2022-12-07

平成10年代後半に地元京都府で名を馳せた伝説のサセ子、友美さんとお会いする機会を頂いた。現在友美さんは工場派遣OLをしており、昔ほどのペースでSEXをすることはないらしいが、それでも定期的に男性を「喰う」ことを生業としているらしい。

そんな友美さんに伺ったのは、近年の「童貞」とのSEXエピソードだ。百戦錬磨の友美さんは今まで数多くの童貞とも身体を重ねているが、最近特に筆下ろし活動に精を入れているという。そこで私は話を聞いてみることにした。

半年前かな。夜勤明けに一人で晩酌してたらなんだかムラムラが抑えきれなくて。すぐさまマッチングアプリを開いて童貞っぽい子だけを右スワイプし続けたわ。童貞はすぐにマッチするの(笑)マッチした中から一番好みの子を選び、即デートアポをとってその日は寝たわ。

1週間後。18時30分、待ち合わせは京都出町柳駅。そう、今日一乗寺で『ラーメンデート』なの。今日会う彼がラーメン好きをアピールしてくるもんだから仕方なくね。でも僥倖か、彼の家が一乗寺周辺らしいの。すぐベッドインできそうね♡、と舌舐めずりしていたら彼が遅れて到着したわ。

『うわあ…だっせえ~…』というのが第一印象。彼のマッチングアプリ写真である程度覚悟していたけれど、想像を超えてきたわ。身長は165cm前後メガネで一重で小太り、スポーツ刈りをそのまま伸ばしたような短めのボサ髪で当然眉毛は整えてない。服は水色のTシャツに横縞模様のハーフパンツ、斜めがけのカバンに靴はクロックス(笑)明らかにデート向けではない服装に正直爆笑しそうだったわ。

普通女の子ならここで帰るんだろうけど私は違う。なんせ『童貞』目当てで来たんだもの。こんなステレオタイプ童貞クン、私が放っておくわけないわ。」

「軽く挨拶も済ませて叡山電車に乗り込む私たち。行き先を聞いていなかったので、どこのラーメン屋に行くの?と尋ねると、『ラーメン二郎行かへん?』と一言。(初対面の女の子ラーメン二郎って…… あの量の多いとこでしょ?対人経験ゼロですか?)なんて言いたい気持ちもあったけれど。

の子童貞力高すぎるのでは…!?期待値が急上昇。同意してそのまま一乗寺駅すぐそばラーメン二郎に入って、私も彼も並ラーメンを美味しく平らげたわ。(でもラーメン二郎は終始意味不明。なんで並なのに量が多いの?なんでニンニク入れますか?って問われてんのにアブラがどうとか関係ないこと言うの?謎のジャーゴンがまかり通ってる理解できない世界ね。)」

ラーメン屋を出て感想を言い合う私たちカップルに見えるかしら…?否、彼は麺上げがどうだのとかずっと意味不明ウンチクを口走ってるからから見たら池沼介護しか見えないかしら(笑)完全にアッパー系コミュ障のそれだわ。

ここから仕掛けます。『君の家ってこの辺でしょ?一緒に宅飲みしな~い?♡』と猫撫で声でおねだり。彼は大動揺を隠せてない様子。(ウンウン、これぞ童貞ね♠︎)と内心大興奮しながら彼の手を握ったの。ラーメンの脂と手汗で過去最高に感触気持ち悪かったけど後にひけないわ。そのままドラッグユタカ第3のビールストロングハイを6本ずつ買って彼の家まで行ったわ。」

「案外きれいな彼の家で第3のビール乾杯して改めてアイスブレイクをしたわ(ラーメン二郎じゃまともに喋れないものね。)。彼は大阪府門真市出身京都の有名国立大法学部4回生マッチングアプリプロフでこれでもかというくらいアピールしてたから疑ってなかったのだけど彼、わざわざ学生証まで見せつけてきたわ(笑)そういうところも自己顕示欲の強い童貞っぽくて素敵だったわ。趣味ラーメンアニメ鉄道という満貫童貞。ここまで完璧なのなかなかいないわよ(笑)

ところで彼、さっきから自分語りばっかり…喋るコミュ障ってどいつもこいつもそうなのよね…しかも出てくるエピソードはイキリと嘘で塗り固められてるし。中学童貞捨てたエピソードも内容薄すぎて嘘確定、内定先も嘘じゃないかしら…?」

「とにかくうるさいのでなんとかSEXに持ち込もうと第3のビール3本目を飲み干してストロングチューハイを開けたあたりで彼の脚に何度か手を置いてみたの。でも失敗。彼はキョドるだけで仕掛けてこない。そう、多くの童貞自己愛が強いのでSEXを断られて自尊心を傷つけられるのを極度に恐れてるの(笑)

しょうがない、ここは私が汚れ役になるわ… 彼の会話が途切れた瞬間に、彼の唇にキスしてお酒を口移ししたの。流石の彼もやっと誘われたことに気づいたみたい。そのまま激しくニンニク臭いディープキスを続けながら服を脱がせていったわ。」

「お互い全裸になった私たち。彼をベッドの上に横たえてそのまま彼の顔の上に跨ります。『どうよ~?ラーメン二郎の後の顔面騎乗は~?』高学歴で安定志向童貞クンには容赦しないのが私の流儀ワカメ増しマン汁マシマシを充分堪能してもらったところで解放してやり、万全に用意したコンドームかぶせ、彼のギン勃ちペニスを私の器に導いて、身体マーメイドのように動かしたわ。手前味噌ながら私のテクはホンモノ。動き始めて3分も持たず、『友美さん、俺、射精しそう…!』と焦りそうに彼。

刹那、私の中に温かい精液が放出されたの。感電しそう…♡ ザーメン拾うコンドーム。そのまま疲れ果ててか酔い潰れてか寝てしまった彼。早漏防止にお酒たくさん飲ませたのに…でも早漏童貞クン、いや、『元』童貞クンっぽくてステキ(笑) どんな男でも『ヤってみよう』の精神大事。軽い眼精疲労を覚えながら寝てる彼の頬にさよならキスをして、マン毛1本を形見に残して彼の家を後にしたわ。

もう会うことはないわよ。私は童貞男子の彼に好意を抱いただけで、童貞を失った彼はただの激ダサいイキリ男だもの(笑)彼の人生に幸を願いながら、終バスの206系統に乗り込んだの。」

いかがであっただろうか。経験豊富な友美さんの童貞エピソードには驚かされるばかりだ。我々の周りにもこんな可笑しくて、少しロマンチック童貞卒業エピソードを持つ男がいつと思うと、少し妬ましい気がするのは、私だけであろうか。

(筆者:ドグマチール庵介)

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