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2022-01-21

anond:20200917191944

『多様な食品』はパン食を週2回にまで増やす根拠となるのか?

これも既存の項目と近くなるのだが。

結論から言えば『多様な食品』という項目をもってパン食を週2回にまで増やすことが正しいとは言えないだろう。

通達尊重すべきとかそういうことは別として学校給食に対するメリットとして・・である

ひとつは、この個所があろうがなかろうが米飯給食中心である部分は変わらないからだ。

https://www.mext.go.jp/a_menu/sports/syokuiku/1407704.htm

学校給食実施基準の一部改正について 令和3年2月12日版

 食品構成については、「学校給食摂取基準」を踏まえ、多様な食品を適切に組み合わせて、児童生徒が各栄養素をバランス良く摂取しつつ、様々な食に触れることができるようにすること。また、これらを活用した食に関する指導食事内容の充実を図ること。なお、多様な食品とは、食品群であれば、例えば、穀類、野菜類、豆類、果実類、きのこ類、藻類魚介類、肉類、卵類及び乳類などであり、また、食品名であれば、例えば穀類については、精白米、食パンコッペパンうどん中華めんなどである。また、各地域の実情や家庭における食生活実態把握の上、日本型食生活実践我が国伝統的な食文化継承について十分配慮すること。

単純に和食中心の給食のうち、スキマを使って「食パンコッペパンうどん中華めんなど」と他の主食で取り合う事になりそうであるしかしそれは今起きていることに近い。それか多少増やしたとしてもパン食を週2回では多すぎる。

もう一つ。これは仮定に過ぎずはっきりしたことは言えないのだが。給食ひろばという団体分析でいえば、どうもこの通知はパン業界要望を反映したものであるらしい。

https://twitter.com/KyushokuJP/status/1159633373377073152

その成果も見えてきました。

大きなものとしては文科省から発出された学校給食実施基準の一部改正の通知文。この通知を読んだ瞬間に「あ、やったんだ」とわかりました。

食品構成表がなくなった今、パンだけでなく各食品業界の思惑や忖度がこの段落にひしめき合っています

http://mext.go.jp/a_menu/sports/syokuiku/1407704.htm

この投稿分析が当たっているか文部科学省担当者で無ければ分からない。

この通りパン業界の”成果”であるならば、『多様な食品』が盛り込まれている理由学校給食必要からというよりは、各社に配慮した記述にしたか・・・という可能性を考えてしまう。

とすればパン食を増やすメリットは稀薄であることになる。

内容を重視するにしてもパンにとってはうどん中華めんがライバルになり、パンは2回で麺は1回という目標は難しくなってくるのではないだろうか。

長くなり過ぎたので下記でも投稿した。

https://eex05182.livedoor.blog/

 
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