半年くらいしか居なかったので、大した話はできないが備忘録がわりに残しておく。
元いた会社の先行きが無いのが不安で、転職して入ったのがこの会社だった。SEからSEへの転職。
仕事の内容より、福利厚生とNTTデータという看板に惹かれたので入ってみた。
・良かった所
福利厚生は悪くないと思う。人手が足りない分、仕事はたくさん任されたので、成長スピードは早かった。あと、人としてマジでゴミって人は少なかった。
・悪かった所
人手が足りない。キーになっている人物が協力会社の人間で、その人が次の契約出来るかどうかで、プロジェクトが左右される状態になったり。
テスト環境がクソすぎて使えず、ろくに検証せず本番に適用して失敗、みたいな事が多かった。
規定の残業時間を超えた分を、ごまかして減らすことがあった。こういう対応をしているのは自分だけじゃなく、法令意識の高いはずの大企業ですらこれか、と残念に思った。(IT業界にそんな事を期待する方がおかしいと言われると何も言えないが)
社内システムが使いづらい。勤怠システムはわざと面倒にしているのではないかと疑うレベル。システム化されているはずなのに、上司が締日に半日かけて色々作業している様を見ていると、やるせない気持ちになった。
顧客の意見を何でも聞いてるような状態だった。そのせいで仕事はどんどん増えるのに、何も改善されない状況が長く続いた。金曜日の残業中に、土日どっちか出れるか、って聞かれるとマネジメントって言葉知ってます?と言いたい気持ちを抑えて、良いですよって言うのがしんどかった。その人に言って、どうにかなるとも思えなかったし。
・辞めた理由
周りの人の働き方を見て、いつまでこんな生活やるんだろうと思った。自分には無理だと悟った。
一番辛かったのは、状況が改善される見込みが無いこと。人は足りない、期限はそのまま、仕事は増える。残業も休日出勤も、仕事にトラブルはあるものだしと割り切れたが、根本のトラブルをどうにかするという対応が全然出来ていないのが辛かった。周りが辞めないのが本当に不思議だった。
正直SEあるある話でしか無いけど、元いた会社ではあり得なかったので、本当にこんなプロジェクトあるんだ、トトロいたわ、みたいな気持ち。
ただ、これは私が自分が関わった1プロジェクトの話でしかなく、それこそ大企業なので、他プロジェクトは超ホワイトとかもあると思う。要は運。
良かったこともある。仕事が出来る人しか生き残れない環境だったせいか、ポンコツでも自力精神がついて、多少仕事はできるようになった、気がする。