2013-10-17

今日新卒から7年勤めたベンチャー企業に対して退職願を書いた

人生は本当にいつ何が起きるか分からない。

僕は高校卒業後、東京にある4年制大学入学した。

大学はまあそれなりに楽しかったけど4年にあがるのを目前に辞めた。

一人暮らしの家も引き払い実家へ出戻り。

半年ほどニートをした後に「働かねば」というマストに駆られ就職活動を開始。

mixiのFindJobで変な会社(社長)に出会った。

面接

僕「資格とりたいので御社求人(バイト)で働きつつ勉強を   」

社長バカヤローそんなの儲かるわけねーだろやめとけ!この前(その資格の人)から営業の電話かかってきたわ!営業するってことは儲からねーんだ!俺が稼ぐ方法教えてやる!」

僕「はあ(変な人だ)」

4時間を超える面接が終わった後、うなぎを食べに連れていってもらった。

良い人だと思った。

面接おわり~

1週間後、内定通知をもらった。

クロネコビジネスレターの中に内定通知書とチョコレートが入っていた。

変な社長だと思った。

当時は創業3期目で社員も何か癖のある人が3人いただけだった。

雑居ビルの一室で下は弁護士、上は極道事務所を構えるカオス職場だった。

最初の1か月はバイトで週4日働くことになったのだが気づいたら正社員になっていた(してもらっていた)

その後は色んな人が入ったり辞めたりを繰り返しながらも

業績は毎年右肩あがりでいつの間にか僕は社歴だけみると古い人間になっていた。

8年かけて5人、7人、10人と増え15人~20人をいったりきたりした。

つの間にか管理職を任されながら組織を大きく出来ない自分に苛立った。

僕は会社というか社長が大好きだった。

今風に言えばブラック会社(社長)の気質を持っていたかもしれないけど、

それでもなお真心で接してくれた社長

残業していると下のコンビニ肉まんやオロナミンシーを買ってきてくれたり。

疲れていると社費でマッサージに行かせてくれたり。

仕事でいろいろあって会社を休んでいると、自宅までお見舞いにきてくれたり。

いつでもタクシーに乗せてくれたり。

うちの犬が死んだ時はお前にとってプライオリティー高いんだろ!と言って帰らせてくれたり。

突然、鉄板を買ってきて焼肉大会を初めてくれたり。

人の事でいつも悩んで、打ち手はあんまりうまくない様子だったけどものすごく情にあつくて。

大学を辞めてぷらぷらしてた僕を拾ってくれた社長

商売の素養がない僕に懇切丁寧に様々教えてくれた社長

「お前は良い人間だ」と言ってくれた社長

お前が一人で生きていける力をつけたいといってくれた社長

途中、迷うことは何度もあったけど今はっきりとわかります

僕は社長に恩返しがしたくて働いてる。働いてた。

それだけでした。

社長お金もあるのに使わないで貯めてて僕らスタッフの商機を待ってくれてた。

からちょっと前までお財布はアディダスかなんかのビリビリなるやつだったし。

時計はやっすいのだったし。

ゆっくり時間が流れてそれなりに組織となった頃、問題が起こった。

それは僕を原因として起こった。

こんなはずじゃない。こんなはずじゃなかった。

僕は社長会社が大きく強くなる為に働いてきたのに

これじゃあ本末転倒じゃないか

時すでに遅しだが僕は「いつか起業をして社長になりたい!」と言っていたけど、

いまはちょっと違って番頭としてこの会社社長の手助けがしたいと改めて気付いた。

7年を通して初めて退職願を書いた。

はっきりと、僕という人間会社という組織が今向き合っていて

その結果は時の流れに任されるだろうけど、近いうちに答えが出る。

大好きなこの場所だけど、

社長迷惑がかかるならここから去ろう。

さみしい。

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