2020-10-06

フワちゃん首相になる

世の中は信じられないことが起きる。

トランプ大統領新型コロナウイルス…。

 

日本では、フワちゃん首相になった。

ウソだとおもうでしょ? でも本当なんだ。

新聞見出しには連日「不破首相」が踊っている。

 

不破首相誕生した経緯を振り返っておこう。

 

とある解散総選挙で、自民党新人女性を数多く擁立した。

東京ブロック名簿順位31位に記載されたのはフワちゃん

ワイドショーネタにはなったけれど、議席がとれるとはだれも信じていなかった。

ところが自民党の得票は予想以上に大きくなんと当選

 

フワちゃんはあっさり芸能界引退し、ファッションメイクを変えずに国会議事堂に初登庁。

国会品位がどうのと揉めて、テレビに出ずっぱりだ。

政治家としてのイデオロギー微塵もないが、元来の地頭のよさを発揮しスジの通ったことを言う。

国会議員の重鎮を呼び捨てにし、派閥に無関心を貫く姿勢で、高齢層のファンも獲得した。

一般ニュースワイドショーの両方で映ったのが効果的だったのか、フワちゃん人気が沸騰する。

 

同時期、閣僚不祥事をあばく文春砲が当たってつぎつぎ辞任。

とうとう首相まで辞任することになった。

 

新たな自民党総裁選には有力候補がおらず、盛り上がらない。

それに次期総裁任期は、ひと月しかない。

そこに調子に乗ったフワちゃん立候補

人気絶頂のフワちゃん神輿をかつぎ、派閥をこえて推薦人が集まる。

自民党論理としてありえないはずが、大量の造反がでて当選してしまう。

 

フワ新総裁は、しがらみがまったくない。

なんと当選回数が少ない女性から閣僚を抜擢した。

皇居にヘソ出しで行くとは不敬だの何だの大盛り上がり。

天皇陛下の苦笑する顔がテレビで繰り返し放送される。

 

この頃には、もう右も左も大騒ぎ。

すでにイデオロギー対立意味をなさない。

唯一ある対立軸は「親フワ」対「反フワ」だ。

 

さて、大幅に若返り女性の多い閣僚の集合写真新しい風を巻き起こした。

多くの国民が、ここに新鮮な何かを感じ、世の中がよくなりそうだと根拠のない期待をいだいたのだ。

 

もちろん古参議員面白くない。

とあるごとにフワ首相の足を引っ張ろうとするが、国民がそれにノーをつきつけた。

 

まあ信じられない展開ではあるが、このとき日本国民は変な熱病に冒されていたんだよね。

 

でも確かに日本は変わったんだよ。

フワちゃんにブレーンはいなかったけど、若い世代専門家たちと仲よくなって、税制社会保障安全保障など幅広い問題改革を断行した。

与党自民党のまま政権交代が起きたようなものだ。

 

そして生身の人間首相をつとめるのはフワちゃん最後になった。

その後どうなったのかは、また別のお話

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