2021-01-04

オタクの考える理想フィクションオタクになりきれなかった僕のズレ

陰湿なの嫌い。

陰キャなのと陰湿なのは本気で分けてほしい。

例えばモテない高校生女子主人公にした「わたモテ」は初期はきつい自虐ギャグ陰湿多めの作風だったが、

途中から陰湿さは消えて陰キャとなった。この変化の違いが判る人にはこの話は分かると思う。

 

明るい=パリピ自分攻撃してきたり疎外してくる悪、という構図がオタク作品には一部見られる。オタクくんに優しい黒ギャル存在する。

これはオタク作者が実生活で受けてきた体験をもとに創作しているせいだと思われる。

要するにクラス陽キャいじめられた体験から明るく活動的なやつは無能で、寡黙な自分のような陰キャは隠れた実力者である、という構図を描きたがる。

実際はコミュニケーション拒否する作者のほうがクラスの中では圧倒的に無能である

単にコミュニケーション障害を抱えていることからくる疎外を、自身問題である状況を他人に擦り付けているだけである

作中キャラ基本的ホウレンソウはおろか、お互いが和解するような着地点もなく、相手を言い負かしたりマウントを取る関係しか書けていない。

これは作者にとっての人間関係自分服従するお母さんか、言い負かされたり疎外されてマウントを取られた(と感じた)自分のような人間関係しか持っていないことが原因だ。

お互い対等な立場でお互いが納得のいく妥協案に着地した経験がないので、話し合いで円満解決する方法経験も知らないわけだ。

陽キャからされてきた力による支配を嫌っておきながら、理想フィクション世界では自分他者にやりたがってる。

いじめっこを集めたクラスでもまたいじめが起きるというのは人間関係マウントを取る取られるでしか築けなかったのが原因だというのも頷ける。

いじめのものが嫌い」な僕にとってはいじめから逃げたいのに、フィクション主人公いじめっこになっているのを楽しめるはずがない。

いじめられた経験のある作者がいじめられた経験のある読者に向けて成り上がり作品ざまぁw展開をかいてそれにオタクたちが感涙する。

いじめ自体が嫌いな自分はこのムーブ全然乗れないわけである

オタクオタク向け作品を描こうとするたびに似たような作品ばかりになり、乗り切れない僕はサブカル離れが進んでいく。

アニメを追いきれなくなったのも二番煎じコピー作品のせいというより、オタクが考えたオタク向け作品に「ウッ」と来たから。

自分オタクだと思っていたけどどうやら世間オタクたちはいじめられたら、いじめをし返したいと思ってるらしい。

いじめのない世界に行きたいのではなくていじめる側に回りたいって願う点において、相いれない趣向の違いが僕との間にできてしまった。

特に落ちもなく書き出したせいでこれ以上かくことがないが、ごちうさはとてもやさしい世界からおすすめできます最後の文を最初に読む人はごちうさよろしく

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