どうしても今のこの気持ちが抑えきれず、文章として書き起こすことにしました。
にわかハロヲタの駄文ですが、お付き合いいただければと思います。
忘れもしない7月25日。
その日は僕が好きなハロー!プロジェクトのグループ「Juice=Juice」が吉祥寺のライブハウスでコンサートをする日でした。
5月に行ったコンサートのあと、ハロプロ全体で新体制として色々な変動がありました。
Juiceには2人の新メンバーが入り、元々の5人グループから7人グループへと変わりました。
そして僕は吉祥寺で初めて7人体制になったJuiceのコンサートを見る・・・
はず、でした。
その日の昼頃、ハロプロの公式サイトで更新された「宮本佳林に関するお知らせ」というタイトルのニュース。
宮本佳林(みやもとかりん)ちゃんは僕がJuiceで一番好きなメンバー、いわゆる推しメンです。
何事かと思い記事を開き、そこに書かれていた文章を見て呆然としました。
医師との相談の結果、声を出す必要のある仕事を全てお休みさせて頂く事になりました。」
物々しいその病名に、僕はただ不安を掻き立てられました。
発表の数日前から開催されていたハロコン(ハロプロ全体の合同コンサート)の時点で、佳林ちゃんは喉の不調により歌唱には参加せず
聞いたこともない病名、これから行くはずだったコンサートに佳林ちゃんがいない事実。
そうして気がつけばコンサート開始十数分前。
他のメンバーの開演前アナウンスでも、佳林ちゃんの休業についてお知らせがされていました。
佳林ちゃんがいないのはとても寂しかったですが、Juiceの全員が好きな自分としては楽しまなきゃと思い、その場は考えないようにしていました。
開演を待つ中、スマホの電源を切る前にTwitterを覗くと佳林ちゃんがブログを更新していました。
その内容は、
7人体制になって間もない単独コンサートに参加できなかったこと、
ごめんなさい、ごめんなさいと、本当に悔しそうで、辛そうでした。
それでも彼女は前を向いていました。
焦らずにしっかりと治してまた帰ってきますと、力強い決意をしていました。
このブログを読んで、沈んでいた気持ちがぱあっと明るくなりました。
休業すること、声が出ないこと、一番辛いのは佳林ちゃん本人で。
でもそんな佳林ちゃんが前向きでいるのだから僕が落ち込んでる暇なんてないと、そう気づかされました。
そして自分にできることは、佳林ちゃんが帰ってくる場所で今まで通り、今まで以上に応援することだと思いました。
その日のコンサートは全力で声を出して、全力で紫(佳林ちゃんのメンバーカラー)のペンライトを振りました。
それから佳林ちゃんは毎日のようにブログを更新してくれました。
声が出せないならブログでファンの皆さんに届けたいという彼女の思いやりに胸を打たれました。
そして僕も、今まで頑なにしてこなかったブログへのコメントをするようになりました。
佳林ちゃんが帰ってくるまで書いてくれた記事には必ずコメントをしようという、ちょっとした願掛けのような気持ちでした。
そうしてあっという間に1ヶ月が経ち、8月28日。
再びハロプロの公式サイトに「宮本佳林に関するお知らせ」の文字が現れました。
「現在の回復の状態を見て、8月31日のコンサートから出演することになりました。」
気がつくと涙が溢れていました。
機能性発声障害についても素人ながら色々と調べて、長期の休業になるであろうという覚悟をしていた矢先の嬉しいニュースでした。
すぐに佳林ちゃん自身のブログでも発表があり、そこに彼女の思いも綴られていました。
声が出せない恐怖、周りに迷惑をかけてしまっている自分、色々な悩みがあったそうです。
それでも温かい周りの人たち、ファンからの励ましのコメントに支えられたと言っていました。
ブログにコメントをするくらいしか自分にはできないと思って、ひたすらに書き残してきたことが
少しでも佳林ちゃんの励みになっていたのなら、こんなに嬉しいことはありません。
不安や恐怖に心を折られて、そのままやめてしまってもおかしくない状況だったと思います。
それでも佳林ちゃんは、絶対に戻ってきたいと強く願ってくれたんです。
佳林ちゃん、戻りたいと思っていてくれてありがとう。
Juice=Juiceを好きでいさせてくれてありがとう。