2019-11-18

どうすれば「宇崎ちゃん」が公共機関広告でも許され得るか考えた

前提

批判されている点のうち主要なものは以下の二点に絞られると思うので、この指摘への対処だけを論考の対象します。(例えば、絵柄の好み等々は対象しません)

  1. 論点1: 「性的対象化」への批判イラスト自体問題
  2. 論点2: 「自発性毀損」への批判献血広告文脈特有問題
論点1: 性的対象化について

なお、私の考えは、「論点1-1」でNOとスッキリサッパリ言い切るのには躊躇がありますが、かと言ってYESと断言するのにも躊躇がある、というところです(どっちつかずですね)。

論点2: 「自発性毀損」について

献血広告で当該の広告批判される理由は、自発性重要からです。対偶をとると、自発性重要ではない文脈、例えば強制性がある規定ならば、絶対ダメとまでは言えないことになります

でも一方で「煽るような台詞」は当該キャラ個性ですから有効利用したいですよね。

とすると、例えばルール遵守を訴えかける広告ならばアリではないか、と考えることもできませんか。

当てはまりそうな領域

例えば、警察制限速度の遵守を訴えるポスターどうでしょう

普通女性警察官の制服を着た「宇崎ちゃん」がローアングルではなく正面から描かれており、「先輩、交通ルールも守れないんスか?」という台詞がついたものです。

これであれば「性的対象化」も「自発性」もクリアできそうです。さらに「いつもは着ないコスチューム」かつ「キャラクターの個性を活かしている」というところで萌え的にもポイント高くありませんか。

まとめ

萌えキャラ二次元キャラ全般ダメとは思わないし、むしろ問題ない範囲で使われていくと良いと思います

一方で、このような批判自体は、メジャーになっていく過程では当然あることで、避けられる話とは思いません。

批判に対して、抑圧だ規制だと言って全否定するのではなく、より衝突の少ない形を目指していくと良いのではありませんか。

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