はてなキーワード: エルピーダとは
議論?中に出てくる「技術」って何の技術なのかが漠然としすぎている。
この「技術」のコンセンサスが取れてないから、何かよくわからない流れ。
竹内氏のツイログ(http://twilog.org/kentakeuchi2003)からきたわけだが・・・
アナログ、ロジック、メモリ読書き回路、ESD等々何億もの回路を
それが低いわけがない。技術戦略として負けたという言及もあるけど。
他方、湯之上氏がこの記事で言うところの(http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/34668)安く作る技術というのもある。
とすると、この文中にある "try & error" がどれだけできる という点は間違ってる気がする。
コスト意識を高めるならば "try & error" の回数をどれだけ抑えられるかでは?
しかし・・・同氏は1年くらいで辞職(辞めさせられたらしいが)
その後の同社の実情はよくわからないだろうし。。。
それに、なんかエルピーダ(NEC)への怨み節っぽいところがあるからなぁ・・・
お返事どうも。
下でも書いたけど、俺が言いたいのは、技術を活用する戦略や環境を整えることを抜きに、「技術力」について独立に語ることはできないということ。
http://anond.hatelabo.jp/20120301144227
部品の加工精度が○万分の1ミリだとか、微細化プロセスが○nmだとか、そういった指標がウケる理由はよく分かる。分かりやすいからね。
けれど、その種の「技術力」と市場競争力の間に直接の因果関係はない。「技術力」は、製品の要求仕様を満たすために活用されて、初めてユーザに価値を提供できる。ところが、そうした数字の追求が「技術力」の現れなのだ、という独りよがりな勘違いから、この国の製造業の凋落は始まっている。
つまり、翻って言えば、韓国政府は戦略的投資や環境整備の重要性をよく理解しているということだ。「そんなのズルだからノーカウント」と言いたいのかもしれないが、現に市場に支持されているのはサムスンでありエルピーダではないのであって、そこに不公正さは全くない。
サムスンより厳しい条件でそこそこの技術開発力を維持している、という点では敢闘賞モノなのかもしれないけどね。けど、敢闘賞じゃ俺らはメシを食っていけないんだよな、残念ながら。
あと、細かい話だけど「技術力で決定的な差が無くなったから」とは言ってないよね。投資額の差が、技術力の差に如実に現れているとは書かれているが。元増田だけだと、どの程度の格差があるのかはよく分からんね。
おそらく微細化プロセスの話なんだろうが、もちろん俺は説明できないよ。そんな話もしてないし、俺の関心はそこにはない。
今の日本で問題なのは、属人的な「技術力」を持った人材の多寡ではないからな。
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20120301/300967/?ST=business&P=3
経済産業省幹部はエルピーダの経営破綻について、次のように話す。
「半導体メモリーは、投資の規模とスピードで勝負が決まる。サムソンの投資規模は大きく、スピードも速い。それに比べ、日本は両面で遅れをとった。しかもメモリーには、新しい商品開発の可能性がない。新しい商品で勝負するということもできない」
要は、元増田と同じことを言ってるわけだ。
「半導体は産業の米だ!日本の産業の要だ!」と口では言いながら、実際には半端な額しか投資できない。このままじゃ事態が打開できないのは分かっているはずなのに、まだ「○○nmオーダーでは優位性がある…!」とか「マスコミのせいで合併が流れた」等の戯言を社長が言っちゃったりする。それで何とかなるんだったら、ここまで追い詰められちゃいないだろうに。そして、撤退の決断もできない。
高精度の部品加工ができる人材や加工機械がいくらあっても、それをまともに生かす戦略がない。活用できない技術なんて、無いのと同じなんだよ。「俺には秘められた能力があるからまだ大丈夫」とか言って何もしないニートと変わらん。