今年成人を迎える人は、様々な思いが胸に去来していることと思う。
長期休校やテレワーク、先の見えない漠然とした不安を抱えている人もたくさんいることだろう。
沢山のものを感じ取り、たくさんのことを成し遂げるエネルギーが新成人の君たちにはある。
そのエネルギーの源は"若さ"であり、不可逆的な変化で色褪せ朽ちていく。
若人は、この状況を悲観するよりも、今できることをなすべきだ。
(ちなみに、ハタチの一年は人生の体感時間の中で、5%程度だ。 ジャネーの法則 https://www.sekkachi.com/entry/integral_Life)
理由に関しては、さまざまであるが成人式を挙行してもこれだけの人数はすでに営利企業が作った”一生モノ”よりも大切なことを見つけている。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000153.000006827.htm
私見ではあるが、成人式に行かなかったことで「よかったこと」・「後悔したこと」を挙げる。
「〇〇大に入った」、「〇〇と付き合っている」、「〇〇に就職して稼いでいる」、といった野卑な自慢話をされることはない。
かわいい子が激太りしていたり、イケメンが薬やってそうな痩せ方をしていたり、そういった思い出が壊されるような出来事はない。
酔った勢いで…なんていうことはない。
よかったことと表裏一体ではあるが、艶やかな女の子、端正になった男の子の凛とした姿を見ることができない。
成人式のあとの祝賀会で小中学校の恩師がいたりする。成人式に出ないと、地元になにかツテがない限り会えない。
小中学校の同級生とは成人式で会えなかったら基本的に縁がない。
成人式がきっかけで…なんてことはほとんどない。仲が良かったら普段から連絡とってるし、連絡が切れた人間とは何かがきっかけで再会してもそのあとつながり続けることは基本的にない。
成人って勝手になっているものだから、学校の卒業とか苦労して手に入れるものに比べると10年経つとどうでもよくなっている。
というか、20歳が人生のピークになっていたら人生100年時代の残り80年の存在価値はどうなるのか。