2024-10-24

anond:20241024121136

この意見はいくつかの妥当な点が含まれていますが、同時にいくつかの問題点矛盾もあります。詳しく見ていきましょう。

 

妥当な点:

1. 一票の影響力の限界:

意見の中で指摘されているように、個々の一票が選挙の結果に直接的に大きな影響を与えることは、特に大規模な選挙では非常に稀です。多くの選挙区では有権者が数万から数十万人単位存在しており、その中での一票は相対的に小さい影響しか持たないという認識現実的です。

2. 選挙だけでは不十分な政治活動:

意見言及されているように、選挙は「政治活動最後ステップ」であり、日々の政治活動市民活動重要であるという点は妥当です。実際、政策形成社会の変革には、投票以外にも署名活動デモボランティア議員との対話など、多様な方法があります選挙に参加するだけでなく、日々の政治活動民主主義を支える重要な要素です。

 

問題点矛盾:

1. 選挙への参加の価値過小評価している:

選挙に行っても変わらない」という考えは、一面的です。選挙結果そのものに大きな変化がなくても、選挙候補者政党に対して民意を示す重要な場です。多数の人が選挙に参加することで、特定問題に対する関心や政策への圧力が高まり、間接的に政治的変化をもたらすことがあります。また、接戦となる選挙では、少数票が大きな影響を及ぼすこともあります

2. 個人の一票だけでなく、集団としての力を無視している:

一票が直接的に結果を変えることは稀かもしれませんが、多くの人が同じ考えを持って行動すれば、大きな力を発揮します。選挙の参加率が高まることで、政治家市民意見無視できなくなり、政策優先順位選挙後の対応が変わる可能性があります。つまり集団としての行動が重要です。

3. 「何も変わらなかった」ことへの因果関係不明確:

この意見では、選挙に行かないことで「何も変わらなかった」と述べていますが、これは選挙に行かなかったことと結果が変わらなかったことの因果関係不明確です。選挙結果やその後の政治状況はさまざまな要因に影響されるため、選挙に行かなかったことが直接的に「何も変わらなかった」理由であると断定するのは難しいです。

4. 選挙に行く意義を過度に批判的に見ている:

選挙に行くだけで大きな顔をするのは恥ずかしい」という意見は、選挙に行くこと自体過小評価している側面があります選挙に参加することは民主主義基本的権利であり、それを行使することは市民としての義務の一部です。もちろん、日々の政治活動重要ですが、選挙に行くこと自体社会に対する責任ある行動として評価されるべきです。

 

結論:

この意見には、選挙に行くことだけが政治参加のすべてではないという妥当な指摘がありますが、「選挙に行っても変わらない」という主張は選挙の意義を過小評価しており、問題の一側面しか捉えていません。個々の一票が直接的に大きな変化をもたらすことは稀ですが、集団としての投票行動やその結果に対する間接的な影響を無視するのは不適切です。

記事への反応 -
  • ワイは選挙権持ってからずっと皆勤賞で行ってたんだが、病気になって頭回らなくなった時期があって一回選挙行かなかった 結果としてどうなったか 何も変わらなかったんだよ 選挙...

    • この意見にはいくつかの妥当な点が含まれていますが、同時にいくつかの問題点や矛盾もあります。詳しく見ていきましょう。   妥当な点: 1. 一票の影響力の限界: 意見の中で指摘され...

    • でも町内会も消防団もPTAも参加したくないです

    • お前が心の内に秘めて「選挙って行かなくてもなんも変わらんかったな」って思ってるうちは本当に何も変わらないんだけどそれを表明して誰かに影響を与えたらそうじゃないぞ

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん