はてなキーワード: 錬金釜とは
キャラが可愛いという理由だけで、手を出してみたがどうしても続けることができなかった。
amazonで評判を見てそれほど高くないけど評判がよいものを中心に、最新作のライザまで3本くらい手を出してみたが、結局何が面白いのかもわからなかった。
とにかく不親切で、意味のない移動を強いられる。
ゲームの中の世界を全然理解できていない状況で、誘導もなしに突然どこそこへ行けとか言われて、どこかわからなくて無駄にぐるぐる歩き回るだけで時間ばかりが過ぎていく。
やっとたどり着いたと思ったらダラダラとイベントを見させられて、「錬金したくなっちゃった!」といった感じのセリフで突然イベントシーンが終わる。
何をしていいかわからないでまたウロウロしていると自宅に錬金釜があって、どうやらそこで錬金をしてみるということらしい。
その他にも何かを装備して採集をしなきゃいけないからと目的地にたどり着いて装備を変えようとしたら自宅じゃなきゃだめとか。
とにかく不親切すぎていらいらが止まらない。
新作が発表されたらしいのだけど、誰がこのシリーズを楽しめているのか、どうやって楽しんでいるのか俺に教えてくれよ。
流石にあそこまで幅広い原料調達はしないけれど。
うちの研究室は合成系の中でも異端というか、単離も合成も(下手すれば活性も)やるマッチョ研究室。
なので、ド大量の原料を用意してそこから薬になる成分を抽出する。
数十キロ単位の海藻や植物、時にはホヤなんかもあるけれど、そういったものを破砕したり加熱する。
そうして出てきたものを抽出、抽出、精製、反応かけてまた抽出。時には装置なんかも使って綺麗にしていく。ここまで早くても一週間。
ゲームみたいに名前が分かるわけでもないし、どんな構造かもわからない。
なので一つ一つの化合物に分けて、どんな構造かを核磁気共鳴だとか赤外線だとかで逐一確認していく。
慣れればここは早いけれど、複雑なものだと時間はかかるし、ミスだって増えていく。
論文でよくミスが問題になるのもここで、「お前らがこの構造だっていうから作ったのに違うやんけ!」とよく合成屋の人から怒られる。
間違えずにスイスイ構造を明らかにする先生とか見てると尊敬するし、あの境地は無理だろうなって思う。
そうして有用そうだとわかったら、試験のために合成して供給量を増やしていく。
錬金釜に色々入れて新規アイテムを合成する感覚でやりたいところだが、これがまた時間がかかる。
アトリエシリーズだって一か月とか普通に経つけれど、こっちも同等かそれ以上、数年越しに合成できるなんてのもざら。
うちの研究室は数工程で済む合成が殆ど(その分合成種類数で稼ぐ)だけど、中には二十工程かけてものをじっくり作っていく人もいる。
この途中で新しい反応が出来たりするとそれについても調べて効率化しないといけないから本当に大変である。
そのくせ、完成したものを試験してみると全然病原菌とかに効果がなかったりするので報われない。
ゲームみたいに必ず効果がすぐ分かる(し、まず効果があることが約束されている)ようになればいいのに。
何をどう作ろうか、レシピを短縮できないか、もっと良い原料の集め方は。
考える本質は同じだけれども、時間軸をゲームと現実でずらすだけで、めちゃくちゃ体育会系になるんですよ(ゲーム同様楽しく思える時もあるけど)
アトリエシリーズをやるときに、こういった現実でアトリエやってる人もいるんだなってことを思い出してくれればありがたいっす。