2020-12-07

センスがない、ということの罪

自分がメインにしているカプに、とても精力的に活動している人がいる。仮にAとしよう。Aの個人誌は分厚いし、Twitterにも作品を頻繁に上げたりしている。

それだけではなく、Aは企画をするのが好きで、20人以上参加する合同誌やアンソロ、カプのウェブオンリーとかも主催している。リアルでのプチオンリーもやりたいんだと。

この界隈はそんなに規模が大きいわけでもなく、そういう全体を巻き込んだ企画をやる人は他にいない。そうして界隈を盛り上げてくれるような企画をやってくれるのは、それだけで見れば確かにありがたいことなんだと思うんだけど。

ここで、タイトルが効いてくる。壊滅的に、ないのだ。センスが。

合同誌、神絵師が手がけた表紙絵はいいがそこに載るタイトルダサい。中のメニューとか後書きとか、そこで使っているフォントデザイン優先なのか可読性が低くて情報が入ってこない。ウェブオンリーサイト、これもダサいバナーに使っているイラストはお友達に描いてもらったみたいでそれは可愛いんだけれど古の同人便箋よろしくな背景グラデもダサければロゴも合ってなくてダサい。とらにウェブオンリー申請したそうだけどそこに送ったバナー解像度が低かったのかジャギっていた。令和の時代にそんなもの見ることになるとは。しかも自カプのウェブオンリーで。そしてサイト自体もとても見にくい。#444ぐらいの微妙なグレーに白文字、というデザイン問題だけではなく、参加要領とか当日の企画とか、説明文章そもそもわかりにくい。参加者への連絡も、何をしていいのかわかりにくかったり要望が多かったり。

さっきからダサいしか言ってなくて文章だとやっかみにしか聞こえないと思うが、本当にダサいのだ。自カプのオンリーがこれだと思うと悲しくなってくる。逆カプ(地雷)のオンリーや別カプ(地雷)のオンリーロゴがオシャレでサイトも見やすくて羨ましくなってしまう。デザインって愛だと個人的に思っているから、この企画主催さんは本当にカプのことが好きだし、参加する人に対しても誠意を持ってるんだな、って思ってしまう。翻って、自カプ。自分の色眼鏡なんじゃないかと別ジャンル友達に聞いてみたりもした。結果、意味はなかったけれど。

じゃあお前がデザインすれば?と言われもするだろう。そりゃしていいならするわ。頑張るわ。でもA、自分センスを疑うということをしないし、外にデザインを頼むということもしない。企画遂行することをなんだか生き甲斐にしているようで、何でも自分でやりたがって人に頼まない。頼まれてもいないのに「デザインやりますよ!」と言える程の関係性でもなければ図々しさもない。

じゃあお前が企画すれば?と言われもするだろう。いやでもこんだけ頻繁に企画立ち上げられていつやる隙があるの?と思う。Aは「他にやってくれる人がいればな~」的なことを言っていたそうだがこんな頻度で企画されたらなかなか他の人は手を挙げづらいし当てつけのようにもなるし参加する方も大変だ。普通即売会だってあるし。

最近この界隈も人が減ってきた。閉鎖的なのが原因だと思うけど、それをAは嘆いているらしい。でも、この界隈を「村」みたいにして「村長」やってるAがそれを嘆くのはなんだか愉快だな、と思う。自然(自カプそのもの)の魅力しかない村は過疎っていくよね、やっぱり。しかも閉鎖的なら尚更だ。

センスがないことは、それ自体は罪じゃない。自分創作だったら自分センスで好きにしたらいいと思う。

でも、他人や界隈を巻き込むなら話は違ってくる。オンリーアンソロは言わばそのカプの「顔」のようなもので、界隈の外から見た時に「このカプってこうなんだな」と思われてしまものから純粋にかっこわるい。それがしんどい

きっと今度やる企画もそうなんだろうな。企画生き甲斐っていうけど、自カプ利用しないでくれよ~~~~と思ってしまった。自分創作生き甲斐にしてくれ、頼む。

いやもうほんとにダサいだって!見てもらえるもんなら見てもらいたいレベルダサいだって!!(泣)

追記

そいつのせいで界隈を去った人も何人もいるし一番の推し作家が去ろうとしてるから本当に癌。

記事への反応(ブックマークコメント)

人気エントリ

注目エントリ

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん