策がどうだの言ってたなぁ(懐かしい)

あとな、政教分離の話はグレーじゃなく白だろ?政教分離意味はき違えていないか?

ずぶずぶで言ったら、どの政党利益団体とはずぶずぶだろ?

そこらへんは自民民主社民共産もかわらん。というか海外も変わらん。

戦前靖国(と言うか”天皇教”と言うべきか)みたいに国が信仰を強制しているんならわかるけど、

別にそう言う訳じゃないのに何言っているんだか。

とりあえず政教分離意味調べてからおいで。

http://anond.hatelabo.jp/20080902141035

中東あたりのイスラム国家など、宗教国家スルーですね、わかります


==========追記============

http://anond.hatelabo.jp/20080902185644

今日びそんなこと考えてる奴はほとんどいないと思うけど。→信徒以外を敵

ぜひタイトルエントリからばぁちゃんの話見てくれるとうれしいな。

あと衆愚結晶とかいうけどそんなに愚かかね?

むしろ学歴が高いとか聞いた記憶があるけど。

そうじゃない意味で愚かだ、という意味なら、

俺とは見解ずっと平行線になりそうだしどうしようもないけどね。

2008-07-04

http://anond.hatelabo.jp/20080704120752

世の中が悪いのは

社会が悪い、だから社会を変えるべきだ→サヨク

己が悪い、だから己を鍛えよ→ウヨク

伝統的な右翼保守派だとすれば、世の中が悪いとは思わないのが右翼なんじゃないの。

左翼革新派だから何かを変えようとする人たちのことを・・・言うような気がするんだけど、

日本語右翼左翼は特定の思想や団体をさすことがおおくて意味がわからなくなっている。

右翼愛国右翼

左翼社会主義

になってるよね。

何かテーマがあって、

反対だったら左の席へ。

賛成だったら右の席へ。

現状の制度とかには賛成できないので左の席にいったら、おまえら中共の手先か!みたいなことをいわれるわけだ。

右の席にいけば靖国とかいいだすし。

賛成したら全部に賛成とか、反対したら全部に反対とか。

なんじゃこりゃ。

追記:

http://anond.hatelabo.jp/20080704034901

右翼左翼」とかの単純な思想分類がゲロ気持ち悪い

すっごい同意。

ひとくくりにしすぎ。

2008-07-02

ヤスクニ

暑いね。

暑くなると思い出す・・・戦争、終戦、靖国

今年はどうなるのかな。

2008-05-01

今日、プッて笑ってしまったこと。

http://movie.maeda-y.com/movie/01102.htm

靖国」って映画、酷いねえ。

0点なのもそうだけど、嘘つき映画なのが酷い。

2008-04-30

中国チベット

靖国内政干渉チベット内政干渉じゃないだろうかなーと思いつつ。

とはいえ、民族自決の時代を過ぎても、帝国主義ってのも美しくないね。

中国チベット人にたいしてやってることは気にくわないし、やめてもらいたいんだが。

まあそんな感情的な問題じゃなく、異民族を圧力で従わせるって言うのは、ちょっとコスト的に割が合わないというか賢くないね。

一番良いのは、経済的に豊かにして、自由を与えることだわなー、前の統治者より人望を良くするってことで。

それが出来ないなら次点傀儡政権だわな。

ダライラマを逃がしちゃったのは痛いね。中国政府は。

有る程度の税率負担をさせるかわりに、ダライラマに自治させるってのはいかんのかね。

わざわざ、コストのかかる手段を執るという意味が分からん。

なんだっけ、ホロコーストコストかけすぎて戦争中に経済がやばくなったのがナチスだっけ?

あれも、あったかどうか疑問視されてるけど、チベットの本当にやってるのやらどうなのやら俺にはわかんね。

嘘にしても本当にしても、社会的に非難されて心証を悪くしてるのになんでチベットを離さないって。

やっぱりインドなのか。土地としてでかいのもあるだろうけど。

緩衝地帯としての発想自体は間違いじゃないけど、やっぱり方法がわるいかなぁ。大日本帝国よりも酷いからなぁ。

やっぱり、有る程度の軍役やら増税やらなんやらにして衛星国家か自治扱いの方が、よっぽど良いと思うんだけど。

中国の真意はどこら辺にあるんだろう。

プライドとか馬鹿なことだったら笑いものだけど。

でも、中華思想阿片戦争してまけた支那の土地の人だからなぁ。

まあ、膨張しようとする中身のない風船は棘に引っかかって割れるんだろう。

中身出来たら怖いけど。

2008-04-19

チベット問題って、ただの反中アイテムだよね

ダライ・ラマっていい人だよね。

でも、俺たちはチベットの為に中国を叩いてやっているんだという人達は彼の次のような発言はスルーするんだよなあ。

中国内外におけるチベット人暴力行為に、断固反対する」

中国オリンピック主催するにふさわしい国」

「(北京五輪について)いかなる妨害もすべきではない」

あの人達チベット中国関係なんてどうでもよくて、いい反中アイテムが手に入ったぐらいの感覚なんだろう。

http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2008/04/39free_tibetfre_6fb5.html

この人に至っては1人の2ch的アホ発言を使って中国人留学生全体に敵意が向くように仕向けているよ。

ブクマコメントでもそういうノリだ。奨学金まで持ち出してバカじゃないの?

でも突っ込みいれると靖国映画上映を妨害している有村治子議員稲田朋美議員みたいに

「そのような意図はない」と誤魔化すんだろうな。

2008-04-17

映画靖国』の劇場公開中止はサヨク市民団体にとっては好都合だった。

 なんたってチベット問題をスルーできる材料を手に入れたんだからね。

 そんなことをチベット問題がクローズアップされたときはイラク問題と沖縄米軍基地問題で日本政府ブッシュ批判するだけで、そして今は「私も靖国はみたい」なんていう垂れ幕つけて活動している素晴らしい平和市民団体のみなさまを新宿西口で見かけて思いました。

2008-04-12

盛り上がって参りました【「靖国」上映中止問題】

靖国」上映中止:右翼団体が試写会 「妨害」イメージ解消 --都内で18日

http://s02.megalodon.jp/2008-0412-2240-29/mainichi.jp/enta/cinema/news/20080412dde041040053000c.html

ドキュメンタリー映画靖国 YASUKUNI」の上映を中止する映画館が相次いだ問題で、複数の右翼団体の代表者らが発起人となり、東京都内右翼活動家向けの試写会をすることが分かった。

試写会を準備している別の発起人は「映画を見たが、反日的とは思わない。一部が街宣活動をしたのは事実だが、右翼全体が上映をつぶしたというイメージ事実と違う」と主張している。

ほほう。

そこで、ある推測。

そうすると結局反対してるのは誰かってことなんだけど、熱心に活動してる姿が目立つ議員さんたちは確かに保守よりの人々ではあるけれど、同時に『小泉チルドレン』でもあるんだよね。でもって映画予告編映像を見ると実に効果的に小泉さん映像が……要するに「小泉首相靖国参拝」の画が流出するのが厭なだけなんじゃないか、彼ら、という。小泉元首相靖国イメージが結びつくことを警戒してるのかという推測。

外国でばんばん上映されて評価もされてる映画日本差し止めたって宣伝にしかならないわけで、一体何がしたいのかと思っていたけど、確かに「国内的な小泉株」の上下には関係あるよな。アンチ福田空気を盛り上げつつ、彼の再登場に向けて着々と足場を固めてるときにこの映画、確かにマズいわな色々と(笑)

結局、この映画を潰そうとしてる話についちゃ右も左も関係なくて、最終的に糸を引いてるのは、小泉氏でもう一花咲かせたい例のメディア対策がお得意な元秘書なんかなんですかね。誰かあの人にコメントでも取りにいかねえかな。

言論の自由って大切だよね。

映画靖国」騒動で言論の自由を声高に主張している人たちって、

長野県五輪聖火リレーの場で言論の自由が全うされるかを

当然注目してるよね!

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