2021-06-18

ライカスマホを買うべきでないたった一つの理由

スマホで1インチセンサーはすごい。

F1.9レンズのクソ変態構成もすごい。

ただ、大手情報サイトでは忖度して絶対に書くことができない、買うべきではない明確な理由が一つある。

正直、このスマホに飛びつくのはライカブランドを身に着けたいだけのカメラことなんててんで理解できていない成金じじいかパトロンクレカ自由に使える港区インスタ女子くらいだろう。

その理由とは、画角が35mm換算で19mmという点に尽きる。

カメラ光学的な構造をある程度理解できている人であれば、これがどれだけ無意味なことかわかるはずだ。

センサーサイズを大きくするメリットは、光学的なボケ味を得られることと、電気ノイズが発生しづらくなることで画質が上がることにある。

皆がアホのようにフルサイズカメラを欲しがる理由は、ほとんどの場合フルサイズしか得られないボケ味に対する憧れと言っていいだろう。

それくらい光学的なボケ味とはセンサーサイズの大きさなくしては得られない最大のメリットなのだ

しかし、35mm換算で19mmという画角はあまりにも広角すぎる。

基本的に、ボケ味というのは望遠側のほうが得られやすい。平たく言えば圧縮効果というものだ。

そして自然ボケ味を得られるのは、おおよそ30mmくらいの画角からだと考えられている。

フィルム時代の標準レンズが50mm単焦点だった理由は、明るさとボケ味、レンズサイズなど全てにおいてバランスが良かったからといっていいだろう。

初心者が何も考えずにシャッターを切っても、ボケ味に溢れたフォトジェニック写真を取ることができる、魔法のようなレンズだったのだ。

フルサイズ画角50mmのレンズはそれほどまでに相性が良い。

それに対し、たかだか1インチスマホに乗せるにはすごすぎるが)のセンサーに、超広角といえる19mmのレンズを載せたところで一体どの程度のボケ味が得られるというのか。

ましてやいま現在、最短撮影距離についての言及がない。

寄れない超広角ではボケ味なんてほぼ期待できないと言っていいだろう。

まり、1インチを載せる意味の大半が失われているといっていい。

一般的パンケーキレンズと言われる平たいレンズは広角がほとんどだ。

なぜなら、広角のほうがレンズ構成枚数が少くて済むからだ。

察するに、今現在技術力では1インチセンサーを載せつつもあの薄さに収めるには19mmが限界だったのだろう。

繰り出し型のレンズを取り付ければ良いだなんてことは誰でも考えつくようなことだが、スマホとしての厚み、重さ、そして堅牢性などを考えれば採用を見送らざるを得なかったことは想像に難くない。

からといって19mmはない。

筆者は旅先の写真はフルサイズミラーレスを多用しているが、広角側に関してはもっぱらスマホ撮影している。

広角撮影基本的ボケを気にしなくてよいし、光学的なことを考えなければ、スマホカメラの画質は気にする必要がないくらいまでにきれいになっている。

逆を返せば、広角側の撮影センサーサイズをそれほど敏感に気にしなくてもよいところまで来ているのだ。

もしこれが、換算30mmを超えてくるなら話は別だ。

1インチセンサーカメラ画角30mmは大げさすぎない程度の自然ボケ味を与えてくれる。

装備を軽くしたいときは、今でもRX100で代用することも多い。それくらいに信用できる組み合わせだ。

からこそ19mmであることが悔やまれる。

世界初は今作で果たされた。

次回作ズーム機能必要ないので、レンズを1cmまで出っ張らせてもいいか画角30mm超えを叶えてほしい。

そうすれば18万7920円も、、、出せません。ごめんなさい。

はじめから庶民には関係のない話だったやつでした。解散

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