2019-03-20

Aという両性具有を名乗る漫画家

佐村河内事件を覚えている人はいるだろうか?そう。あの「耳が聞こえない奇跡音楽家」だ。彼は確かに軽い聴覚障害はあったのかもしれない。しかし大げさに全く聞こえないと言ったのだろう。いつの時代自分を大げさに宣伝し売り出そうとする輩はいものである

漫画家のA。インターセックス(生まれつきの中性の体)を名乗り、今まで両性具有半陰陽や中性や「性別がない」と名乗っている。最近ドキュメンタリー映画で全国上映もされた。

https://motion-gallery.net/projects/zfact01

しかし以前から噂の耐えない人物らしい。詳しく調べてみた。

今では本人は隠しているらしいが、女流漫画家名義の時のマンガでは、Aは子供の頃から自分を男だと感じたり女だと感じたりし、陰核が勃起して(女性でも陰核は勃起する)自分性同一性障害半陰陽かと思い、それを確かめる前に「中性を目指そう」と何度か男性ホルモン注射を受け、胸を取る手術も受けている。そしてその後の検査で「男性ホルモン普通女性の10倍になっていた」「調べてみたら、X染色体が1つのXOモノソミー(ターナー症候群)だった」とマンガでは書いていた。

https://www.amazon.co.jp/%E3%82%AB%E3%83%A0%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%88%E2%80%95%E8%83%B8%E5%8F%96%E3%81%A3%E3%81%A1%E3%82%83%E3%81%A3%E3%81%9F%E6%97%A5%E8%A8%98-CHACO/dp/4845823527

しかしま男性ホルモン注射を受け続けているのだから男性ホルモンが10倍くらいになるのは当たり前で、ターナー症候群というのは性染色体がXが1つだけの女性染色体疾患で、もしターナー症候群であれば生理乳房発達もないはずなのだ

しかもそれは女性ホルモン不足によるもので、ターナー症候群から男性ホルモンが出るということはまったくない。ターナー症候群から性同一性障害になりやすいということもまったくない。逆に不妊で悩んでいる人がほとんどである。もちろん「性別あいまい」とも、インターセックス両性具有)だと名乗ることもない。男女両方の器官があるわけでもない。

https://h-navi.jp/column/article/35026314

Aはその後2004年に「性同一性障害30人のカミングアウト」という本でも「Xがひとつターナー症候群」と名乗っている。

しかしここでは、Aは小2で生理が始まり小4までには胸もDカップになったとも書いているのだ。だとしたらターナー症候群でもXが1つの細胞と、XXの細胞モザイクであるはずだ(Xが1つでは第二次性徴は起こらないがXXの細胞が混じっていれば女性の第二次性徴は起こる)。なおさら男性化するということはない。

しかも前の本では男性ホルモンを何度も打った後男性ホルモン値が増えたと言っていたが、この本では男性ホルモンを打つ前から男性ホルモン値が高かったと言い換えている。

この本では確かにターナー症候群男性化しない」とも言っているが、今度はその代りに医者から「副腎異常か精巣があるかもしれない」と言われたとも言い換えている。

しかしこれもおかしい。

副腎異常で女性でも男性ホルモンが多く出ることはあるが、女児場合まれる前から病気の副腎から男性ホルモンがたくさん出て陰核肥大で生まれ検査して女児だと分かるようになる。しかしこの副腎の異常は生命危険があるもので一生服薬が必要のはず。副腎異常は染色体とは全く関係ない。

http://nrichd.ncchd.go.jp/endocrinology/seibunka/images/guidebook.pdf

Aは生まれた時に外性器の異常があったとも言っておらず命に関わる病気があるとも言っていない。

思春期から後に発症する副腎異常もあるが、日本では女性の400万人に1人しかいない症例(つまり日本で30人)で、ターナー症候群と副腎異常の2つの確率からしても不自然に感じる。

この後更に詳しい検査をしたとも言っていない。結局「副腎異常か精巣がある可能性」というのは書くだけ書いて曖昧なままにしている。

https://www.amazon.co.jp/%E6%80%A7%E5%90%8C%E4%B8%80%E6%80%A7%E9%9A%9C%E5%AE%B330%E4%BA%BA%E3%81%AE%E3%82%AB%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%88-%E9%87%9D%E9%96%93-%E5%85%8B%E5%B7%B1/dp/4575297224

2005年から現在の名義に変えて「性別がない!両性具有物語」というマンガを連載し始め「両性具有」「インターセックス」だと売り込み始めているが、この頃から自分ターナー症候群だということに一切触れず、「体が男性化して、染色体検査両性具有インターセックスと判明」としか言わなくなっている。

https://www.amazon.co.jp/%E6%80%A7%E5%88%A5%E3%81%8C%E3%80%81%E3%81%AA%E3%81%84%EF%BC%81-1-%E6%80%A7%E5%88%A5%E3%81%8C%E3%80%81%E3%81%AA%E3%81%84-%E3%81%B6%E3%82%93%E3%81%8B%E7%A4%BE%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E6%96%B0%E4%BA%95%E7%A5%A5-ebook/dp/B009WQ63BS

まりこの人物は、本当はターナー症候群(そして偶然性同一性障害が重なっただけ)かもしれないが、それでは両性具有でも中性でもなく、男性ホルモンを何度も打った後にホルモン値が上昇した(当たり前だ)ことを、打つ前から男性ホルモン値が高かったとし、自分の体の話を曖昧にし、今度は副腎異常だと言っている可能性を考えねばならない。

もしこれ以上社会的発言を繰り返すなら診断書を出してもらうことが必要だろう。それにターナー症候群専門の医師コメントも。

つの時代も大げさに売り出す人物はいものから

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