ずっと応援していた、
毎日その子のことばかり考えていた、大好きなアイドルが突然いなくなってしまった。
もとからいなかったかのように、グループも事務所もなにもなかったかのようになにも言わない。
いなくなってしまったのにそれについて何の発表もないので、
その子が元気なのか、なぜ突然いなくなってしまったのか、今も芸能の仕事をしたいと思っているのか、
全部がわからない。
ファンはみんな戸惑うまま。
この1年ずっと、
小さな刃物で刺されつづけたような、大失恋を細かく刻んで体験しつづけたような、うまく言葉にできない、いままでの人生で感じたことのないタイプのダメージを受けた。
私はアイドルオタクだ。
ずっとここ数年、その子のことばかりを考えていた。
より近くで観るために良い場所のチケットを手に入れることにいつも必死だった。
行方知れずになってしまったいまでも、毎日彼女のことを考えている。
いまこのように、毛布にくるまり眠りにつくまでの間、皿を洗っている時、
街で買い物をしているとき、ネットで新作コスメなんかのニュース記事を見たとき、これをあの子にプレゼントしたらどうだろうかといつも思う。
でもいまは、なぜいなくなってしまったのかなにもわからないから、
事務所に送ってもプレゼントも届かないかもしれないし、届いても邪魔で迷惑になるだけかもしれないし、
一方的に想っているだけのファンっていうのは、もう何もしないで静かにしているのが1番彼女のためになることなのかもしれない。
改めてこう書き出してみると、なにも役に立たないくせに押し付けがましい感情しかないんだな、さみしいな。
ずっとこの1年、毎日同じことばかり繰り返し考えてばかりいたから、
アウトプットしたくて、整理して少し変わりたくて、はてなのアカウントを作った。
願いは
心から笑って過ごせること、
幸せでいてください。
ステージの彼女を観ていることがあまりに幸せすぎて、自分の頭の中のほとんどを占めすぎて、依存しすぎていたなと改めて実感した。
わたしは自分自身のことはバカで恥ずかしくて好きじゃないけど、貴女の素晴らしいステージを観ていられることが、なにかアイデンティティのような、そのように感じていた。
はぁ、きもちわるい。
よく、自分への一方的な恋愛感情の押し付け、勝手に気持ちを煮詰めて爆発させてきたり、妄想のようなイメージの押し付けをしてくる異性が気持ち悪すぎて鳥肌だったけど、
まさに私も同じじゃん。
もう一度ステージで見たいなんて欲を言わないので、
このままサヨナラじゃなくて、
もうファンの応援は必要ないですよサヨナラと言ってもらえたらスッキリする。
夜中のテンションでこんなこと書いて、明日みたらゲッソリしそう。
はー。
でも、すこしスッキリした。