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はてなキーワード: ワークシェアとは

2009-04-30

http://anond.hatelabo.jp/20090430154214

まぁそう簡単に人を減らせないところは普通ワークシェアで単価さげるけどね。

というか大規模リストラ対象じゃない限り簡単に人を減らせないのが今の日本企業の利点ちゃ利点だよな。

それが中小じゃ守られてないって現実があるのも知ってる。

2009-02-08

ワークシェアリングについて思ったことと、世代間格差相続生前贈与で解消されるがただしリア充限るってこと。

昨日NHKで「日本のこれから雇用危機」って番組ワークシェアリングについての討論があった。

雇用が守られるなら収入が下がってもやむを得ない。賛成?反対?

で、大方は賛成だったわけだけども、労働時間の短縮で一番収入が減って困るのは、今まで超過労働、つまり残業手当てと休日出勤手当てで生活が成り立っている層だろ?

今まで残業代でガッポリ儲けていたってならこういう時代にはそりゃあ我慢して貰うのが筋ってもんなんだろうけど、現実として基本給だけで生活できる額を払ってたか?っていったら疑問だ。

残業代を当てにするのがおかしいって言う人もいたけれども、もともと基本給だけで生活できるだけもらってる人間物言いだからさ。

製造業の内情を詳しく知ってるわけではないけれども、事務方や管理職の痛みに比べ耐えろると現場の痛みが強すぎるように見えるんだよね。

現場人間から残業手当奪っちゃうのは、役職手当とか退職金を奪うよりも酷なんじゃないかと。

かといって仕事がない以上は働いて貰うわけにはいかないし、働かずに給料はそりゃだせんわな。

残業なんて論外、8時間どころか半日ぶんの仕事しかなければ、そりゃあ満額の給料を出すわけにいかんわな。

解雇ワークシェアなら、ワークシェアはしょうがないっていう結論になる。

給料が低いのは、誰にでも出来る仕事をしているからだ。

でも、誰にでも出来る仕事も、誰かはしなければならない。

たとえ全員が努力したとしても、一人もそういう仕事に就かないで済むような方法はない。

まあ長年働いていた人間なら、蓄えもあるだろうし、蓄えなかったとしたらそれは同情はしない。

残業代ボーナスを当てにしないと生活が出来ないっていう現状だとしても、いつか消えるかもしれないって思っていないといけないわけで、せめて人並みに稼げてる時代には人並み以上に貯蓄していくくらいの危機感は持ち合わせているべきだったはず。

いや、それでも貯蓄できるほどは稼がせてもらえなかった!って意見もあるだろうけど、まあそれはさておき。

でもさ、例えば入社1年目とかだと貯蓄は無理ってわけで。

若者ほど辛いと思うわ。

年寄り年金を支えるために年金保険料をガッポリとられて、年寄り医療介護を支えるために健康保険料をガッポリ取られ、年寄りの世代で使い込んだ国と地方の借金を埋めるために税金をガッポリ取られ、このうえ不況だからお前らが痛みに耐えるパートを担えって言うのはどうも。

若者貧乏年寄り金持ちっていうのは不公平に見えて、かじれる親のスネがあるって解釈すれば問題ないのかもしれないけど、(なんだかんだで、若者にとっての一番のセーフティネットは「実家」だろ?事実上)やっぱり変だなって思う。

働く意欲と体力がある成人が自分の稼ぎで食える社会にしないとならない気がするんだよね。

同じ番組で、正規雇用の場合は年齢とともに収入が上がり定年とともに衰える山形収入曲線なのに、非正規雇用の場合収入は年齢とともに伸びずフラット型なのが問題だって言ってたけれども、むしろ年齢とともに収入が伸びるのがおかしいんじゃないかと。

20で働き始めて60まで働くとして、40年も知識技術が伸びるか?っていったらどうなの?

受験勉強だって3浪以上はたいして伸びないわけで。

しかも年食ってるとさらに伸びの幅は狭いと思う。

年寄り給与を抑えて、若年層の給与を高くしてやらんとと思う。

30代中盤くらいが収入のピークになってそのあとはジリジリ落ちてくってのが自然なんじゃないかなって思う。

そう思うのは俺も若いから?

しかし、親のスネって恥ずかしいものと思っていたんだけど、結婚出産育児となるとみんな親のスネかじってるんだな。

ゼクシイ調べだと結婚にあたって首都圏の83%のカップルが親の援助を受けていて、その平均額が210万だとか。

共働きで大変とかいいながら、親が育児を手伝ってくれる家が多い気もするし。

そりゃ、「親、兄弟、友達に感謝♪」みたいなラップが流行るのもうなずける。

自分で金稼いで生きて、祝儀で出費はあってもその逆はない非モテの俺がこんなに肩身が狭いのはどうしてくれるよ?

こういうこと?

世代間格差相続生前贈与によって解消されるから問題ない。

ただし、リア充に限る(笑)

ふう、風俗行こ。

追記

それから、あんまり給料が安いと生活保護受けたほうが楽していい生活ってことになっちまうから、そこらも考慮しないと。

生活保護の支給額を減らして、その代わりに給与所得がそこそこあっても(例えば手取で15万くらいあっても)5万くらい支給されるようにしたらどうかと思ったけど、それじゃつまりベーシックインカムか・・・

2009-01-12

派遣切り対策 派遣村じゃダメだ」週刊ミヤダイ

荒川ポッドキャスト連動コーナー。週刊ミヤダイ。今週のテーマはこちらです。

 

今週のテーマ派遣切り対策 派遣村じゃダメだ」

 

荒川年末年始派遣切りされた労働者の方々が年を越すということで、日比谷公園派遣村ができました。でも、派遣村じゃあダメだというお考えですね。

宮台:「だけ」じゃあだめだと申しましょう。「だけ」という言葉をつけておきましょう。

荒川:「だけ」じゃあダメだ。

宮台:あるいは緊急経済対策であるとかですね、シビルミニマム、あるいはベーシックインカムを保障するための最低限の所得を保障する政府の再分配、こうしたものは全部緊急避難として重要ですけれど、結局、緊急避難でしかないのですね。長期的にまわる社会経済や仕組みにつながっていなければ、結局それもできなくなっていってしまいます。

まず、根本的に考えなければいけない問題があります。キーワードは「グローバルガバナンス」というのですが、グローバル化関係することなんです。

どういうキーワードかというと、さっき法人税の話をすこし話をしましたけれど、たとえば1960年代ドイツの税収に占める法人税の割合は40%あったのですが、今はEU筆頭のドイツですら16%に下がっているのですね。

荒川:はあ。ジーメンスになっているんですね。

宮台:つまり、BMWとか、シーメンスとか、ジーメンスドイツ語で言いますが、こういう会社はもうドイツでは会社お金を納めていないんですよ。資本が流出していて、税金の安いところに工場があったり、移転、いろんな支部があったりということがあるんですね。そうしないともう国際競争では勝ち抜いていけないというふうになっているんです。

荒川: ええ。

宮台:それでドイツでは法人税収入が下がってきた。対処してどんどん法人税を下げてきた結果、法人税収入は上がったんです。そうすると、実は、他の国々も「じゃあうちも」「うちも」というふうに法人税を下げて流出を阻もうとしますね。そうするとどういうことが起こるかというと、短期には法人税を下げることで工場本社が戻ってきて税収は上がるけど、続かないんですよ。だってみんな下げちゃうから、最終的に。

荒川:ああ、はい。

宮台:結局、どういう方策しかないか。もうお分かりですよね。国際的に連携して企業からはこれだけ税金とりましょうというふうにやっていくしかないね、という話になっているんです。

荒川:はい。

宮台:ただ、ここで重要な問題は、そうやって国内で税金を納める企業がいなくなって国外に出て行く、タックスヘイブンとまでいかなくても、企業にとっていいところで税金を納めているということは、そういう国国の多くは低開発国でしょ。そうすると、実はこれは所得の移転なんですよ。従来、南北格差として知られていた経済格差が縮まる方向性なんですよね。だから世銀世界銀行が出している統計なんかにもありますように、グローバル化がすすむとそうしたことも背景にあって、地代や労賃が安いだけじゃなくて法人税が安い低開発国に資本が流れて、そこの国の国富が増大するということがあるんですね。そして、いわゆる「旧南側」の国々は、グローバル化がなくしては国富は増大しないというこがあるんです。

荒川:ええ、はい。

宮台:そのことを考えると、グローバルガバナンスという観点、さっきのワークシェアという問題と同じ問題をはらむんですよ。簡単に言えば、「誰とシェアするんだい?」という問題。国内だけでシェアしていいのかという問題。そもそもそういう問題をたてるまでもなく、国内の労働分配率が下がっているというのは、南北格差が縮まるという問題“でもあり得る”のですね。

荒川:現に日本も、低い労働賃金ということを求めて中国ベトナムだとずうっと企業が移りましたよね。

宮台:そうです。あるいは逆に外国人労働者が高い賃金を求めて入ってくるということになりますよね。昔、労働力はあまり空間移動はしないものだというふうな前提のもとで資本が動いていたのですが、今はそういうことはなくなっているんですよね。そうすると、ワークシェアの応用の話になりますけれど、いままでのような一国の枠の中で見て、「政府は手当てをしろ」とかですね、「企業派遣を切るな」「全部正社員にしろ」とかって言っているわけにはいかなくなってしまう。だって企業が逃げてしまったらもともこもなくなってしまいますよね。

荒川:そりゃあそうですよ。グローバル化っていうのはそういうことですもん。日本だけじゃなくていいんだと、安い労働力を求めて日本を離れますものね。

宮台:もちろん右翼としてのわたしは、そういう人を「売国奴」として批判してもいいんですよ、日本から出て行ってしまう人たちをね。でもそれはムダでね。なぜムダかというと、だって倒産したらもともこもないです、企業は。雇用されている人も含めて。なので、競争から勝ち抜く必要から、これは望むと望まざるとに関わらずそうしないではいられないという企業の原則もあるのですね。

荒川:よくわかります。ただ、しかし、国内から逃げてしまうということになると、今度は日本の国内にいる労働者はどうすればいいんですか?

宮台:…そういうことなんです。

荒川:…。

宮台:だから、さっきのワークシェアの応用問題と考えるしかなくて、自分たちの労働分配率が下がった、と。「これはグローバル化のせいだ」「グローバル化がいかん」と話をするのは一方的なんですよ。そうじゃなくて、グローバル化である種の所得の再配分が進んでいるという“面”もあるんですね。だから自分たちが良ければいいという話じゃすまないというのがさきほどテレフォンにもありました。この発想を柔軟に広げていって、その上でグローバルガバナンスということを言わないと、「みんなで国際的に協調しましょう」と言っても「うちはこれだけのパイがあってこれはもう譲れないんだよ!」とかいい始めるともうにっちもさっちもいかなくなっちゃうんですね。

荒川:うーむ。

宮台:だから、ここは我々のある種の“賢明さ”が問われる場面だというふうにも思われます。

荒川:となるとですよ、派遣というところでいけば、派遣村「だけ」じゃあダメだとい今日のコーナーのテーマなんですが、じゃあ派遣禁止ということで正解が生まれてくるのか?

宮台:生まれませんね。細田官房長官もあるいは御手洗さんも仰っていたように、企業は逃げます。間違いなく逃げちゃうんです。なので、そこはそれなりに愛国心を持ってもらいたいなという思いもありますけれど、基本的に国際競争に勝てるようなどういう仕組みを、しかし社会保全と両立するようにたてるのか、と。たとえば、公共投資の使い方、財政出動の使い方をはじめ、さまざまなセーフティーネットの張り方、あるいは所得を再配分するときの頭数の数え方、いろんなところで知恵を絞って、少ないパイを“合理的に”わけるというふうにしなければいけない。少ないパイというのは国内だけじゃなくて世界中全体の、グローバルな問題なんですね。なので、「グローバルガバナンス」がキーワードなんです。そのときには、我々のような、別に利己的という意味ではないのですが、ある種のアタリマエさ、自分のことを考えるのはアタリマエという発想では、実は解決がつかないんですよ。

荒川:ただ、緊急避難的な対策にはつながらないかと思いますけれど、日本労働力の問題、あるいはコストの問題で、外に行った企業、だけど製品品質が落ちてしまったということから、日本に戻ってきている企業がどんどん増えてきているんですよ。

宮台:だから、経済の流れとして言うと、VTRからDVDへとよく言いますけれど、昔はプラントを輸出しなければならないような技術重要だったんですが、今はコーポーネンツ、つまりアセンブリ産業になっているんですね。いろんなところで作られた部品を単に組み合わせて作ればいいという作業になっている。自動車もそうですよね。インドタタ自動車が15万円で乗用車を出しました。これもDVDとかパソコント同じように自動車を作ることができるということを世界に示しているわけですよね。もちろんそういう中で、トヨタのように、人こそが資源だということで優秀な人材だけを集めてものすごい付加価値の高い車をつくるというやり方もありますが、そういう車は高いので所得が高い人にしか売れないわけですよね。そうすると市場を当て込むことができませんので、トヨタもどの会社もいずれにせよ、アセンブリ産業的な側面を抱え込んでいく以外に生き残ることができないんです。

荒川:うーむ。

宮台:そうなると、グーローバル化にむしろふさわしい適応形式ということになっていくんですよね。

荒川:ということは、グローバル化ということからもう目をそむけることはできないわけですね。

宮台:できませんね。

荒川グローバル化ということを認識した上で、じゃあ次の産業とはなんなんだと、これを模索することが。

宮台:だからさっき強啓さん仰ったように、いまだったら技術水準下がるというふうにまだ言えるかもしれないけれど、プラント世界中に輸出されているので、それぞれの昔の低開発国といわれるところでも、高品質商品を、生産材ですけれど、作れるようになってきている。

荒川:なってきているんですね。

宮台:そうすると、昔の「先進国」という言い方がもっているアタリマエさは、もう通用しないんです。

荒川:うーむなるほど。次へのジャンプが新しい労働力それから仕事のクォリティ、それを政府というか、国全体でそこを探さなければならないと。

宮台:そうです。という時にアメリカオバマさんが大統領になるのはとてもいい兆しです。

荒川:はい。社会学者宮台真司先生でした。どうもありがとうございました。

宮台:ありがとうございました。

 

荒川強啓 デイ・キャッチ

http://www.tbs.co.jp/radio/dc/

週刊ミヤダイ「派遣切り対策 派遣村じゃダメだ」

http://podcast.tbsradio.jp/dc/files/miyadai20090109.mp3

2008-01-27

http://anond.hatelabo.jp/20080127203346

じゃあ、どうするか。ズバリ労働者は「減給受け入れる」かわりに「一人あたり労働時間を減らす」政策を求める。要するにワークシェア社会っす。ただし現状の派遣社会みたいに事実上の身分制社会みたいにするんじゃなく「同一賃金・同一労働」は徹底する。やたら「正社員勝ち組」を煽る社会でなく、兼業・副業も緩くして、短い時間で効果的に働く社会に変換していく。

その結果が非正規の増加なんじゃないの?同一賃金同一労働といっても正社員と非正規とでは仕事内容違うから給料違って当然って事だしさび残入れたら時給にはそれほど差がなかったりするし。バイトの掛け持ちも禁止されてるわけでもない。短時間労働低収入でも満足できる人ばかりなら正社員勝ち組とはならないだろうけど、多くの人はそうじゃないわけからワープアが騒がれるわけで。

とにかく社員=労働者をギリギリに絞ってポイ、あげくにうつ人間を数十万生み出してそれに足引っ張られる社会と、とにかく失業率低く短い時間生産性よく働き、そんでよく遊ぶ人間たちがつくりだす活気ある社会未来があるのはどちらか誰でも分かる話だと思うんですけどね。

失業率は今でも低いし、もっと非正規増えれば労働時間も短くなるだろ。低賃金だから十分な子育ても金もかかる遊びもできないだろうけど。それで活気あると思えるかどうかは別として。

http://anond.hatelabo.jp/20080127200833

赤字を垂れ流しながらも従業員給料を上げ続けそれでも潰れない企業があるといいですね、としか。

そういう無能な企業はさっさと潰れてゲームから降りていただくしかないでしょう。そもそも私は「軒並み労働者給料あげろやゴラ」と言いたいわけではありません。企業はある賃金で働くという人間がいる限り賃金をあげる行動を取る必要自体がないわけで、もし労働者が賃金をあげたいなら「一所懸命働く」のは逆効果ですよ、という話をしただけ。

真面目な話支出を増やす方向への舵取りは重く、支出を減らす方向への舵取りは素早い、そういうことでしかないと思いますよ。

同じく真面目な話ですが、労働者の「会社利益=オレの利益」的幻想を利用して日本社会は伸びてきたと思うんですよね。でももうそれじゃダメだと気づかないとマズイっすよ。それに気づかない企業はこれから軒並みヤバイことになるんじゃないっすか、という話なんです。

正直、企業に金自体が無い状況なら労働者給料下がんのは当たり前だし(需要の低下でも賃金が下がるのは当たり前)、それは政府がハッキリ言わなきゃいけない。なのに誰も何も言わないなかで労働者が「一所懸命働く」とか「かつての『日本会社文化』で是とされた」みたいなことやってると、むしろ賃金の下降を招きますます苦しくなるだけでなんの利益もないお、というのがオレの話の根幹なんです。

じゃあ、どうするか。ズバリ労働者は「減給受け入れる」かわりに「一人あたり労働時間を減らす」政策を求める。要するにワークシェア社会っす。ただし現状の派遣社会みたいに事実上の身分制社会みたいにするんじゃなく「同一賃金・同一労働」は徹底する。やたら「正社員勝ち組」を煽る社会でなく、兼業・副業も緩くして、短い時間で効果的に働く社会に変換していく。そんで雇用創出。日本企業人の単位時間あたりの労働生産性の低さとかの指標を見てると、そういう方向に変化していかないと日本企業は軒並み倒れるんじゃないかと心配です。つーか、今の政府はそういう方向に日本のを舵取りしていきたいんじゃないんすか?

とにかく社員=労働者をギリギリに絞ってポイ、あげくにうつ人間を数十万生み出してそれに足引っ張られる社会と、とにかく失業率低く短い時間生産性よく働き、そんでよく遊ぶ人間たちがつくりだす活気ある社会未来があるのはどちらか誰でも分かる話だと思うんですけどね。

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