2017-10-18

小論文日本における格差是正について(1000字以内)

 経済的な不平等問題はいまや公的議論最前線であり、その原因は多面的だ。日本においても世代・家庭・男女・所得間など様々な格差があり、それぞれに異なる原因がある。これらの格差を打開する為には、多面的対応必要である。従って私は、日本格差是正の為に三つの政策提案する。

 一つ目の提案は、年金給付方式に積立方式を追加する事だ。この政策目的は、年金世代間格差を緩和する事だ。現在年金は、既に受給が始まっている世代は納付額より受給額が多い一方で、将来的に受給額が納付額を下回りかねない状況にある。この不平等解決する為には、国の年金を受け取る退職者が、賦課方式と積立方式のどちらでも受け取れる様にするべきだ。これにより、納付額が受給額を下回る事が無くなり、受給額の世代間格差が緩和される。少子化が進んだドイツでは類似したリースター制度実施されたが、日本でも同様に制度改編を実施するべきだ。

 二つ目提案は、母親対象とする児童手当の確立だ。この政策目的は、育児環境格差と、男女間の給与格差是正する事だ。教育費や保育施設利用費の支援を行う事で、家庭間の教育格差環境格差を緩和する。さら母親対象支給する事で、男女間の給与格差を緩和する。日本先進国の中で育児に対するGDP支出が最も低く、育児における環境格差が大きい。東大の進学率と両親の収入が相関を示すという調査もある。男女の地位格差先進国の中では大きい。これらの格差は、今後の社会保障を安定させる為にも、是正する必要がある。将来世代担い手は、社会全体で積極的支援するべきだ。      

 三つ目の提案は、累進課税の累進度の引き上げだ。この政策目的は、前述した社会保障制度の財源を確保する事と、低所得者高所得者格差是正する事だ。日本は上位一パーセント所得階層所得割合10%を超えている。応能分配の法則から見れば、現在の状況は不平等だ。累進度を引き上げれば、高所得者層の富は低所得者社会保障として再分配が可能となる。従って、累進度は引き上げるべきである

 これら三つの政策により、現在世代・家庭・男女・所得間の格差是正する。同時に、将来の担い手である児童支援を行う事で、財政健全化を図る。これを持って、さらなる格差是正に向けた社会保障の拡充を目指すのである

(979字)

小論文練習です。ご指導・ご指摘など頂ければ幸いです。

  • 増田で課題を手伝ってもらっていいのか?

  • すごくいいと思うけど、 次数制限上仕方ないけど最初に「多面的な対応」と書くと問題意識が見えにくくて読み手の頭が整理されない。 「世代・性別・所得についての格差」が特に大き...

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