2012-08-06

まとめブログとかニコニコを見なくなってから

はまっていた頃は、意味もなく嫌韓だったりXboxは失敗したハードとか思ってたりしていた。

処女でない女性ダメだと本気で思っていた。それは論理的かつ倫理的に正しいと本気で思ってた。

アニメゲーム声優を貪るように摂取した。ボカロの中二的世界観に浸ったりした。

中毒みたいになって、空き時間ほとんどをネットで過ごすようになった。

大学サークルしか友達がいなかったが、その友達オタクばかりだから何も気にならなかった。

皆同じような時間の過ごし方をしていた。こいつらがいるか自分ぼっちではないし、非リアでもないと思っていた。

屁理屈や偏った思想を意識の高さと勘違いして、いい気になっていた。

知人が、音楽とかメイクとか洋服とか、料理スポーツの話をするのを、ファッションだと思っていた。

本気なわけがない。この人はファッション料理だのスポーツの話をしているだけのにわかだと思っていた。

そういう人達海外旅行とかインターンとか美術館とかデートとかに行ってても、リア充爆発しろwwwとネット上とかサークルで言い合っていればよかった。

それでよかった。

ほころびが見え始めたのが大学三年になってからだった。

将来のことを考えだしたら急に、ネット社会が色あせてきた。

ネット強気振る舞う現実自分屁理屈で、何ら建設的な意見をろくに持っていない、ムダ知識ばかり豊富

何の経験もしていない、うすっぺらい人間だってことに気づいてしまった。

そしてふらっと見たあるハリウッド映画が決定打だった。

特に世紀の名作でもないのだろうけど、アニメばかり見ていた自分には面白さと表現が桁違いだった。

あれほど神聖視してた深夜アニメの多くが、偏った欲望をその場だけ満たすファーストフードみたいなものだと気づいてしまった。

まとめブログニコニコお気に入りからはずした。まったく見なくなった。

そっから現実自分現実の中で見つめなおす作業をはじめた。

ぬるま湯に浸かっていたから苦しい作業だったけど、アニメまとめブログ憂さ晴らしをして得られる快楽の数百倍、楽しく建設的で創造的でさえある体験が続いてる。

といっても怠け癖は常に自分の中にあって、今度は自己啓発商法とかに絡め取られそうになったこともあった。

有料メルマガとか有料言論プラットフォーム無駄にフォローしかけた。

ちょっと賢くなった自覚があるバカがよく陥る罠だと思う。

自分は決して賢くはなく、怠け癖があり、扇動に弱い存在だってことを認めて、ちょっとずつ前に進んでいきたいと思った。

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