はてなキーワード: 銀座アスターとは
シンママバリキャリ正社員であまり家にいなかった母の代わりに、よく私の面倒を見てくれた(ちなみに同居)。
幼稚園の送り迎えも、日々の食事も、祖母と一緒だった。母が残業で夜遅くなる時は、祖母の部屋でテレビを見て、そのまま寝落ちしてた。祖母は、なぜか夜テレビを見る時に電気をつけない人で、真っ暗闇の中、古い毛布にくるまって、テレビを見てた。
自然が好きで、桜やら福寿草やら、車で見に連れて行ってくれた。遠すぎてどこにいるか見えない貴重な鳥とか。
大きくなってからはそんなに出かけたりはしなかった。祖母も免許を返納したし。
私が大学進学で家を出てからは、たまに帰って雑談したりしてた。
一昨日、「話があるので来て欲しい」とLINEがあった。
これ、読みやすいように書いてるだけで、本当はやたら多すぎる「、」とほぼひらがなのLINE(やっと今年漢字変換が出来るようになった!)。
ちょうど暇だったので、その日のうちに実家へ行った。在来線で1時間弱だからすぐ行ける。
そこではじめて、大腸がんのステージ3である事を知らされた。入院と手術。入院する日も、手術する日も決まっていて、数日後だった。
で、今日がその入院日だった。親戚と3人で病院に付き添い、書類を書いたり、荷物整理をしたりした。
祖母のいないところで聞いたんだけど、親戚としては、別にそんな生きてなくても……って感じらしい。弱ったまま生きてるのが1番手間ひまがかかるから。
みんなそんな感じっぽくて、「死んでもまあ別にいっか」という空気が流れていた。私は何も言えなかった。
帰ってきてお風呂入って、2時間くらい涙止まんなくて、髪も乾かしてない。なんなら乾き始めてる。
気分転換にYouTubeを見てもダメ。もう祖父母の代は鬼籍に入られているだろうなという年代の人(30代以上くらい)が映ると「この人もおばあちゃんを見送ったのかな」なんて考えてしまって見てられない。
親戚いわく「死ぬとかでは無い」らしいけど、でもさ、もう祖母82歳なんだよね。この手術は成功して帰ってきても、なんか色々もうすぐなんだなーって。で、そういうときに、まわりと親戚みーんな「まあ別に死んでもええんちゃんう?」みたいなの。泣いてるの私だけ。
がん治療は苦しいと時々聞くので、痛みや苦しみがあるなら極力祖母には味わってほしくない。でも私としては1秒でも長く生きてて欲しくて、でもそれって祖母の苦しい時間を伸ばすだけなんじゃないかなって。
泣きすぎて夕方あけた箱ティッシュがもう空だし、まばたきすると目が痛い。マジで顔の皮膚擦り切れそう。