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2007-07-21

http://d.hatena.ne.jp/sen_1000/

西暦2026年日本にある奇妙な現象が起こった。出生率が激減したのだ。

もちろん、出生率の低下はつい最近に始まったことではない。前世紀半ば1970年ごろの、いわゆる第二次ベビーブーム以来日本出生率は一貫して下がり続けていた。だが、2026年に起こった出生率の低下はそれを凌ぎ、前年度の半数以下にまで落ち込んだのだった。だれもが首を傾げ、専門家市井ブロガーも、ありとあらゆる人がこの問題の分析を議論した。

21世紀情報化社会にあっても、丙午の女性は男を食い殺すほど強い、という迷信が健在なのだというトンチンカンな分析をする社会学者も居た。

この原因が分かったのはつい最近のことである。

O社というある小さな会社の出した女性ロボットが、その原因らしい。

そもそも、人間の基本的な欲求、適応度を上げると言う意味生物的に基礎的な欲求は、あるレベルを超えれば経済学で言う収穫逓減の状態を示す。水も空気食品も、あるいは快適な生活空間も人間の生存には無くてはならないが、ある一定以上を求めることは無い。もうおなかいっぱい、と言う状態が存在する。だが、男性の性的な欲求だけは例外であって、際限が無い。

三大欲求という言い方がある。食欲、睡眠欲、そして性欲を指すのだそうだ。このうち、食欲と睡眠欲は自身の存在を存続させる欲求、性欲は自身の存在を拡散させる欲求であると言い換えられる。では何故自身を存続させたいと思うのだろうか? それは、自身の存在を拡散させるため、自身の遺伝子コピーを広げるためであると言える。生物存在という目標のためだけに生物存在し、またその目標が無ければ生物自身も存在し得ない。果てしの無い自身の再生産のためだけに生物存在する。

男女の愛に関する悲劇の全ての源泉は、男女によって生物学的な適応度を高める方法が違うということに由来する。女性はいくら多くの男性関係を持ったとしても、直接には子供の数を増やせないが、男性は数多くの女性関係を持てば、原理的にはほぼ無限に多くの子供を持つことができる。それゆえ、自身の適応度を際限なしに高めることができる。だから、男性の性欲には限度がない。1000人、あるいは10000人と関係を持ったとしても、1001人目、10001人目の女性セックスできるだろう。

だが、一般的な水準の容姿と金銭と道徳観念を持った男性にはそんなことはできない。だから、売春が生まれ、ポルノが生まれた。英語で"the oldest profession"「最古の職業」と言えば、売春のことを指す。古くは版画やグーテンベルグの発明から映画に至るまで、あらゆるメディアにおいてポルノ存在した。ビデオデッキの規格戦争においてVHSが勝利したのも、その影にアダルトビデオがあったのは有名である。軍事的な目的のために開発されたインターネットを一般人に普及させたのもポルノサイトがあってのことだ。ありとあらゆる技術は、男性の性欲を満たすために使われてきた。人間経済活動は、男性の性欲に由来している。いや、そもそも言ってしまえば経済活動も含めたあらゆる人間の活動は、究極的に突き詰めれば、この男性の性欲の限度の無さに由来するのだ。人間無限の欲望も、背後にある原動力として性欲によっている。もし人間から性欲が無くなれば、あらゆる種類の人間の活動は全て無意味になる。

 たとえば、車は分かりやすいステータスシンボルであり、セックスアピールである。移動手段としては不相応なまでの高級車を持ち、ガソリン代、車検と不必要なまでのコストを掛けることは、生物学でいうハンディキャップ理論の表れであると言える。食欲を満たすという目的のためにはあまりに高級すぎる、人気のデートスポットであるフランス料理店。これも性的な欲求を含めなければ説明がつかない。動きにくく実用的でない服装や、映画や絵画といった美術ですら、究極的に突き詰めれば性欲に由来する。男性権力高収入を求める欲求が女性より強いのも、それが歴史的に女性を得る手段に直結していたからである。歴史を紐解いてみればいい。権力者独裁者はほぼ例外なく側室を持ち、多くの子を残している。アメリカの元大統領クリントンのように、権力者が複数の女性と性的関係を持つことが倫理的に許されないことになったのは、ごく近代のことでしかない。日本ですら、戦前までは政治家財界人愛人を持つことは当然のことであったし、社会通念的にも認められていた。明治天皇大正天皇ですら、嫡出子ではなく側室の子であった。「英雄色を好む」という言葉があるが、これは生物学的に見れば一種の逆転である。英雄と呼ばれる人間だけが好色なのではない。そうではなく、あくまで権力を得た人間は自身の欲求を実現する方法をも同時に得られるということでしかない。

しかし、人間婚姻という他生物には見られない独自の制度を持っている。世界中どこを見ても、結婚制度が存在しない社会存在しない。「交尾でオスの役割は終わり」という生物とは違い、どんな社会においても、人間男性は自身の妻や子供を養育する義務を持っている。(蛇足だが、人間男性が若い女性を好むのも、長期にわたって一人の女性と性的関係を築く婚姻制度によって生じたものである。その証拠に、交尾でオスの役割は終わりというチンパンジーの一種は出産育児経験のある中年のメスを好む。なぜならそのほうが自分の子供が生き延びられる確率が高いから)それゆえ、近代のテクノロジーが発達する以前の社会においては、自身の限度の無い性欲を満たせるのは、社会的に成功したごく少数の男性だけだった。付け加えて言うならば、有史以前、人間が貨幣を持つ前の狩猟採取社会においては、どうやら一夫多妻制度はまれであったらしいと言うことが分かっている。多くの皮肉屋の主張とは違い、資本主義の発達により貧富の差が生まれたことによって、多数の妻を養うことが可能になったようだ

だが、大容量のインターネット回線と、テレイグジスタンスバーチャルリアリティ、そして人型ロボット研究男性の際限の無い欲求を満たすことを可能にした。

月々数千円も出せば、海の向こうの幼い少女からディスプレイの中にしか存在しなかった理想の美少女まで、ありとあらゆる女性とのバーチャルな性行為が楽しめるのだ。お互いの性器に装着したネットワーク対応の性器具と、データグローブボディースーツ、そしてヘッドマウントディスプレイによって、その場に存在するような臨場感を持って、バーチャルセックスを体験させるサービスが提供されていった。インターネットサービスは、地理的な障壁や囲い込みがないため、常に、全世界が競争相手であるし、容易に相手のイノベーションを取り込めるので、リアルでは考えられないほどのすさまじい速度で進化していくのが常だが、ネット経由の売春も、その例外ではなかった。

そして、流れが決定的になったのは、前年に発売された女性ロボットだった。

ちょっとした高級車を買うくらいのお金を出せば、文字通り女性を所有することができるのだ。しかも、現実女性と違って妊娠することも浮気をすることも歳をとることもない。なにより、飽きて捨てたとしても何一つ文句を言わない。

しかも、簡易ではあったが会話もでき、(ちぐはぐな受け答えが、逆に幼さを感じさせるとして喜ぶ男性も居るようだ)食事や掃除と言った家事をすることもできた。妻を持ちたくない、または持てない男性にとっては正に福音であった。

いや、もてない男性だけではない。中間層の普通に交際相手が居る男性にとっても救いであった。彼らは常に女性のご機嫌を伺い、足代わりに使われ、食事を奢らされてまで、不確実なセックスにありつくことに疲れ果てていたのだ。彼らにとっても、女性アンドロイドの登場は救済であった。何も要求せず、見返りの無い愛を注いでくれる、いつまでも無垢な女性。有史以来の男性永遠の理想の体現であった。

だがしかし、その後不可解な面白い現象が起きた。一体何が起きたのか?

数年間のうちに、出生率がV字回復したのだ。ちょうどそれは、60年前の丙午の翌年に起きた出生率の回復のようだった。

例え人形であっても、女性と生活を共にする以上、身だしなみを整え、生活習慣もきちんとしなければならないという男性が多少は増えたのだ。現代の情報化社会の中で、不当に抑圧され、自己肯定感を失っていた若い男性が、たとえそれがロボットであっても、全面的に肯定されることで自信をとりもどしたのだ。不当にワガママ女性に対しては、いつでもアンドロイドに戻れる、ということをほのめかし、恋愛において男性女性と対等な立場で渡り合えるようになったのも大きい。

そして、性欲は人間の本質的な欲求であるが、それと同じくらい、子供を持ちたい、家族を持ちたいという欲求も本質的なものであるらしかった。擬似恋愛という一種のカンフル剤で人間性を取り戻した男性が、次々に現実恋愛結婚へと戻っていったのだった。

しかし、再び恋愛市場の中に戻っていったのは、男性全体から見ればごく一部でしかない。彼らはもとから女性に相手にされるだけの財産なり顔なりを持っていた幸運な男性なのだとも言える。大部分の男性は、そのまま「戻ってこなかった」 なにせ、どれほどのキモメンであろうと、振られる事はありえないのだ。大部分の男性は、理想の彼女と一緒に、自閉的な生活を送るようになった。それでも彼らは満足しているようである。

こうして今や、少数の結婚市場に復帰した男性と、大多数の「降りた」男性たち、そして、理想の彼女との競争に晒される女性だけが残った。出生率が回復したと言っても、日本出生率は世界最低レベルを走り続けている。どうやら経団連は、労働力不足を補うために本当に移民の受け入れを考えているらしい。このままでは1半世紀しないうちに日本人は消滅すると予測している学者も居る。

しかし、再び現実恋愛へ戻っていった男性も、擬似恋愛を楽しんでいる男性も、それぞれに幸せなようだった。

だが、、、これは本当に人類進歩なのだろうか? はたして、テクノロジーは本当に我々を幸福にしたのだろうか? 科学技術進歩によって、最後に生み出されたものが「自由意志による断種」「幸福に包まれた自死」でしかなかったとしたら、数千年に及ぶ人類歴史は一体何だったのだろうか? 今後の人類未来を考えるにつけ、私は絶望的な気分になる。

2007-07-10

最近、自分の中の幼児性に気付いた。

すごい子供っぽい。わがまま?というよりも幼児性に近い。

人形抱きしめてたりすると安心する。口に常になにかくわえてたい。

ほめられると嬉しくなるし、目新しいものをみるとにこにこなって、飽きたらぽいって捨てる。

我侭が通れば開放感で一杯になる。どーしたんだろう…もう成人はしたっていうのに。

ほんとは人形つれて歩きたいけどCancam系の格好してそんなわけにもいかん。

第一茶髪女がそんなことしてたら頭おかしい人と思われそう…いや人形つれていきたいとか思う辺り

へんなのかしら。部屋にいるとずっと人形抱きしめてられるから嬉しい。

幼児期が済んでなかったのかしらん

2007-07-07

http://anond.hatelabo.jp/20070707125340

売春婦しか入れてない人は素人童貞というように

男しか入れてない人は女童貞

肛門しか入れてない人は膣童貞

シリコン人形しか入れてない人は有機童貞

ってのはどうよ?

2007-06-30

ヨコモジの横行

定義が明確に一致しないものも含んでいます。

どれもこれも20世期末以降に出てきたものだと記憶しているけれど、なぜなんだろう。他にも思い付いた人は書いてくれるとうれしいです。

まあそうなんですが、貧困層のうち働いている人はワーキングプアかと思います。どこかの在日なんたらのように17万も貰っていたら貧困とは言わないでしょうし。

自分はケチプログラマーなんですが、そろばん歯車式計算機しかない時代ならともかく、現在では日本語の「計算機」と英語の "computer" は同じ概念かと思います。 computer science の邦訳が「計算機科学」だったりしますし。

あと人形フィギュアの違いが解りません。バービー人形フィギュアじゃなかったり、アルクェイド・ブリュンスタッドの完成品フィギュア人形じゃなかったりするんですか?

2007-06-24

組曲ニコ動 非公式解説(つーか曲紹介)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm500873

公式解説が出たので修正。作曲者でとる(一部除く)のがさすが音楽の人だなあと思った。

異論はあると思うけどとりあえず自分が貼るときに使ってるリスト(最後のアレ除く)

まだ上の動画みてない人はネタバレ注意。ちなみに貼り用なので,歌手名とかがあんまり長いのは省いてます。

  1. エージェント夜を往く featuring とかち / LindaAl-CUE(THE iDOLM@STER
  2. ハレ晴レユカイ涼宮ハルヒの憂鬱ED
    注:「晴レ」が正しいです。
  3. 狂気の瞳 ?? Invisible Full Moon東方永夜抄) or 患部で止まってすぐ溶ける ?? 狂気の優曇華院 / IOSYS東方月燈籠)
  4. 竹取飛翔 ?? Lunatic Princess(東方永夜抄)or Help me, ERINNNNNN!! / ビートまりお(東方ストライク
  5. nowhere / FictionJunction YUUKAMADLAX挿入歌)
  6. クリティウスの牙 / 光宗信吉遊☆戯☆王デュエルモンスターズ
  7. GONG / JAM Project第3次スーパーロボット大戦α
  8. 森のキノコにご用心 / 下村陽子スーパーマリオRPG。通称VIP先生
  9. Butter-Fly / 和田光司(デジモンアドベンチャーOP
  10. 真赤な誓い / 福山芳樹武装錬金OP
  11. エアーマンが倒せない / せら(てつくずおきば)
  12. 勇気VS意地 / 佐橋俊彦テニスの王子様ミュージカル
  13. アンインストール / 石川智晶ぼくらのOP
  14. 鳥の詩 / LiaAir
  15. you / daiひぐらしのなく頃に解
  16. 人形裁判 ?? 人の形弄びし少女東方妖々夢 ?? Perfect Cherry Blossom.)
    魔理沙は大変なものを盗んでいきました / IOSYS東方乙女囃子
  17. ロックマン2☆アゲイン 思い出は億千万Ver. / 蒼い牙(ロックマン2アレンジ
  18. God knows... / 涼宮ハルヒ(平野綾) (涼宮ハルヒの憂鬱
  19. もってけ!セーラーふくらき☆すたOP
  20. ガチャガチャへるつ・ふぃぎゅ@ラジオ / MOSAIC.WAV(みーこ)(ふぃぎゅ@謝肉祭)
  21. 創聖のアクエリオン / AKINO創聖のアクエリオンOP
  22. ふたりのもじぴったん / 神前暁(ことばのパズル もじぴったん
  23. つるぺったん / Silver Forest (Kana)東方萃奏楽)
  24. Here we go! / 近藤浩治スーパーマリオワールド
  25. true my heart / ave;new feat. 佐倉紗織Nursery Rhyme ナーサリィ☆ライム
  26. kiss my lips / ave;new feat. 佐倉紗織コードギアス 2nd の)
  27. RODEO MACHINE / HALFBY(少し楽しくなる動画。通称わなどぅ)
  28. 序曲(DRAGON QUEST) / すぎやまこういちドラゴンクエスト国歌
  29. FINAL FANTASY / 植松伸夫ファイナルファンタジー
  30. ガチャガチャきゅ??と・ふぃぎゅ@メイト / MOSAIC.WAV(みーこ)(ふぃぎゅ@メイト
  31. あいつこそがテニスの王子様 / 佐橋俊彦テニスの王子様ミュージカル
  32. レッツゴー!陰陽師 / 矢部野彦麿(でんちゅう)&琴姫(MOMOEIKA)(新・豪血寺一族 ??煩悩開放??)
  33. さくら / 山田耕筰 feat. Fooさん

かなりの誤字・曲名間違えして注意されては直した現在形。でもまだ多分変なのがある。一応公式を受けて直したので多分大丈夫。

or のところは特定できないので気分で貼り替えてる。or のとこ,原曲っぽいけど例によってアレンジの方でした。ちなみに自分も東方はあまり詳しくないです。あとたまに嘘曲名をつける(ガラスの十代 / 光GENJI とか)。

人形裁判」と「魔理沙は」は、自分は分けるのが好き。でも本当かは知らない。やっぱ分けないらしい

公式解説wktk。ちなみに昨夜徹夜してたasの人です。

(わーい初増田

(けっこう間違えてたなあ)

2007-06-21

http://anond.hatelabo.jp/20070621100525

イプセンの「人形の家」だっけか。あれを思い出しますた。小鳥を愛でる感覚か?

2007-06-07

きめたこと

弱音も嫌味も皮肉も、吐いたところで仕方ないから誰の前でも絶対に口にしないとしばらく前に決めた。

今までは心を許してる人の前ではぽろっと出てたけど(弱音なんか特に)

聞かされたところで皆嫌な気分になるだけだもんね。

何も感じないようにして、何も考えないようにして、いつも笑ってるようにしてる。

すごく世界は楽だ。何にも感じないって、なんて楽チンなんだろう。

でも、心のどこかが歪んでしまったような気がする。

私、何のために生きてるんだろう、ってヘンテコな疑問がわきあがったりする。

人形みたいに生きてることに何の意味があるんだろう。

そりゃ、日常は楽しいよ。なぁなぁに生きてて、周りの人は皆幸せそうで、

私に悩みを話してくれて、私はその悩み相談にだけ乗って、自分には全く悩みがない状態。

私はなにが不満なんだろう…?


もう死ぬしかないのかな。こんな風になっちゃうと。

死んだら、なにも感じなくて済むのかな。自分が自殺考えるようになるなんて思ってもみなかった。

絶望とか何にも感じてないんだよ。不満なんて何もないんだよ。なのに、なんでこんなんなってんだろう。

2007-06-06

http://anond.hatelabo.jp/20070606003145

ほっぺたを膨らませて 

ぷんぷん!

っていうとイイよ。

半分冗談だけど半分本気。

「怒りましたよ。」声に出していうだけでだいぶ違う。

態度でなんて伝えようとしないことさ。

あと恨み人形を机の下や女子便に隠しもっておいて、何かあったらみんなでそれに当たるといいとおもうよ。

身代わり人形というやつだな。

2007-06-04

http://anond.hatelabo.jp/20070604023931

そういった場で緊張しない俺だが

まさにその通りの考え方をしているよ

あと複数人の前で喋るときも同様だ

目の前の空間に頼ればいい

相手が全く何も喋らない人形相手だったらどうしようもないが

少しでも反応が返ってくるならそれを拠り所にするしかない

2007-06-02

http://anond.hatelabo.jp/20070601224913

嫁は何でも言って来てくれますが何か?

勝手にお前の家庭と一緒にしないでくれ。気持悪い。

全ての女がお前と同じ事考えてると思ってたら大きな間違いだ。

ステレオタイプに物事考えてるのは主婦病のはじまりだぜ。

子供のようにギャーギャー言い合って90年間一緒の釜の飯を食えるか?

お前は唯大きな熊の人形が欲しいだけなんじゃないか?

もし問題が生まれたらすぐ大声出す前にしっかり話し『合え』。

そして譲り『合え』。全て吐き出したら抱き『合え』。

我慢する必要はない、我慢が出来ない男、女なら捨ててしまえ。

2007-05-27

http://anond.hatelabo.jp/20070527230507

たとえば猿回しなんだけど、あれって猿を操る技術は芸の主旨じゃないのね。命令してるのに無視をする猿とか、勝手なことをしだす猿とか、そういう芸が主な部分なわけ。

つまりわざとバレバレな手品を、しかも得意げにやるといいんじゃないかな。ずっと真顔で「人形が動きます」と言いながらふっといヒモで人形を吊るして動かして、「ヒモはありません、勝手に動いています」と断言したりとか。まあ怒られはしないと思うよ。

2007-05-10

僕の愛した人は人造人間だった。

5歳の時の初恋の相手は女の子人形だった。

10歳の時の恋愛の相手はパソコンの向こう側のボットだった。

15歳の時の恋愛の相手はアニメキャラだった。

20歳の時の恋愛の相手は人間だった。と思っていた、しかし彼女は人造人間だった。

僕は彼女に向かって人造人間となんて恋愛は出来ないと悲しく言った。

そしたら彼女貴方も人造人間よと言ってくれた。

それから一万年一緒に仲良く暮らし続けた。

2007-05-04

Re: http://anond.hatelabo.jp/20070503122625

理系女性が弱いとおもうのも著しい偏見だと思う。

「理数系が弱い」というのをどういう意味で言ってるのか知らんが、少なくとも理数系の現場では能力が低い場合が圧倒的だよ。もちろん生来の能力を否定しているわけじゃないが、理数系の学問を学ぶ女性絶望的に少なく、結果として社会に出た時の能力の平均値には恐ろしいまでの差が付いている。もしこれを知らなかったんだとしたら何故わざわざ知りもしない分野の発言をしたのか理解できないし、高校程度の超基本的な科学的素養や数学以前の複雑な計算程度の話の上で理数系を語ってるんだとしたら、これまた理数系を知りもしないのに自分の見える範囲で適当なことを言ってるということになるよ。

飼い殺された人間が無能になることに関しては同意する。だが、別に学校の文理の選択程度の話なら、女性を認めない社会とは何の関係も無い。男子カブトムシを捕まえて女子が人形で遊ぶように、これはもう嗜好の性差だ。そして君は理数系に対する理解が足りず、それなのに理数系全般に対する偏った意見を露呈した。

http://anond.hatelabo.jp/20070503145428

つか、男女に思考の傾向ってのはあるかもしれないけど、そんなの年代ごとにもってる思考の傾向なるもののギャップよりも小さいものだと思うな。ほんとに文理うんぬんと同レベルな話しだとおもうよ。

男女間の傾向の差は分野によってはかなり極端だし、その分野も別に限られたものではなくて「文系理系」のような大きな括りの中で発生している。傾向が小さいって本気で言ってるのか? それともお前の考える「能力」には、文系理系と無縁のものしか無いのか。ちなみに「文系理系と無縁なことに関して男女の能力差は無い」と言うのであればまあ理解できる。

思考の傾向の性差は、学問の分野を見るにはっきりと存在する。そして思考の傾向が学習する分野の選択を変え、最終的な能力に大きく影響するのは明らかだ。それがわかっていなかったのであればもう少し社会を見るべきだ。


念のために二つ言っておく。男女の文理選択の傾向の性差によって社会に出た時点での文理ごとの能力に性差が出ることと、文系理系というカテゴライズ思考停止することは無関係だぞ。それから、俺は文理における能力差の話しかしてないので、勝手に誤読してそれ以外の話を持ち込んだりしないようにな。

2007-03-19

社内恋愛は決してオフィスラブじゃない

どうしても近場の人を好きになってしまう。

多分、日常に接点があって、分かち合う思い出があって、適当にやさしくしてもらって、やさしくしてあげて、一度でも笑顔を見せてくれたら、多分俺は「人形」でも好きになってしまうのだろう。

結果会社の人を好きになってしまう。これまでに2人好きになって、2人とも辞めてしまった。俺に2人が辞めた理由はなかったが、2人が辞めた結果は残った。

何の因果か回りまわって、俺もなんだか立場がなくなっている。そして、その寂しさを分かち合えそうな相手を適当仕事しながら、社内で探す日々。

日々は過ぎる。

社会人たる前に、人間として欠落していると思う。ただその欠落が俺らしさのようなんだ。

どうしたらいいのだろう。

2007-03-14

いつものように口と膣を犯される。髪をつかまれ喉の奥まで銜えさせられる行為にも、前戯もなしに挿入されることにも、もう慣れた。男達は自身が満足するまで私を犯し続ける。私は他人事のように。違う世界の人の事ようにそれを見る。そして終わるまでただ待つ。からっぽの頭で。ただただ待つ。

気がつくと部屋には誰もいなかった。もう事が済んだようだ。噎せ返るような男の臭いが染み付いた部屋。拘束された手足はズレを起こして赤く腫れている。何日過ぎたのかはもうわからない。最初のうちは、彼らに対して怒りがあった。しかし、時が経つにつれ、怒りは恨みに。恨みは辛みに。そして辛みも次第に摩耗して、何の感情も抱かなくなっていた。その時からだろう。もちろん、彼らが使った薬のせいもあるのだろうけど、その時を境に決定的に、思考が散漫とし、物事を考えることが困難になった。今考えられるのは一つだけ。家族のことや、脱出方法、復讐といったことではなく、彼らが初めて私を陵辱した日に言った言葉。「嫌だなんて嘘を吐くなよ。ほら、こんなに感じてるじゃないか。」

喉の奥に異物を挿入されて起きた。また夜が来たらしい。いや、確かに最初のうちは夜にしか来なかったけど、今は昼に陵辱するようになったかもしれないから、夜かどうかはわからない。窓がない薄暗い電球が点いてるだけだから私には時間がわからない。股間に何かひやりとしたものが塗られる。あの薬だ。最初の日から犯される度に塗られていたあの薬。早くも愛液を滴らせた私を見て男は満足そうに笑う。下卑な笑いだ。言いたいことはわかる。何度も聞かされたし、下衆な顔が雄弁に語っている。「こんなに濡らしてイヤらしい女だ。」

初めての時は、何か釈然としないものを感じてはいたが、なにぶん錯乱状態だったので、何も言えずに、濡らすことに、感じてしまうことに恥ずかしさを感じ、半ば認めてしまっていたようなものだったが、何度も陵辱されるうちに何か釈然としないものは大きくなり、そして言葉になりつつあった。

「濡れているのは、感じているのは私の体であって、私ではない。」

だって、そうではないか。薬を使われて濡れるのは私の意思だろうか。頭痛薬を飲んで頭痛が治ったからといって私の意思で治したとは言えないように、それは私の体が反応しているだけであって、私が濡れているわけではない。また、嬉しいと思うのが厳密に言えば私ではないように(私が嬉しいと思おうしたからといって嬉しくない状況が嬉しいとは思えないように)、感じたり欲しがったりしているのは私ではない。だから、私がいくら濡れていようと、感じていようと、それは私の体が反応しているだけのことであって、本当の私はあなたたちを最低で最悪な人間だと思っています。あなた達は私を犯して優位に立っているつもりかもしれませんが、それも私の体のことであって、本当の私は何ら犯されていません。

男達の責めが終わり、帰ろうとするときに、今までずっと考え、ようやく言葉になった、釈然としなかったものを、口にした。男は初め、何十日も犯し続け人形のようになっていた私が言葉を喋る、それも男達に対する批判を口にするという状況が理解できなかったようで、呆としていたけれど、言葉意味を理解すると顔を真っ赤にして怒り、反論も思いつかないらしく、男の手から血が出るくらいまでに、私の顔の骨が折れてしまうくらいまでに、ひたすら私を殴り続けた。ただ、ひたすらに。

体が送る痛みという信号を感じながら、私は自説の穴について考えていた。身体性の放棄どころか、喜怒哀楽の感受さえも放棄した私の考えは、裏を返せば、私というものがとても小さく、稀少になるということを意味する。だって、嬉しく思うのも、悲しく思うのも、楽しく思うのも、辛く思うのも、それは全て私ではなく、私じゃないものが思っているってことなんだから。そこに私はいない。私が感じていた感情や、私がしたと思ってたことは、私のものじゃないってことなんだから。私がいるのは、それらを実現するための折衝や調整に少し顔を出すときだけ。それ以外には私はいない。ただ、私の体という乗り物から見ているだけの存在

でも、もし男がそこをついてきても心配はなかった。それでも私は男を最低だと判断したから。自分がそんな小さな存在になってしまうとしても、今まで私だって思ってたものが私じゃなかったとしても。それだけは譲れなかった。

男が何か光るものを持ってきた。それが振り下ろされると目の前が赤く染まる。体が冷える。男の罵声が聞こえる。でも、とても愉快だった。とてもとても愉快だった。だって、こんなにしているのに、たとえどんなにしたところで、男は私を犯せない。汚せない。誰も私を犯せない。私を汚せないんだから。

2007-03-11

なぜ、きみはそんなにうれしそうにわらっているんだい?

バイト中、である。そろそろ日付が変わろうとしてる。午後11時33分。今日の業務も終わりにちかい。

はやくかえりたい。きのうは徹夜だった。朝になっても眠れなかったからそのまま出勤した。眠い。あくびをかみ殺す。

24時間前に来ればよかったのに。眠気。

見本を受け取りに3階へいく。最近は規則が厳しくなった。デスクにその旨を伝えバイトICカードを受け取る。

このバイトをはじめて2年以上経つ。なんだか最近はとてもたいくつだ。

もう一人のバイトさんはもう帰ってしまってオフィスに居るのは僕とデスクだけ。

まあ彼が居てもあまり話さないのだけど。

非コミュ。お互いに。

趣味は似てるんだけどな。嫌ってわけじゃない。むしろ金曜のバイトはお喋りしなくて良いから楽。

火曜に一緒になる女の子はお喋り好きでどうにも疲れる。可愛いんだけどね。どうにも疲れてしまう。

ふたりとも別に嫌いじゃない。これ以上仲良くはなれないだろうけど。

エレベーターで6階に降りる。すっと引っ張られるような感覚。三階下におりる。目的の部署へ向かう。

おつかれさまでーす。ありがとうございまーす。

脊髄から出てくる言葉意味のない。社交辞令? たいくつだ。とても。

ここ1年くらいはもう何も考えずに仕事が出来るようになっている。

だから徹夜明けなんてナメた体調でも仕事ができる。

はぁっ。とため息をつく。何もかもおもしろくない。数ヶ月間この状態だ。

まったくあきれてしまう。自分の弱さに。彼女に振られたくらいで。

なんだか胸にあいた穴をついばまれているような感覚。最近はもうめっきり仲良しです。憎らしい。

安っぽいな。そう思う。

テレビドラマなんてもう何年も見てない気がするけど、そこで繰り広げられる安っぽい恋の話よりも安っぽい自分を。

ぐるぐるとまわる。あたまのなか。眠い。頭はぼけーとしている。傍目に見てもフラフラしているかもしれない。

でも慣れきってしまった僕はそれでもカンペキ仕事をこなせる。バイトをしている最中の僕は人としては死んでいるかもしれない。

人形機械

まあどうでもいいや。時給高いし。見本は受け取った。

自分の部署へ戻ってファックスNYにしゅるりるると流し込んでメールを送って確認を入れればもうこんなところとはバイバイ。

ああ、おもしろくない。おもしろくない、かわりばえのしないルーティンワーク。

ため息のかわりにあくびをかみ殺す。極力フラフラしないように足早にそこから去ろうとする。

そんな僕の目の端にテレビ入り込んでくる。

何かのCMらしきものがやっている。

そこではとっても綺麗な切れ長の目の女の子ドレスを着て優雅に歩いていた。

なんて名前の子だったかな。柴咲コウにちょっと似ている。

流れるような動作。美しい。風のように流れていく。ひゅらりと。多分とってもいい匂いがするんだろう。

彼女が振り向く。投げかけてくる。蠱惑的な視線。

しなやかな長い指でポーチから何かを取り出す。たったそれだけの動作すらセクシーだ。

とても大事そうに、うっとりとそれに視線をおとす彼女

潤んだ瞳のその先にあるのは銀色デジタルカメラだった。

相変わらずあつく潤んだ瞳は今度はテレビの前の僕の方に向けられている。

一瞬の後、彼女の姿がぼやけていき商品の名前が出てCMは終わった。

僕は唐突に笑い出したくなった。滑稽だった。

彼女に振られたくらいで死にたくなるような気分におそわれている僕が。

「これって新製品なのよ。すごいでしょう?」とでも言いたげに艶やかにわらう女が。

別れた後にも『貴方のこと、尊敬してるし、人間として大好きだから、友達でいたい』なんていう僕の恋人だった女の子が。

そしてそれを受け入れてしまって、ことあるごとに「以前」に戻ってしまった彼女態度を実感して傷ついている僕が。

ははは。なんだよもう。すべてがやすっぽい。滑稽だ。おもしろすぎる。

徹夜明けのぐちゃぐちゃした頭の中がほのかに熱を帯びてくる。

我慢してもにやけ顔はとまらない。僕はおおいそぎで仕事を片付け、まだ寒い、そして誰もいない夜の大手町に駆け出すと、大声でわらった。

わらいつづけた。なみだがでてきた。

2007-02-22

人形の作り方

昼も夜もない白い空間で私は過ごす。一日を?一年を?一生を?時間はとうにわからない。もう何十年も経っている気もするし、何年かしか経っていない気もする。夜に寝て、朝に起きるなんて習慣も、もうなく、気づいたら起き、気づいたら寝ている。そして、時々こうして考える時があるだけだ。

食事は腕から点滴で、排泄は尿道にささったカテーテルで済ませているらしい。なぜ、らしい、なのかと言うと私にはそれが刺さっているかどうかわからないからだ。体の感覚はすでにない。だから、正確に言えば体が本当にあるのかさえ、わからない。あるのはただただ白い空間と、こうして考えてる私だけ。だから私が考えていない時、ここには何もないのかもしれない。もし、あるとするならば、ただただ白い空間に、出来損ないの人形があるだけだろう。時より考える、出来損ないの人形が。

そういえば、いつから人形のようになったのだろうか。私は回顧する。

ある日突然、私は全身麻痺になった。理由はもう思い出せない。そしてここに連れてこられた。この白い空間に。初めはまだ昼も夜もあったし、私は人間だった。ただ全身麻痺した人間だった。しかし、しばらくすると、それもぐらついてきた。それ以前は食事や排泄など、煩わしいだけだと思っていた。面倒なだけだと。しかし、いざ、食事や排泄をする必要がなくなってみるとどうだ。今まで持っていた多くのものがぐらつきだしたのだ。点滴は一定速度で落ちてくる。故に満腹もなければ空腹もない。ずっと同じ状態だ。しかも自らが咀嚼して嚥下するのではない。ただただ機械的に、ぽたり、ぽたりと落ちてくる点滴によってだ。自分ではどうにもならないそれによって、私は常に保たれる。満腹も、空腹もない状態を。そして私の命を。

排泄も初めは抵抗があった。しかし、すぐにそれは意味のないことだと知らされる。なぜなら何もないのだ。自ら排泄していた頃ならば、自らがコントロールできたそれが。全く、何も。だから、私はいつ排泄されたのかもわからない。感覚がないのだ。気がついたら排泄されていて、カテーテルを通して、尿バッグへと溜まっている。点滴と同じように。ぼたり、ぼたりと。

この頃から私は揺らぎ始めた。自分が。身体が。私は点滴によって生かされる。私の意思とは何ら関係のない点滴によって。そして点滴は私の体を通り、排泄される。これも私の意思とは何ら関係がなく、機械的に。自動的に。これを生きていると言えるのだろうか。私の身体だと言えるのだろうか。私はそのように考えるようになった。

そして何もない日々が止めであった。何ら変わることもなく、白い空間で点滴とカテーテルとの管となって、私の意思とは関係なく、ただただ生かされる日々。何日も、何年も、何十年も。私は生かされ続け、殺され続けた。

この考えも何度目、何十度目、何百度目、何千度目だろう。数え切れないし、数えられない。時間の感覚も、変化もないんだから。他のことはもう思い出せない。このことだけしか、人形の作り方だけしか私には思い出せない。

そして―それももう―終わりが近い――だろう。もう擦り切れ――だ。後――最後の一行程で―――完成――――だ―――――から――――――

そして人形ができあがった。もう考えることのない、完全な人形が。

2007-02-07

あー、人の一日をどんどん切り取りたい。観察したい

ランダムで選んだ誰かの一日を観察したい。

あ、この人は今寝てるとか。金魚に餌やってるとか。カフェ恋人と食事してるだとか。

競馬場で騒いでるだとか。勉強がんばってる偉いとか。ほうほう奥さん今日ハヤシライスですかとか。

あんたこんな女と付き合ってるのかよとか。コンビニの店員を延々と見つめてみたりだとか。お人形中の人だとか。

軽部真一の一日だとか。

やっぱランダムじゃなくてもいいな。軽部の一日みたいもん。あんなでも毎日小難しいニュースにも眼を通してたりするのかなー。それでいてエンタメばっかりやらされるのかな。

小学生の下校途中で遊んじゃう様子だとか、おいおい用水路で水せき止めて遊んでんじゃねえぞみたいな。

大会社の社長がお車に乗ってる様子だとか。電卓をぱちぱち立たいてあー目が痛いって目じりをぐりぐりってやってる様子だとか。

走る直前の陸上選手の様子だとか。吉野家で何を頼もうかななんて座る前に考えてる人の様子だとか。

水族館水槽の中にはいってパフォーマンスする人だとか。それを上から見ながらもくもくと餌ヤリしてる人だとか。

高層ビル窓拭きしてる人だとか。集金に来てこんこんってドア叩いて○○サーン?って呼んでる人だとか。

バスの運転手さんだとか。

どこかの誰かがウイイレをやってる様子だとか。芝生でサッカーしてる様子だとか。川原でサッカーしてる様子だとか。

何かの絵を書いているお子さんのそれを誰かに見せに行く過程だとか。

今日は何か予約する番組あるかなー?なんて思いながら番組表見てる人だとか。

うーん、こっちとこっちどっち買おうかなーなんて思ってる人だとか。

見たい見たい見たい。

温厚な人が激怒する過程とか。見たい。

でも綺麗なおねえちゃんが本日履いていく靴をどれにするか、本日の入浴剤はどれにするか迷うさまも見てみたい。

ホリエモンの一日を見てみたい。福井総裁の一日を見てみたい。

我が子の運動会を控えてがんばっちゃうお母さんを見てみたい。

何の変哲も無い通勤・通学の様を見てみたい。誰か一人を追ってみたい。

警察官犯罪者の視点を2つとも見たい、2つの正義をみたい、二人がどんな風に生きてきてそこで衝突して、この先どうなっていくのか、その人たちに関わる全ての人を見ていきたい。

何が伝わっていくのかみたい。

どこぞのサラリーマンの1年を記録したい。どれだけ成果をあげたのか、何をした1年だったのか。会社全体のどういうポジションの役目を入社してから勤め上げたのかとか。神の視点。

レコーディングの途中を見てみたい。

雪に混じる吐息の一つ一つをスローモーションで観察したい。

スローモーションで街の路面を蹴りだす足元が見たい。澄んだ空気と美しい靴の織り成す着地の瞬間を眺めたい。

高速道路を延々と良い画質で眺めていたい。流れるヘッドライトを目に当てたい。

朝日を、夕焼けを。ビルの谷間から、森の木陰に積もる木漏れ日を。

街を歩く誰かの視線になりたい。奪いたい。

新聞配達のお兄ちゃんの視線になってみたい。

砂漠を行くキャラバンの誰かの視線になってみたい。

数学者の瞳に、キャリアカウンセラーの瞳に、公務員の瞳に、漁師の瞳に、田舎のおばあちゃんの瞳に、我が子の瞳に、愛人の瞳に、修理工の瞳に、

考えているものの瞳に、生きているものの瞳に。

全部切り取って感じたい。

2007-02-01

題名:調律師はお腹が減った。ようるすに適当

携帯電話のなめらかさを口にした瞬間とろけそうで怖かった。

俺の兄ちゃんはティッシュを食ってた。

何かこのままじゃ駄目だと思って、俺は走り出した、ドアを突き破った。空まで飛べる。ジェット噴射。

いける、このままいける。誰だって抱ける。わかってくれるかこの気持ち。いける。俺はいける。やれる。

ドアから飛び出してすぐに左に曲がる、階段を下りる、降りる、降りる、下りる、四階分、いや、ここは四階だ、三回で充分だ。あぁ、じゃあここは、ここは一体どこ!!

目の前には目玉焼きが転がっている。なんて酷い有様だ、俺は目を伏せた。なんだかやばいところに着ちゃったみたいだ。

だから、単純に僕は梯子を上がった。目の前に梯子があったから。理由なんて要らない、そうだろ?

アパートから出たらそこは東京都T区なんとかなんとかで、目の前にはラーメン屋。ありふれた光景。俺はそのラーメン屋一度しか使ったことが無い、いや、あそこは中華料理店なのだろうか。

出前を配達している、目の前のアパートにも配達してくれるのだろうか。俺はまだ家から出ることが出来ないから届けて欲しい。俺は安全地帯から一歩も抜け出すことが出来ない臆病者だから中華料理屋の助けが必要だ。そうだろ?

いいか、よーく聞くんだ、そこを左に曲がって、もう一回左に曲がって、高低差5mほど距離にして40mを駆け抜けろ、その先に高低差8.5m距離にして5mの階段がある。そこは駆け抜けなくていい。お前にはまだ危険だ。

そこを上った先がゴールだと思うだろう。そう、ゴール。

大いに結構、大いに結構、昼下がり。会いたいね。出目金がこっちを向いて笑ってる。

俺は知らないだろうけど、お前はいい奴で。チョコレートくんない?と言えばくれる。俺は泣きそうになる。何で俺の為にそこまでしてくれるんだ。

うおおお

ここだけの話、俺はゲイじゃない。それだけは知っておいて貰いたかった。

わかるか、この世界の半分は結構いい感じになれるポテンシャルを持ってる。お前次第だって昔父さんから言われたことを思い出した。

トリケラトプスが好きだった俺の少年時代。でもプテラノドンも捨てがたく、ザク人形だってTDL人形だって大事にしてた。

左に曲がるとそこは海だった。とても眺めのいい風景で、風も少し強いが心地良かった。砂には少し貝殻がまじっていた。

隣には女、その隣には白い服をした執事。俺の手にはチョコレート。でも熱いからもう大分溶けている。でもそれでよかった。

俺の物語は終わらない、俺が打ち続ければ止まらない。

あ、いいなこれ。

海の深いとても下の方で、青い青い。泳げ泳げ。君よ泳げ。

それだけだ、世界は君のすることの全て。それだけ君は美しい。灯火のある方へ帰ろう。君は十二分に持っている。君は美しい。天真爛漫にずっと笑っていられる。そしてそれが素敵だ。

俺の物語は終わらない、俺は絶対にやめない。俺はガムと一緒にチョコレートを食べることを絶対にやめない。

無駄だっていわれようと、絶対にやめない。俺のそれは俺の兄ちゃんがするティッシュを食う行為よりは愚かではないはずだ。

排水溝の溝のあたりに俺は今転がってて、拾う奴なんていない。汚いからだ。あと、見た目も悪い。

それに恥ずかしい、俺はもう排水溝の溝のあたりに転がってる人形だから、それ以外になったらどうしていいかわからなくなる。

俺は排水溝の溝のあたりに転がっててそういうものだと思ってる、だから、どうしようもない。

でも雨が降ると、俺はたまに泣く。なんなのだろうと泣く。ここにいることの辛さに泣く。

煙たいバーで本を読んでいたその日、保安官がやってきた。おい、ここの責任者は誰だ。お、俺です。

お前か、最近話題のガンマンは。誰から聞いた。疾風ジェフか?そうだ、奴から聞いた。Shit!俺はそう言い切った。

保安官の一人を俺の自慢のマグナムで打ち抜いた(もちろん眉間だ)俺はふーっと銃口を吹くと猫になっているのを感じた。

この毛やわい。ひげ、長い。我輩は猫。

猫猫。うー可愛い。

そう俺は、何も持っていない。君たちの何千倍も持っていない。何万倍も持たない。何も。持ってるのは借金と醜い姿態だけ。

ここから俺は何かが変わってしまう。化粧水を拭って、セロリジュースを飲み込む。

神は君たちにも俺にも何も与えなかった。いいか、だから俺はお見通しだ。

君たちは俺が大好きだ。

いいね。わかったね。

赤黄緑青紫橙朱藍紺空

どうしたら勝てるのかとかそんなことしか考えられない。

いつまで立ってもそんなことしか考えられない。

別にもうなんでもいいからいつでも笑いたい。

全てを笑い飛ばしたい。

腹の立つ願望だ。

全てを笑い飛ばしながら且つ情熱的にやってみたい。

どうせもうおかしい。たぶん、俺の嫌いなものは全部おかしい。

たぶん、それで問題が無いと思う。どうでもいいことだ。

何したってもう大体笑えることになる。せめて。

せめて羽を持たない鳥がそれでも笑えるようにしてやりたい。そんな気持ち

眼もなにもかも閉じて

目の前のことは全てどうでもいいことだから。

仮初のお祭りごとは他に任せておけばいい。恍惚と踊れる人間だけは特別だ。

2007-01-26

もうどうでもよくなりそう

なんでこうも身近なところからしか動けないのだろう。あぁ、目に入ったものを最短のものをそこから何かを考えるだけ。

増田でもそうじゃ、昨日今日エントリーに書いてあった言葉や直前の言葉に振り回される。

最近、基礎または芯がなくなってしまったように感じる。生きているようで生きておらん。凄く薄っぺらい。もう駄目かもわからん。

ゆらぎが発生し過ぎている。たまらん。

筋を通すだとか、一本でいくだとかどこにいったんだろうか。テレビ雑誌や変わりゆく音楽や、どんどん映りゆく。瞳に耳に心に。一瞬だけ輝きを放つそれらに眼を奪われて、

何かを忘れる。つぎつぎと過去は薄くなる。未来過去を水増ししていく。濃いココアが飲みたい。刺激物はもういいよ。悲しくなってきた。

ほしいものは・必要だと感じるものは世界に対しての総量がとても少なく、感じられることは稀であるから、それを大切にしないといけないのだと思う。

なのに、目の前の出来事に、傾向に全てを奪われ、また全てを失う。

全てを放り出して、新しい女のところに向かう、動物のように、心を動かすものが目に入れば空っぽにして飛びつく。

子供の頃に抱いた人形を女に代える。その行為が大切なものを失わせているのではないか。ニュースに眼を通す大人になり、何が良くなった。

心に響くものは複雑なものばかりか?そうではないのではないか。探すうちに今まで持っていた資源を全部使ってしまって、何もなくなり。

書き記した紙は暖を取るために燃やし、心も磨り減り。乾いた生活を潤すことが出来ず、みずみずしさは失せ。

最小の単位存在している、極小の点に当たったところだけが全ての日々。

荘厳な住宅も形だけで、心は虚ろ。

こんな生物であるなら消え去ってしまいたい。通り過ぎるプランクトンを摂取するだけの日々。

何かになりたいのだろうか。形や行いではなく、心に何かを持ち続けたいのだろうか。アイデンティティが欲しいのだろうか。

全てを賛美することもされている中でくだらないと言い切ることもできず、疑うばかりで、満足も立ち止まりもせず、

瞳をあけつづけ針の一刺しを受けることに託すことすら出来ない。

美しいものを積極的に失うこと。怖れを抱かないこと。そうやって始めて美しい現実が見える。

2007-01-14

奈須きのこDDD感想

アリストテレスが固定した自然界の万物を構成する4つの基本要素、「地、水、火、風」の4大エレメントの思想は、やがて錬金術を生み出した。

地が暖まると火となり、地が湿ると水となる。寒く乾いたものが地。暖かさと湿り気を兼ね備えたものが風。

全ての物質はこの4大エレメントから構成されて、その比率を人為的に変更することで、卑金属を貴金属に変えようというのが錬金術の基本思想

物質世界は正方形をしていて、その4つの頂点にはそれぞれのエレメントが立っている。

正方形世界で重要な物質は、すべて「エッジ」に集まっている。3つ以上のエレメントが混じってしまったり、対立しないエレメントが混じった夾雑物は、全部「面」の上。

世界のほとんどは夾雑物からできていて、錬金術師はそこから純粋な物質だけを取り出して「エッジ」を目指し、そこから「頂点」にいたる道筋を追い求める。

幻想文学というのは、錬金術師が書いた文学、あるいは純粋な物質だけで作った物語だ。

幻想文学世界観の中では、世界を構成する基本要素は「鉱物人形、屍体、少女」。

少女少年とは交換可能なもの。この世界では、「大人」は夾雑物として取り除かれるか、あるいは矮小な「畸形」としてのみ存在を許される。

奈須きのこの新作「DDD」は、幻想文学世界観を正しく受け継いだ物語

狂言回しは畸形。主人公少年人形ハイブリッド。他にも鉱物属性を持った公安官とか、人形属性を持った敵役とか。

通常世界での「大人」は、物語世界では存在意義を持たないか、あるいは意義を持った存在に処理されるためだけに存在を許される。過剰な装飾とグロテスクさに満ちた病院や、主人公の住む部屋の描写。とても正しい幻想文学世界。

できればもっと追求してほしかったのが、登場人物の無目的性。

幻想文学世界の登場人物は、歪みがあるゆえに美しさが際立つ。

純粋な物質だけでできた登場人物が、その能力の全てを挙げて混沌に打ち込む、賛成と反対とを同時に望み、重力によって下降すると同時に飛翔したいと望んで叫び続けるようなバロック的な精神の世界が、幻想物語を駆動する原動力になる。

あれだけきれいな世界観物語をはじめてくれたんだから、やっぱり全ての登場人物にはどこか狂っていてほしいな、というのが読者としての願い。物語の筋なんてどうでもいいから、もっと狂ってほしい。美しい被造物には、理性なんて似つかわしくない。

以前見にいった「恋月姫人形」の展覧会には、純化するのに失敗した生き物多数。

ああいう人形趣味というのは、生活に疲れた50代後半の男性、「屍体属性を持った畸形」のためのもの。

魂吸われそうなぐらいにきれいなビスクドールと、すでに吸われてしまったのか、何時間人形みたいに固まってしまった観客の人、何人か。この世界に存在を許されるのは、ここまで。

会場の中には、ゴスロリの格好をした成人女性がいっぱい。

なんだか黒くてギラギラした服を着て、横方向にやたらと成長が進んだ、煮豚に韓国ノリを巻きつけたようなその生き物の群れは、4つのエレメントの混和をどう失敗したらこんなになるんだか。あれでみんなの目が虚ろだったりしたら、モンスターとしての存在意義もありそうなんだけれど。

2006-12-20

○那比

この2人はギザカワユスはスルーしてたのかw

ベッドの端にちょこんと座ってる綾ちゃん

人形みたいでかわいい

パンを切ってる麻美

慣れて無さがね

映像処理の関係で2倍の速さで歌ってた それ聞きたいんですが

明日買いに行く時間取れるかな

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