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2016-01-17

ビジネススクールでの学び

MBA経営学修士経営管理学修士)の取得に対する世間の目は厳しい。

「(MBAの知識は現場で)役に立たない、(MBAホルダーは)使えない。」

これは、ホルダーや現在進行形で通学している人は痛感しているところだと思うが、そんなことは当の本人が一番分かっている。

MBAの取得の意義はいくつもあるが、その一つ「自分ではできないことがあることを知る。」ことだと思う。

転じて、自分の強みや興味あるところにフォーカスして学んでいく、仕事に繋げていけばいい。

自分が通ったビジネススクール入学式では、人間力を磨け、と言われた。

どんなにビジネスに直結する知識や思考法を学んでも、仕事は人と人との繋がりで行うものいくら成績優秀でMBA取得できたとしても、人間力、魅力を磨かないと宝の持ち腐れだということである

当たり前のことであるが、つまるところは人である

かと言って、MBAに通いながら人間力を磨くことなんて容易いことではないが、否が応でも「働くこと」の意味を散々考える機会があるため、必然的に人との付き合い方、人の動かし方を考えることになる。

自然とこれまでの自分仕事の仕方、これから仕事の仕方を考えさせられる。

ビジネススクールに通って一番良かったことは、学んだ知識も然ることながら、経済界トップリーダーと呼ばれる人たちの考えや思想、熱意に触れることができたことだ。

新聞雑誌字面では綺麗事にに思える言葉も、直接語りかけられると言葉の重みが異なる。

意識高い系」などと揶揄する言葉があるが、意識高くて良いじゃないかと思う。

だってビジネス成功を夢見ているし、できることなら実現したい、幸せになりたいと思っているだろう。(ただし、成功幸せ定義は人によって異なる)

夢や希望を実現するために意識を高めることはモチベーションを高めることの一つでもある。

どうせ意識高く持つなら、行動も伴うともっと良い。

すべてのリーダーは皆意識が高い。そして行動する。当然失敗もあるが、成功するまで続ける。

これぐらいは、「意識高い系」の本や雑誌記事によく書いてある。強調したいのは、彼らはみな自分の夢や希望を実現させることに執着している点だ。

成功への執着心が半端ない

執着心があるから、一時の人とのぶつかり合いは気にしない。半端な人付き合いは蹴散らす。

失敗も成功のためのステップぐらいに思ってる。

しろ失敗の積み重ねをサクセスストーリーに織り込んでセルフブランディングしている人もいる。

執着は信念とも言い換えられる。

堀江貴文氏は「お金本質は信用だ」 (http://amzn.to/1QeDAGy)と言っているが、実現に執着して行動しているから信用され、結果的にもお金が集まる。これは単に所得としての儲けの話でなく、事業を自ら始めるための資金調達においても同じである

執着のレベル、度合いで成功が決まると思うと随分腹落ち感をあったことをよく覚えている。

そのぐらい執着した先に何があるか自分には分からないし、そんなに執着できることがないと悟ったのもビジネススクールで学んだことだ。

冒頭の「使えない」評価は、そのMBAホルダーに執着心がないことの評価でもあると思う。

ビジネススクールに通わなくても成功の実現に向かって執着心がある人はいる、ビジネススクールがすべてを解決してくれるなんてことは思っていない。

ただ、名目上、学術的な戦略論、会計学組織学がカリキュラムのコアであるが、ビジネススクールで得られる学びというのは、実際に通ってみて初めて見つかるものなんだなという感想である

ビジネススクールを頭ごなしに否定することは簡単なので、もし少しでも興味がある、キャリアについて思うところがあるなら、学校説明会とか近くのホルダーを尋ねて見ることをお勧めする。

彼ら彼女らは(当然だけど)ビジネススクールに通うことは否定はしない。代わりに、後押しになるアドバイスをすると思う。

半信半疑なら、一度自分の目で見てから判断したって良いと思う。

 
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