はてなキーワード: 15の夜とは
歌は世につれ…という言葉がある。流行歌は時代背景と密接な関係がある。
1983年は元増田も、元増田の読んだと言うエントリの「大学生」も生まれてない時代。携帯電話もインターネットもない時代。ファミコンが発売された年。流行語大賞を調べようと思ったら初回は1984年でやんの。全く使えねぇ。
ちなみに1965年生まれの尾崎の時間軸では15歳は1980年に相当する。
この「時代」を想像できなければ「歌詞の意味が分からない」で終わってしまう。
■「20年後の10代と尾崎を聴く!ー「15の夜」「卒業」「シェリー」はどう響くのか?」
http://d.hatena.ne.jp/ykurihara/20041229/1104294205
ちょっ、… マジですか?
以下は、本文からの引用。
〈大学でこの『卒業』や『15の夜』といった尾崎の代表曲を一八、一九歳の学生に聴かせて感想をきいたところ、多くの学生が「何を怒っているのかわからない」「ひとりよがりの詩で不愉快だ」などと否定的なことを述べた。(中略)歌詞の内容に共感できると答えた学生は約一〇〇人中わずか二人だけだった。〉
記事はもう4年も前のことらしいから、ちょうど私らと一緒の世代なんだな。
2/100らしいぞ!
ホントかよ、信じられん。
自分のまわりの同級生達は、思春期のあの何とも言い難い中二病的な鬱屈した感情を持ったことがないのか?
ってか、中学の卒業式の翌日、カラオケで友人達と「卒業」合唱しまくったよ。
それも3回くらい。
別にそこまで尾崎好きじゃないよ?
確かに尾崎の歌詞なんて冷めた目で見てみれば完全にDQNですよ。
「結局お前はどうしたいのよwwww?バイク盗んだり、家出したりがしたいのwwww」ってツッコミ入れたい気持ちもよくわかる。
でも2/100って、えー?
では、そこまで尾崎が好きじゃない私が、尾崎に何を感じていたか?
私にとっての尾崎豊は、
オレこんなんで良いのかなぁ、とか
なんかもっとすげぇことが出来るんじゃないかとかさ、とか
毎日がつまらなくてつまらなくて気が狂ってしまいそう、とか
なんかやらなきゃいけない気がするんだけど何すればいいかわかんねぇよ、とか
そういう気分を代弁してる人なわけなんです。
うーん、うまく言えてる気がしないなぁ。
もうちょい言えば、バカボンドに出てくる又八が武蔵を関ヶ原に誘うときのような気持ちかなぁ。
反抗については、強くは共感できないもののまぁわかる。
でも、それだけじゃなくて又八的な気持ちも歌ってると思うんですね。
そこら辺は、インタビュアーもわかっていて最後の方で「シェリー」を題材にそういう話題を振っている。
しかし、これもかすりもせず。。。
さて、思ったことをサクサク書いてきたけどどうまとめようかな、困ったな。。。
とにかく、2/100という結果を見る限り尾崎豊に普遍性は無い。
あると思ってたんだけどね。。。
結構ビビった。
けど、自分の周りにはそういうことをわかってくれる人がたくさんいて、ホントよかったなぁ。
ってことでこの話題は〆ましょうか。