さらに正確に観測をしていった結果、地動説の方が正しく記述できることがわかったわけで、
過去の観測が間違っているわけではないが、地動説が天動説の拡張であるわけではありません。
特殊相対論についても、その頃まではエーテル仮説が非常によく現象を表し、相対論の様な話が出てきた時には根本的に理論がくつがえるので簡単には受け入れられなかった。
エーテル化説は古典力学の様に特殊相対論の"近似"ではありません。全く別のものです。
ですので、「これまでの理論がくつがした」が疑似科学と言われるとそれは間違い。物理学の世界ですら。
ただ、物理にしろ医療にしろ、「これまでの理論がくつがした」様なレベルのものが、一般に伝わるには長い時間がかかります。
物理に関しては相対論が近年ようやくGPS等で身近に使える様になってきたレベルなので、例えば物理で新しい理論が考えられても、その検証に数十年、
実際に使えるようになるのに更に数十年かかるような物もあります。
医療に関しても長期に渡る臨床実験が必要なので、いきなり「これまでの理論をくつがえした」などということはないでしょう。
そもそも、いきなり「くつがえす」様なものが出てくることはまず無いので。
ですので、結果的に、マスコミが騒いだり、企業が「理論」を全面に押し出してきてる時は都合の良い所だけを取り出して、事実とはかけ離れている(悪い部分がすべて無視されてる、良い部分も誇張されている)事が殆どでしょう。
これについては難しいでしょう。「メディア」は殆どあてになりません。
学者というのであれば、メディア等に登場する様なよくわからない学者は殆ど駄目でしょう。
実際に正しいことをいう学者だとしても、メディア側に要求されることだけを言わされたり、余計な部分はカットされてることが多いので。
後は最近だとTwitterなんかで、本当に権威のある人まで発言してくれてるので、実際その分野に近い人ならその人がどれだけのことを知っていて、
正しいことを言ってるか判断出来ますが、これも一般の人から見れば判断は難しいでしょう。
権威ある教授とかですら、知ったかで自分の専門分野で無いことに口出ししてめちゃめちゃなことを言ってることもあるので…
1つ簡単な区別方法をあげれば、海外でも同じ様な製品があるか、売れているか、ということ。
マイナスイオンドライヤーなんて海外に無いわけで(そもそも所謂日本語の"マイナスイオン"そのものが"存在"しないので対応する言葉すらない)
流石に科学的に証明されててこれだけ広く使われるものが日本でしか商品化されてない、ということはおかしいことが分かるでしょう。
後は、その様に大きく歌われている物で、自分で明らかに実感出来る様なものでなければ、それはすべて自分にとっては"付加価値"として必要が無いものです。
そこを、言われたまま信じこんでしまって、なんとなくそう感じる、いや、絶対そうだ、ということを止める事が出来さえすればおかしなものにはハマりません。
結局のところ、詐欺的な商売にひっかからない、と言う感覚で、まともな商品であっても内容について、ひっかからない、と言う姿勢で、きっちり見ることが必要です。
簡単に見分けるのであれば、一般的な商品に比べて、大きな謳い文句でよくわからない裏付けで付加価値が付いて高くなってるものがあり、
他の商品でも実用上問題が無いものであれば、無駄に高く付加価値が付いたものを買わなければ良いだけでしょう。
追記
ブコメであったが、別に海外で信じられてればそれを信じて良い、と言う意味ではありません。。
少なくとも、マイナスイオンドライヤーとか、海外で全く出てないものはおかしいと思っても良いでしょう、ということ。一つの目安として。
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「この方法はこれまでの疑似科学の簡単な見分け方をくつがえした」
学者というのであれば、メディア等に登場する 様なよくわからない学者は殆ど駄目でしょう。 横だが、この、メディアに露出する者は基本的に二流以下という認識が、もっと一般的に...