色合いもバラバラで建物の老朽化も激しい中規模の同じようなチェーン店が延々と並ぶバイパス道路を大型トラックが途切れる事なく走り、かつては農耕地や工業地帯だった土地が虫食いに切り取られて似たような建売住宅が並んでいる。
虫食いの農地には駅から30分も離れているのに相続税対策だからと建てられた同じような形のアパートも沢山ある。
決まってプロパンガスなのは都市ガスが通っていないからで、その隣には砂利の駐車場と小さな果樹園や雑木林がある。
・最寄りのコンビニ(700m)
・最寄りのスーパー(1510m)
こんな表記のその手のアパートに入居しているのは外国からの出稼ぎで来ている人が中心だ。
「何十年間家賃保証!」とかそんな言葉を信じて判をついた農家のおじいちゃん・おばあちゃんはとっくに天国へ行ってしまっている。
彼らの多くが遠い故郷を捨てて発展を続ける日本経済の未来を信じて東京から60分のこの町に一生の買い物をした。
バブルの頃に出来たニュータウンの話になると、「あそこには大学の先生や大企業の社長が住んでいる」「海外旅行に行くお金持ちが多い」そんな根も葉もない噂話が必ず流れている。
この町に6%や7%の金利で5000〜6000万の建売住宅を買ったサラリーマンたちが懐かしむ「俺たちだってそこそこイケてたんだぞ」という昔話し。
しかし彼らの子供たちの過半数はこの町で生きる事を選ばなかった。
人口減少率は4%を超え、億近くのお金を払って手に入れたボロボロの建売住宅も今となっては資産価値を持たない。
唯一の幸運は、年功序列で定年までたどりつく事が出来たという生まれた時代そのものでありその恩恵で年金で細々と食い繋ぐ事が出来る事。
もっと東京に近かったら、この町から子供達は去らなかったかもしれない。
バブル期でも 東京から60分で3000万~4000万 又は東京から40分で5000〜6000万 だよ
東京から40分だってクッソ寂れてるとこしってるぞ というか団塊ってマンションだの建売というものを初めて目にして買った世代だから手入れが絶望的にヘタ 団塊ジュニアがこれだれ...
あらためて見ると都市ガス(東京ガス)提供エリアって案外少ないね。 https://home.tokyo-gas.co.jp/gas/userguide/kyoukyuu_area.html 都市ガスがない、果樹園があって外国人労働者が多くて太いバイパ...