今日はいつも以上に気分が沈んでいる。最近、どうしても東京都知事である小池百合子のニュースから目が離せない。自分が住んでいる東京にとって彼女の言動が生活に直接影響を与えることが多いからだ。
あの「密です」というフレーズが一躍有名になった頃、自分もその言葉に若干希望を感じていた。しかし、日々の現実はそんなに甘くない。自分の職場である新宿のオフィスは感染対策がいまだに不十分で、毎日不安な気持ちで通勤している。
先日、テレビで小池百合子が新しい対策を発表していた。多くの人が彼女の言葉に耳を傾け、社会の変革を期待しているように見えるけど、自分は違う。もう何度も失望を味わっているから、彼女の言葉に一寸の信頼も持てなくなった。例えば、渋谷駅前のスクランブル交差点を見てほしい。毎日大量の人が行き交い、ソーシャルディスタンスなんてものは存在しない。
東京都が管理する病院の状況も酷い。自分の母親が先月足を骨折して、「都立広尾病院」に行ったが、待ち時間はなんと6時間。結局、その日は診察も受けずに帰ってきた。こんなことで、本当に都民の健康を守る気があるのだろうか?
一方で、記者会見やテレビ出演での小池百合子は、どこか上から目線に感じる。自分たち市民の声を本当に理解しているのか疑問だ。都庁前のデモを見ても、彼女はどこか異次元の存在のように感じ、現実の問題から目を逸らしているように思える。
最近では、彼女が推進する「Tokyoブランド」なるキャンペーンについても批判が噴出している。確かに東京は素晴らしい場所だが、そんなキャンペーンに莫大な予算を使う前に、もっと緊急性のある問題に取り組んでほしい。若者の就職難や高齢者の介護問題、さらには物価高騰による暮らしの苦しさ。政治家が本当に見るべき現実を無視しているように感じる。
そんな中で、一体どれだけの人が彼女を支持しているのか、自分には理解できない。日々ニュースに登場する、豪華な会議室での彼女の姿を見ていると、ますます距離を感じる。結局、自分のような平凡な市民の声は届かない。
先週、友人のA君と久々に新宿の小田急百貨店で会ったけど、彼も同じようなことを言っていた。「もう、政治には期待できないよな」と。自分たちは政治を変える力もないし、彼女のような大きな力を持つ人間に抗う術もない。
本当に、このままでいいのだろうか?ただ生きているだけで、日々の生活が一層苦しくなっていく自分にとって、何が希望なのかさえ分からなくなってきた。毎日が試練と絶望の連続で、心の平穏をどこで見つければいいのか、答えが見えない。