2020-06-18

底辺絵師Pixiv炎上した思い出

から数年前pixiv で絵を描くのにハマっていた。当時は点数制で底辺絵師だった自分はいかに絵を描けど閲覧は100以下、点数は数十点、他の絵がどんどんブックマークされる中自分ブクマゼロみたいな散々たる状態だった。

それでも評価が欲しくて日がな毎日絵を描いていたが上手い絵、アニメ絵、を意識するほど絵は下手になっていった。

人形モデルデッサンしてもアニメ絵リアル人間は違う。現実人間意識すると骨格はゴツくなるしアニメの骨格を意識すると折れるほど細すぎて違和感がする。じゃあどうすればいい?まさに迷走状態。体がかけない。

その頃同時にpixivヲチスレという存在が盛り上がっており、やっているのは大概絵師叩きなのだが同時に下手な絵師への風当たりも非常に強かった。正直pixivオワコンにしたのはこのヲチスレ元凶だと思う。

絵を描かない消費するだけの本来なら最底辺の連中。ただ数が多いだけにその勢力はまるで自分が一番偉いかのような勘違いをして上から目線で人気絵師をこき下ろしていた。pixivでは誰かしら絵師がトレパク疑惑炎上しているといった状態になり始めていた。対してトレパクでもない言いがかりみたいな理由炎上している人もいた。

ある日、自分のところにもコメントが来た。

「下手くそw」

そしてしばらくしてまたクレームコメントで来るようになった。

自分pixiv には1人のユーザ粘着2ちゃんねるという地味〜な掲示版で晒しまくっていた。当時はツイッターがそこまでメジャーじゃなかったので地味〜な匿名掲示板晒すしかなかったのだ。

ただ掲示板を見ている絵師はそこそこ多く、あーこの人痛いよねwみたいなノリで悪口大会が始まっていた。

それからpixiv をやめ、絵を描くのをやめた。ネットから全ての絵を削除し、ユーザ名で検索しても何も出てこない状態にした。それから数年間絵を描かなくなった。家族からも絵が下手になったと言われたがどうでもよかった。絵なんて仕事には全く使わない。

実はpixiv を辞めたのは炎上とは関係なくて、当時就職した際、会社アニメ漫画理解がなく絵を描いていると遊んでいると密告され出世に影響が出るからだった。

絵を描くのをやめて数年経ち、何か趣味が欲しくて忘れた頃になって絵を書き出した。腕は衰えていたので幼稚園児の落書きみたいなのしか描けなくなっていた。

あいいやと思い適当アカウントを作って適当にアップしていた。閲覧数は知らないうちに数千になっていてブックマークもかなりついていた。ランキングにも入っていた。

まあ確かに観察眼と構造への理解は高くなったから立体的にかけてるような気もする。バランスもよくなった。

だが胸が熱くなるような情熱はもうなかった。

ランキングに入ってブクマもらって何になるんだろう。金にもならないこんな無価値ものにハマっていた自分炎上必死になっていたかつての人たちもなんか馬鹿みたい。

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