2023-03-13

懺悔

彼女がいた。

愛嬌があってたくさん甘えてくれる優しい子だった。

決して怒ることもなく、暴力ヒステリックもない、いい子だった。

俺は俺自身に多くの問題があるから、それを助けようとメモを残していったり、いつも連絡をくれたりしてくれる子だった。

いつも愛していると伝えてくれて、俺を褒めてくれる子だった。

太っていたけど、気にしない。本人も気にしないと決めていたから、俺も気にしない。

でも、その体にはいくつもの割れがあって、痛々しいものだった。彼女過去にはあまり触れた記憶はないが、何か多くの問題があったのだと思う。

彼女日本で一人で生きている。その前は精神病院に通い、自分メンタルヘルスと戦っていた。だから俺の痛みを理解し、寄り添ってくれた。

付き合うきっかけは初めて会った時に、「あなたと会えて本当に嬉しい。これはデートだよね?それともただの友達?」と言われた時

その笑顔を崩したくなくて、デートと言ってしまたこから始まった。

本当に俺のことが好きだったんだろう。俺は、その彼女が喜ぶ姿が好きで、色んな贈り物やサプライズをしてきたつもりだった。

いつも寂しい、恋しいと言うから自分匂いを思い出せるような香水をあげたり、体型が大きくてなかなか手に入らない好きな歌手Tシャツをあげたり

自分の好きな靴や、好きなにおいのハンドクリーム。喜んでくれてたなぁ。

贈り物は、自分がいつも相手のことを考えて、喜ぶ姿を想像していくものから過程にも意味がある。

そして、相手生活を彩るすべてのものが、自分存在であることを示す重要ものだと思う。

からプレゼントをした。物質主義的な考えかもしれない。彼女は逆に愛や言葉スキンシップで愛を伝えてくれた。

俺は薬のせいなのか、病気のせいなのか記憶が悪い。だから、家に帰ると彼女のことをどんどん忘れていく。辛かった。家に思い出がないのが。

から彼女からプレゼントが欲しかった。そこで少し喧嘩してしまったと思う。でも十分に修復が可能ものだと思う。

俺は将来一人で生きていきたい。誰かを好きになって、徐々に嫌いになっていって、好きだった頃の記憶自分自身否定していくのが嫌だから

両親を見てそれを強く思った。だから、どれだけ告白されても、貴重な青春だったとしても、誰一人彼女を作らなかった。

無責任決断で、首を縦に振ってしまったせいで、人の幸せを作り、それを自分の手で破壊してしまった。

まだ、それが数ヶ月だから大丈夫だと思いたい。もっと時間が経てば、相手にとって、もっと不幸だから

自分サポートしてくれる他の人のためにも、やっぱり自分は独り身である必要がある。誰かのものになるのは、自分を得られなかった人に重い傷を負わせてしまうから

彼女献身的サポートは本当に感謝でいっぱいだ。別れた今も、手元に残る彼女メモが、自分の心を温め、そしてヤスリのように傷つけていく。

でも、本当の問題自分自身にある。

自分努力ができず、不真面目だ。お金に困っている。計画的物事を進められない。

自分問題自分しか解決できない。人の精神的な支えを得て解決できるのなら、それは最初から自分一人で解決できる問題なのだから

自分は、結局のところ、自分問題を肩代わりしてくれる相手が欲しいだけなのではないだろうか。

献身的愛嬌のある、幸せになるべき彼女を、俺は幸せにすることができない。他の誰かに嫌われても、愛し続けることができるほどの器量がない。

やり直したいと言う彼女をどうすれば、私を忘れ、幸せにさせることができるだろうか。

  • 誰かのものになるのは、自分を得られなかった人に重い傷を負わせてしまうから これを友達が言ってるところを想像するんだ どんな気持ちになるよ

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