カルトなどが勧誘するときに必ず事前に行う下準備がある。彼らは必ず勧誘前に「ターゲット選出」を行い、狙っている人間がどのような人物のか調査し、勧誘のタイミングをはかるのだ。また、ターゲットの人物の居場所を見つけるために特徴をさまざまな方法で探ってくる。これから紹介する内容に身に覚えのある方は要注意だ。
よくある手口では街中や電車内で咳き込みや咳払いに反応する人などの音に敏感な人を探って、ターゲットの候補を絞り込んでいるのだ。
障碍者やDQNによる迷惑的な行為をするシーンがあったときにそれにネガティブな反応を示す人間を候補にする場合もある。
さらに、撮り鉄やアニメなどの趣味をしている人を絞り込む手口も存在している。
普段から撮り鉄やアニメを趣味にしている人は警戒したほうが良いだろう。
これらが行われている時点で、胡散臭い人が自分に近づくタイミングを狙っていることを考えると恐ろしい。
自身の周囲の日常に変わったことがないか、頻繁にチェックして勧誘に会う前に気付くことが重要だ。
彼らはSNSやブログを駆使してターゲットの居場所を特定してくる。被害を避けるにはターゲットにならないことが一番の対策。自分のペルソナが知られないようにすることがとても重要なのだ。
SNSにおける手口の例として紹介すると以下のようなシチュエーションだ。
普段政治的なことに無関心なオタクがニュースで政権批判が流行っていた時に偶々そのようなポストにリポストしたところ、胡散臭いユーザーにいいねされたりリポストされたのを確認。少し不審に思ったが、相手側はこれ以上何もしてこなかったので、普段通りのSNSのポストを投稿した。
というような経験はないだろうか。実はそれを利用して彼らがターゲット用にマーキングしていたなんてことがあるのだ。
いつも政治的な話をするユーザーよりも普段はそんな話をしないユーザーが狙われやすい。SNSでこのような気配を感じたら、政治的なポストは無視するようにし、ターゲット候補にされないように気を付けながらSNSを使用しよう。
外出中に、自身の服などが映るように写真に撮りなんとなくSNSやブログに投稿する。その投稿が上記の政治的なポストと組み合わせて彼らの検索網に引っかかってしまうと自身がターゲットとなり、ある日勧誘されてしまうのだ。
ニュースなどで見かけるが、SNSの闇バイト勧誘がらみの事件で事例があるように、大体のSNSでは検索機能で特定のキーワードを書き込んだユーザーを絞り込むことができる。
また、すぐに消して魚拓が幸いにして取られていなかったとしても、少なくとも数か月間はブラウジングができる。ポストを削除して一年経過しても検索できるケースもあるので、その点の取り扱いには気を付けよう。
このような情報を知っておくことで、彼らの気配に気付くのが早くなるはずだ。自身のまわりに起こる出来事はわずかなことでも見落とさないことが重要だ。