2017-12-26

まれて初めて「下着専門店」でブラジャーを購入した

大学生の頃、友人と服を買いに行った際、

「そういえば最近ブラのサイズ変わった感じするんだよね〜ついでに測っていってもいい?」

と2人で「下着専門店」に入ったことがある。

その当時、私は自分適当に測ったサイズCカップを着用していた。

Cカップ」といえば、まぁありふれたサイズなので、そういった専門店にお世話になることもなく、衣料品店で気に入ったデザインで手頃な値段のものを購入していた。

だが、その頃からデザインは気に入ってるのに、どうしてもカップに胸が乗ってしまったり、胸の下にワイヤーが食い込んだりしていた。

しかしその当時の私は

ブラジャーなんてそんなもんだよね』

と軽く考えていて、ブラジャーお金をかけることはしていなかった。

そして、前述の友人は見るから巨乳なので、衣料品店では売っていないサイズであるし、専門店で買わないといけないんだろうな…と「哀れ」に思っていた。

そんなこんなでその時「Cカップ」だと思っていた私は、自分の正しいサイズを知ろうとせず、可愛いランジェリーを選んでいる友人を横目に見ていたのだった。





それから数年後。

社会人になった私は、1つの事態に直面していた。

学生時代に身につけていたブラジャーが明らかに合わないのだ。

社会人になってからブラトップの楽さに目覚めてほとんどブラジャーをしていなかったのだが、久々に付けてみるとカップに胸が乗り、あたかも胸が4つあるように見えて見苦しい。

かにここ最近、歩くことも少なくなり、不規則生活で太ったこともあるが、それにしても…

その時、脳裏にふと浮かんだのが大学生時代あの日出来事だ。

『そうだ、私今までお店でサイズを測ったことがないぞ』

あの頃と違って、今は社会人。金はある。

思い立ったが吉日と言わんばかりに私はその次の日には「下着屋」に足を運んだ。



初めて足を踏み入れた下着屋さんは、下着以外も扱っているところだった。

最初から専門店に足を運ぶ勇気はなかったのだった。

だけど、そのお店はよく別なものを購入していることもあって気軽に入れたのだ。

それにしても、ブラジャーを選ぶというのはなぜか気恥ずかしい。

とりあえず、パッと目に入った自分の気にいるデザインで、今よりワンサイズ大きいDカップのものを手に取り

「あの…試着したくて…ついでにサイズも測っていただけませんか?」

と近くにいた店員さんに声をかけた。

すぐに試着室に入れてもらい、思っていたよりも簡単に試着&サイズ測定に漕ぎ着けたのだが、測定してもらうと衝撃の事実が発覚する。

お客様普段Cカップっておっしゃられてましたよね?」

「そうです、それできつくなってきたのでDカップに…」

お客様Eカップはありますよ」

その言葉に思わずびっくりしてしまった。

だって、どう見ても素肌で見るとCカップでも偽装しか見えないくらいのサイズしかないように見えるからだ。

すぐに店員さんが持ってきてくれた「Eカップ」のブラジャーを着けてみる。

…苦しくない。

胸もカップに乗らない。

何よりシルエットがスッキリして見える。

正直な話、初めてブラジャーを着けた頃から抱えていた悩みだった。

それが一瞬で消えたことに再び驚いた。

こんなに簡単なら、なんで最初からお店で測って購入しなかったんだろう…とブラジャーを着け始めてからの十数年間を後悔しつつ、その日新しいサイズブラジャーを購入して帰宅した。




その日以来、肩こりまで改善され始めて、ブラジャーの偉大さを感じてきた頃、冬のボーナスが入った。

ボーナスの使い道を考えた時に、ふと思ったことがあった。

「下着専門店で測っても同じサイズなんだろうか」

私が行った下着屋さんは、あくま衣料品も売っている店で「専門店」ではない。

せっかくボーナスも入ったわけだし、一着くらいいいブラジャーを購入してもいいだろう…と軽い考えで、近所のショッピングモールの「ワコール」に足を運んだ。

さすが専門店というだけあって、デザインも様々ある。

着け心地の違うものもたくさんあって迷うが、「軽い着け心地」と書いてあるブラジャーを手に取り、試着とサイズ測定をお願いした。

すると、またまさかの展開が起きた。

「あら、お客様Fカップですよ」

たった数週間でCカップからFカップに3段階アップしてしまった。

そして、おそらく前述の下着屋の店員さんの腕も悪かったわけではなく、ここ何年かブラトップで楽を覚えていた胸がようやく整ってきて本来のカップに戻ったのだと思う。

それにしても、見た目のサイズというのは当てにならないものだ。

さすがにFカップという単語におののいてしまったが、身につけてみると現在Eカップのものよりさらに楽で、なおかつスッキリする。

そして、専門店というだけあって

「胸がドンとしてしまって、身体が全体的にゴツく見えるんですよね〜」

と話すとすぐにその悩みを解決できるものを取り揃えていただけた。

「何これ、私本当に今までの人生損してたんじゃないの…??」

と思うくらい、衝撃的で目からウロコ体験だった。

結局、予算より少し高くなってしまったものの、気に入ったデザインで「自分にピッタリと合う」ブラジャーにやっと出会えたのだった。


見た目だけで

「そんなにサイズあるわけない」

と思っている人がいたら、ぜひとも下着専門店に足を運んでほしい。

ブランドは問わないし(思わずその足で別なブランドにも行ったが、結果サイズは同じだったので…)、いきなり高いお店に行かなくても、正しいサイズを知ることで肩こりやアンダーの苦しさから簡単解放されるこの感動をぜひ味わってほしい一心でこのブログを書いている。

ただ1つ…今回正しいサイズを知ったことで失ったものもある。

それは気軽に、好きなデザインのものを買えなくなったことだ。

サイズが上がれば上がるほど、デザインは限られてしまい、なおかつ布とレースの量のせいだろうか…価格もA〜Dと比べると跳ね上がる。

だけど、本当の楽さを知ってしまった今ではデザインよりもサイズを優先することにする。

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