2019-05-17

話題のVRChatモデル無料配布発言について

知らない人向けに雑にいきさつをまとめると

「少額で3Dモデル販売するくらいなら無料配布にしてしまった方がよくね?」(悪意のある切り取り方)

発言して炎上したOSS大好きマンが居た

なんかMMDでも似たような話があった気がするな……

彼に対する反論個人的ちょっと納得いかないところがあったので

自分なりに(妄想含む)話をまとめてみたいと思う

OSS大好きマン無料大好きマン

まずOSS大好きマンとは何かというと「自由第一主義」だ 無料大好きマンではない

本人が言ってるように「金額の話も対価の話も本題とは関係ない」のだ

過激派OSS組織FSF総裁リチャード・ストールマンですら商用利用を禁止すべきではないと発言しているように、OSSとは無料を崇める宗教ではないのだ

じゃあなんで無料しろって話が出てきたのかというと2つの理由がある

1:「自由」と「有料販売」は死ぬほど相性が悪い

OSS大好きマンのいう「自由」とは雑にまとめると「だれでも好きに改造してそれを再配布できること」だ 値段は関係ない

だがたとえば有料販売モデルデータに「自由に改造して再配布してもOK」という条件をつけたとすると

点を一つ追加して改造モデルです!って言って実質オリジナルそのまま公開が出来たりする これでは販売意味がない

かといって「改造は自由だが再配布はNG販売モデルでよくあるパターン)」ではOSS教義に反する

なので「有料を敵視しているわけではないが、自由を優先しようとすると結果的無料大好きマンになってしまう」のだ

2:OSSのようでOSSでない少しOSS的なVRChat

いくらOSS大好きマンといっても、この世のすべてを強制的OSSにしようとは考えていない

じゃあなんでOSS大好きマン強制的無料配布……じゃなくてOSS化を進めようとするのか

それはVRChat界隈が「OSSのようでOSSでない少しOSS的な何か」だから

たとえばboothにはVRChatを想定したモデルデータ販売されており、その中には「改造自由」や「VRChat以外での使用可」であるものも多い

OSSっぽい規約ですよね?でも厳密にはOSSじゃないよね?よりOSS化するには無料配布がベストですよね?高価なものはともかく100円とかならもういっそのこと無料配布しちゃえばよくね?……というのがOSS大好きマンの考えだ

……無論、「OSSっぽい」からといってそれがOSSを目指しているとは限らない

なのにOSS大好きマンがそう考えてしまうのは「クリエイター利用規約ちゃんと書かない」ことが原因だ

3:クリエイター利用規約ちゃんと書かない

ネット上で公開されてる作品は、規約がクソなものがすごく多い

これは法的な効果がうんぬんとかそういうレベルではなくて

自由に使ってOKです!って書いてあるのに使ったら無断利用呼ばわりされるとかそういうレベルのクソ規約ごろごろしてる

OSS界隈もあまり人のことは言えない状態だったので、専門家規約テンプレを用意してコピペで済むようにしてある)

なのでクリエイターの書く規約文はOSS界隈では信用されてない[要出典]

そのため「この微妙ラインが作者の意向だ」ではなく「本当はもっとOSS寄りにしたいのに知識がないか意図せずこういう規約になってしまってるのだ(上から目線)」となってしまうのだ

そしてOSS化するのであれば無料の方がいいよね……となり最初に戻る

まとめ

OSS大好きマンはなんでも無料にしたいわけでもOSS化したいわけでもないが

VRChat界隈が「一見OSSを目指しているように見えるが実はそうではない」ため

OSS化の手助けをしようとして不幸な事故が起こってしまった

じゃあこの問題解決するには結局どうしたらいいのかっていうと……わからん

VRChat界隈で無料はよくないって言ってる人でも

VRChatやBlender無料な件に関しては何も言ってないよね

この辺が問題解決するカギなんじゃないかなーなんて思ったりしたけど疲れたので後のことは任せた!もう寝る!

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